2021年 09月 22日
「DEADWIND: 刑事ソフィア・カルピ」TVシリーズ シーズン1/12エピソード
「Karppi」…aka「Deadwind」2018 フィンランド/ドイツ
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自動車事故で夫を亡くしたソフィア・カルピは息子のエミルと亡くなった夫の連れ子ヘンナと共にドイツから故郷のフィンランドに戻って来る。未亡人となったソフィアは心の傷も癒えないままヘルシンキ警察に復帰する。上司のコスキマキに呼ばれサカリ・ヌルミを新しい相棒にするよう頼まれる。ソフィアは新しい相棒に不満だったが早速事件が起き二人は現場へ直行する…
海の側の建設現場に埋められていた遺体はアンナ・ベルダーレと確認される。アンナは花嫁が持つ白いカラーの花束を胸に抱いていた。そしてその現場は風力発電会社テンポ社に属する海岸だった。
ヌルミが”妻殺しの一番の犯人は夫だ。”と言うがカルピは受け付けない。アンナの夫ウスコに二人の娘が残され、彼にはアリバイがあった。やがてアンナがテンポ社の仕事に関わっていたことが判明し、風力発電の研究者である妻帯者のアレックス・ホイッカラがアンナと関係を持っていたことが明らかになる。
アンナを殺害した犯人は誰?
紆余曲折(犯人が捕まるまで12エピソードもあった)の後、カルピとヌルミは犯人を見つけだしエンディングを迎える。
とてもスリリングで見応えのあるドラマ。”北欧ノワール”と呼ばれるフィンランド舞台映画なのでもっとダークかな?と思ったけどそれほどでもなかった。寒々としたフィンランド、ヘルシンキの景色がドラマを盛り上げる。
カルピとヌルミのコンビ。初めはギクシャクしたけど次第に好意を抱く。しかし刑事ゆえ個人的な感情を封印する二人。目が訴える二人の表情がちょっと切ない。
ソフィアはいつもボサボサの髪でヘンナに”髪をとかしたら!”なんて言われている。そういえばソフィアが髪をとかすシーンを見たことがない(ソフィアはスーパー級に多忙な日々を送る女性)。ヘアブラシを持っていないのかも?
幼い息子を抱えながらの刑事ってものすごく大変だと思う。夜中であろうがいつ何時でも出動しなきゃならないし現実には無理かも?と思ったけどドラマだから許してしまった。
ソフィア・カルピを演じるピヒラ・ヴィータラはグリム兄弟の童話をベースにしたファンタジーホラー「ヘンゼル & グレーテル/2013」に出演している。ジェレミー・レナー&ジェマ・アータートンしか覚えていなくて今一度観て見たい。
ソフィア・カルピにピヒラ・ヴィータラ。
サカリ・ヌルミにラウリ・ティルカネン。
ヘンナにミモザ・ヘレナウィラモ。
エミルにノア・トーラ。
ウスコ・ベルダーレにヤニ・ヴォラネン。
アンナ・ベルダーレにパメラ・トラ。
アレックス・ホイッカラにトンミ・コルペラ。
タピオ・コスキマキにライモ・グレンバリ。