2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧 - マトリョーシカ的日常

マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三分間ビックヌードルと聖なる侵入

間が空いてしまったが、フィリップ.K.Dick著の『聖なる侵入』についてつらつらと書いていくことにする。 世界はキリストイスラム協会(CIC)と科学遣外使節団(SL)に支配されていた。前者を率いるフルトン・スタトラー・ハームス枢機卿と後者の最高行政官である…

一郎さんの後悔はみんなの明日につながる/「僕が18年勤めた会社を辞めた時、後悔した12のこと」

驚くほどネガティブなビジネス書だった。これには後悔しか書かれていない。すがりたくなるような強いフレーズはどこにもなく、元気がでてくるような明るいエピソードもない。だからこそ読む価値がある。 著者の和田一郎、ICHIROYAと言えばはてなブロガーのみ…

苦味を所有したがる男の名前はエマニュエル/「聖なる侵入 新訳」

地球外の惑星で、ライビスは処女のまま子を妊娠する。その子は神「ヤア」であり、地球から追いやられた神は女性の体を使って故郷へ侵入しようとしていた。しかし、突入時の事故によりライビスは死亡。胎児のみが生き残った。胎児は神の記憶を失い、エマニュ…

文脈をあたえる

文章を書かないと肩こりがひどくなりそうなのでちょっと吐き出しておく。といっても、語ることはなにひとつない。今週も遊びほうけていたら、平日が終わろうとしている。好きに仕事をやらせてもらっているのはありがたいことだが、他の人に申し訳ない気分に…

丸投げという名の信頼はローマから/「ローマ人の物語22」

ヴィテリウスの死後、皇帝となったのはヴェスパシアヌスである。しかし、本書では彼はあまり表に出てこない。西方のガリアの反乱は筋肉むきむきムキアヌスに、東方のユダヤ戦記は息子のティトゥスに任せていた。本人はエジプトでじっくり待機。ほとぼりが冷…

ingress短歌

今月のお題 - はてな題詠「短歌の目」こちらの短歌イベントに参加することにしました。ingressの短歌を詠む。

Ingress初心者日記 第九回「あだ名をつけずにグリフを覚える」

Translatorメダルが実装された。*1 グリフハックの成功回数に関わるメダルだ。グリフハックはポータルのレベルによって一度に表示される回数が変わる。レベル1のポータルではひとつだけだが、レベル8では五つの絵を記憶してそれどおり描かなくてはいけない。…

人間はワクワクし、ときどき火星に仲間を欲しがる/「インターネット的」

糸井重里は『インターネット的』において、インターネットがもたらす変化について説明している。十年も前の話だ。人や物は有機的につながり、共有され、対等な匿名性のある立場に置かれる。インターネットは情報を手早く均質にやりとりする環境そのものであ…

健全な曇りある眼/ローマ人の物語21

ネロが自死した翌年は、皇帝が三人現れては消えていった。一年のうちに国のトップが三たび変わったのだ。不安定と表現するには生温い。ガルバ、オトー、ヴィテリウス。みな悪人というわけではない。ただ、各人の短所がタイミングよく働き時代の流れに押しつ…