中国、勝っちゃった。
いやなんの事って、昨日のバスケW杯のオリンピック出場枠のお話。
アジア勢は全て一次リーグ敗退、順位決定戦に回ることになったが、
31日17時に行われた対アンゴラ戦で中国が勝ち、
日本と同じく一勝で並んだので、その時点で日本は
このW杯で自力出場を決めんがためには、まずなんとしても
ベネズエラに勝たなくてはいけなかった。
その試合を見事なというか、マンガのような逆転劇で勝利した日本。
王手をかけた試合、苦しい中ほんとに感動のプレイを見せてもらった。
↑は27日フィンランド戦前、日本選手のアップの様子。
右手前から後方へ、シュートしようとしている河村選手その後ろ、吉井、川真田(赤のTシャツ)馬場選手。左手真ん中で両手を広げている(水色のバッシュ)のが、ベネゼエラ戦、大逆点の火ぶたを切ったチームの救世主、比江島選手。フィンランド戦の彼も良かった。
さてここからは沖縄の美しい風景と共に
場所は空港近くに新しく出来た瀬長島ウミカジテラス。
日本のバスケットボール競技は、プロ化してBリーグが出来るまで
それなりに紆余曲折や選手の不祥事もあり、プロ化したあとも、
国際試合での結果を出せないでいたために
プロスポーツとしての人気は、いまひとつなかった。
競技人口は決して少なくないバスケ、好きな人間は沢山いる。
小・中学校でバスケットボール部だった人は意外に多いし、
高速道路の高架下のバスケットゴールで、
遊びでシュートの練習をしている若者を見るのは珍しくない。
なのに何故、競技者としては続かないのか。
プロになりたいという夢が持てない。日本は弱いから・・・・
悲しいかな、これが最大の理由だろう。
バスケットボールの面白さは、シンプルなルールと多彩なプレイ
目まぐるしく攻守が変わるスピード感、
そしてまたちょっとの判断ミスで流れが変わったり、
1点2点の攻防が勝敗を分ける事・・・・だろうか。
加えて、いかに相手のミスを誘うか、ファウルの重要性、
そしてコート上の格闘技とも例えられるほど、
激しい接触プレイが多いのもバスケの醍醐味だ。
エキサイトするあまり・・・・これまたギリセーフな面白さのひとつではある。
彼らは実によく走る、フリースローの場面は貴重な休み時間だが^^;
そこでショットに集中するには、心肺能力のコントロールも要求される。
オフェンスは楽しいがディフェンスは苦しく、
シュートを外しリバウンドを取られ、守備に戻るのは見ている以上にしんどいはずだ。
そこでも相手とのスピードの差が決定機に繋がる。
つまり、持久力と瞬発力という相反する能力
苦しい中での判断力と集中力が必要な競技なのである。
相手を走らせ、自分たちも足を止めない。
素早くスチールしての絶妙なパス、
ドライブで切り込んでの華麗なシュート
スリーポイントラインよりはるか遠い場所からの3P。
我々はそんな攻撃の場面に目を奪われがちだが、
献身的にゴール下で体を張りジャンプし、
デカい相手とのミスマッチも果敢に当たりにいく
そして、個人技は決められずとも、
粘り強く相手の嫌がる守備でくらいついて
打たせてしまうか、ボールを外に出させてしまう、
そんな選手の姿にも賞賛を贈りたい。
明日土曜日は日本にとっては最終戦疲れも溜まっているだろうがここは正念場、がんばって欲しい。
日本vsカポベルデ、応援よろしく!!!