「
後立山連峰」とは,大雑把に言うと,
北アルプスの白馬岳から北葛岳辺りまでを指す。この辺りは,計5度訪れている。
初めての時は,八方尾根から
唐松岳を目指した。この宿には14年後にも泊まった。
とは言っても,初めて行った時は,残雪がどの程度あるかもわからず,下ノ樺辺りで引き返しを余儀無くされた。この雪ではどう仕様も無い。正面に見える不帰ノ嶮を通るのは,この翌年のことだ。
帰りには下界を覆う層雲が見えた。
不帰ノ嶮を通った山行では,
白馬大雪渓から登った。この当時は,多くの人と同様に白馬岳や槍穂が憧れだった。
白馬岳を2度目に訪れた時は,鑓温泉方面から登り,風吹大池まで行った。大出原では
クルマユリや
シナノキンバイなどの花を楽しみにしていたが,8月下旬とあっては時期が遅く,ウサギギクの花が一面に咲いていた。