みじかびの きゃぷりてぃとれば・・・。
2016年 07月 21日
40代から50代にかけての巨泉氏は
そのキャラクターは全く正反対の生真面目人間だった亡父に
風貌がどこか似ていた。
つまり私の父も恰幅が良かったわけだが、病気になって晩年は痩せこけ
顔からは表情が徐々に消え、体の苦痛だけではない色々なものに
ただただ耐えているような日々だった。
病気は人を変える、まさにそれを目の当たりにしたあの数年を思い出し
きっと巨泉さんも・・・・などと昨日はニュースを見ながら父を思い出していた。
タイトルにした、今なら流行語大賞間違いなしの万年筆のCM。
当時中学生だった私の学校でもみんなこぞって
「・・・・はっぱふみふみ」と言ってたもんだった。
60年代から70年代にかけて小中学生だった我々の世代は
テレビっ子のはしりだったから、親が眉をしかめて見せたくない番組は
沢山あったが、そんなことをまじめに守っていると
学校で話題についていけないという時代だった。
中高校生の男の子たちがこっそり親に隠れて見ていたなんて
今思えば笑ってしまう伝説の深夜番組「11PM」。
あのピーシャバダバッドウワッ・シャバダバシャバダバシャバダバシャバダバ
今聞いても、深夜番組のオープニング音楽にしてはキャッチ―でしゃれていた気がする。
幸いにもというか「11PM」は長寿番組だったので、
もういい大人になって結婚してからは、私も大っぴらに見ることができた。
しかしどちらかといえば、私はむしろ藤本義一さんの曜日や
愛川欣也さんの曜日が面白かった。
特に忘れられないのは、愛川氏の放送で「エイズ」を取り上げた回。
1983年ごろだったかと思うが、日本ではまだまだこの病気についての認識は薄く
情報も少ない中、アメリカで新種の性病が流行り始めているらしいと言った切り口で、
アメリカ取材を交えた内容だった気がするが、とてもショッキングだったことは覚えている。
その後見た「ロングタイムコンパニオン」
どのエイズに関する映画よりも私には強烈な印象を残したアメリカ映画だった。
話が脱線した。
大橋巨泉氏といえば司会者としての認知度が高いと思うが
「クイズダービー」や「世界まるごとHOWマッチ」などより
私はなんといっても「ゲバゲバ90分」が大好きだった。
その後高校の同級生に、大学生になってから「モンティ・パイソン」を
教えてもらったりして・・・・。
そしてまた浅野順子さんと再婚されたときは
年の差に相当に驚いたけれど(時代ですねえ)
闘病をささえ看取られたとの報を聞くと
素晴らしいご夫婦だったのだなと切なくなった。
先日永さんが亡くなり、子供のころから親しんだ
私から見れば親の年齢に近い人たちが次々と亡くなっていくことに
自分自身の年齢を顧みればなんら不思議はないけれど、やはり寂しい。
好きなことを仕事にし、セミリタイヤ後は
季節ごとに過ごしやすい外国の地で暮らし、時々はTVに出て
刺激をもらい、気に染まぬことは極力しないという人生は
私達凡人には夢のようなことだが、ご自分の思うように生きられた分
晩年は壮絶な病との闘いに苦しまれたことを思うと
試練の与えられない人生なんてないのかもしれないと思えてくる。
ご冥福をお祈りしたい。
この曲は、巨泉氏がジャズ評論家を名乗っていた若き頃に訳されたタイトルを
後年誤訳だったと認められたという有名な後日談のあるコール・ポーターの名曲。
それについての詳しくは、長くなるのでどうぞネットでお調べを。
やはりこの人の歌声しかないでしょ。
この苦しそうな表情からもうかがい知れるハスキーヴォイスがクール。
それにしても上岡竜太郎さんはどうしてらっしゃるのだろう。
私も訃報を聞いて、とても寂しく残念に思いました。
巨泉さんのCM懐かしいです!11PMもクイズダービーも....
そうですか、お父様ご風貌が巨泉さんに似てらっしゃったんですね!
ブログにも書きましたが、私も、ふっと父を思い出す事が....
ヘレン・メリルのこのCD持ってます♬大好きなナンバーです!
でも、巨泉さんがタイトルを誤訳していた件は知りませんでしたので、
ググって来ました〜!marucoxさん、流石〜お詳しい♡
お勉強になりました(^ ^)あざーっす!
仰る通り、自分の歳を思えば仕方ない事と分かりながらも
次々と素敵な方々が旅立ってしまい、女性では、白川由美さんの訃報
とてもショックでした。
1日1日大切に過ごさなきゃです!
※探偵ナイトスクープの上岡龍太郎さんも良かったですよね〜!
こんばんわ。
父は嬉しくはないようでしたが^^;
私は特に大橋巨泉さんのファンというわけではありませんが
達者な語り口は当時テレビ業界を席巻していましたよね。
おお~この名盤をお持ちなのですね。
クリフォード・ブラウンのトランペットも聴かせるし
あのクインシー・ジョーンズのアレンジだそうですね。
あはは~お調べになりましたか。私も知ったのは最近なんです^^;
この場合、最後に「to」が付いているのが問題なんですよね?
「at」「in」「on」の使い分け、「for」「from」の使い分け
英語の前置詞って難しい。
「冠詞3年、前置詞8年」って言いますもんね、言わないか。
jane先生、またイロイロ教えてくださ~い
子供でしたが、「ゲバゲバ90分」の面白さは今でも覚えています。横断歩道をそれぞれの側から渡ってくる人たちが真ん中あたりでケンカして、また何事もなかったかのように離れていくなんてシュールなギャグは、その後モンティ・パイソンを観た時に「あ、ゲバゲバだ」って思ったほどでした(どちらが先かはわかりませんが)。
ビリー・ホリデイは、私も聴きはじめたのが遅い歌手です。たまたまビリーがけだるそうに煙草を吸いながら歌う映像を観て、そのかっこよさに魂を持っていかれました。その後、大橋巨泉が訳した「奇妙な果実」を読んで、ビリーに興味を持った次第です。今は雨の日に聴くことが多いかな。
ヘレン・メリルはボサノバを歌ったCD(アントニオの唄)があって、意外といいんですよ、これが。これからの季節にはピッタリです。
あ、「ツーユー」ももちろん名曲ですね!
早起きでしょ?
そうですね。
「ひょっこりひょうたん島」も子供に媚びないシュールさがありました。
当時私は小学校低学年でしたけど、高校生の時、同じ感覚を持った
友達とナンセンスなお笑いについて語り合った記憶があります^^
B・ホリディ・・・・のび君パパは絶対お好きなシンガーでは
ないかと思いましたが、聴き始めが遅いとは意外です。
「奇妙な果実」はD・ロスが主演の映画をTVで見たんですが
私にはよさが分からなくてさらに遠ざかっちゃいました^^;
私にとってジャズ・ボーカリストの頂点はE・フィッツジェラルドなので
すが、この歌はこの人が一番というのはありますね。
ヘレン・メリルの「アントニオの歌」レッスンでもやりましたが
是非聴いてみますね^^
コメントありがとうございます。
そうなんですね。私はジャズ評論家としての彼はあまり知らないのですが
コール・ポーターは好きでいろいろ聞いているうちに
このスタンダードナンバーにこんな逸話があったことを知った次第です。
ヘレン・メリルいまだご存命ですが、
彼女と日本とのつながりは深いようですね。
私、若いころチケットをもらってフェスティバルホールに
観に行った気がするんです。そのころはジャズに興味がなかったので
なんか行った気がするけど中身を全く覚えてないって感じなんですけど^^;
老婆って・・・・^^;