虚弱高校生が世界最強となるまでの異世界武者修行日誌 作者:力水
楠恭弥は優秀な兄の凍夜、お転婆だが体が弱い妹の沙耶、寡黙な父の利徳と何気ない日常を送ってきたが、兄の婚約者であり幼馴染の倖月朱花に裏切られ、兄は失踪し、父は心労で急死する。
妹の沙耶と共にひっそり暮そうとするが、倖月朱花の父、竜弦の戯れである条件を飲まされる。それは竜弦が理事長を務める高校で卒業までに主席をとること。
倖月家は世界でも有数の財閥であり、日本では圧倒的な権政を誇る。沙耶の将来の件まで仄めかされれば断ることなどできようもない。
こうして学園生活が始まるが日常的に生徒、教師から過激ないびりにあう。
ついに《体術》の実習の参加の拒否を宣告され途方に暮れていたところ、自宅の地下にある門を発見する。その門は異世界アリウスと地球とをつなぐ門だった。
恭弥はこの異世界アリウスで鍛錬することを決意し冒険の門をくぐる。
主人公は高い技術の地球と資源の豊富な異世界アリウスを往来し力と資本を蓄えて世界一を目指します。
不幸のどん底にある人達を仲間に引き入れて世界でも最強クラスの存在にしたり、会社を立ち上げて地球で荒稼ぎしたりする内政パートが結構出てきます。ハーレム話も大好きなので頑張って書きたいと思います。また最強タグはマジなので嫌いな人はご注意を!
一人でも読んでいただければ嬉しいです。
オススメ度 ★★★+
キーワード 近未来の日本 魔術が一般に普及
日刊ランキングで7話で43万字と興味深い話があったのでスコップ。
妹の安全と引き替えに、ハードモードな高校生活を送る主人公。
イジメなんて当たり前、リンチなんて普通、そんな日常。
ふとした事がきっかけで、自宅に異世界と繋がる魔道具を見つけた事により、いろいろと事態が動き始めることに――。
実力はないがハングリー精神過多な主人公が、異世界に行くことで急成長していく物語。
あらすじを読んでいる限り、ハードモードな高校生活も結構すぐ終わりそうな?
実際に呼んでみると予約投稿分を合わせて43万字だったというオチ。
実質的には1話が6000~9000字前後。43万字というインパクトのせいで少なく見えるが、充分に読み応えがある文量とクオリティだったり。
内容は、どこぞの劣等生の世界を少しだけファンタジーよりにした世界観?
現代編と比べて異世界編はどことなくチープな雰囲気があってちょっと残念かなー。
異世界で強化が終わったあとに、話をどう展開していくのか、ある意味見所。
43万字となかなかの文量を予約投稿してるみたいなので、毎日更新作品に飢えているという人にはちょうどいいかも?