2011.03/27 [Sun]
3月の病記・想像力を試される
今回は内容が暗いので、飛影の画像になごめる方だけお読みくださいませ。
想像力を働かせて見ても、現実には遠く及ばない時があります。
ヒトは自分の経験したことから、自分の身の丈から、大きく越えることはできないようです。
(まれにいるが、少数だと思うので除外)
(まれにいるが、少数だと思うので除外)
たとえば、計画停電。
「自分の高齢の両親宅は停電しなかった。ラッキー」
と、公共のネットにコメントするヒト。
それを読む他人の気持ちにはまったく配慮がなされません。
「ラッキー」と思うことは自由だし、自分のまわりだけで「ラッキー」と言ってるのは罪になりません。
しかし、「ラッキー」と声高に述べることの危険さに気が付いていないこのヒトは、恐らく想像力が相当欠けているのでしょう。
「自分の高齢の両親宅は停電しなかった。ラッキー」
と、公共のネットにコメントするヒト。
それを読む他人の気持ちにはまったく配慮がなされません。
「ラッキー」と思うことは自由だし、自分のまわりだけで「ラッキー」と言ってるのは罪になりません。
しかし、「ラッキー」と声高に述べることの危険さに気が付いていないこのヒトは、恐らく想像力が相当欠けているのでしょう。
被災した人たちに役立ててもらおうと寄付金を送る行為と、「自分のところに地震がなくて良かった」と思うことは矛盾しないのです。
今、東北ではもっと大変なはず。。。と考えながらも、食料が充分にないことに憤る、普通のヒトたち。
ヒトというのは悲しくもそういう生き物なのです。
今、東北ではもっと大変なはず。。。と考えながらも、食料が充分にないことに憤る、普通のヒトたち。
ヒトというのは悲しくもそういう生き物なのです。
今回の地震は、私が生まれ育った中で体験した初めての大きさでした。
大きく横揺れし、それが長く続き、その後縦揺れが来ました。
「もう終わる?まだ終わらない?」
後に5分は揺れたと知り、5分の揺れの長さに驚いたものです。
その間、私は、ずっとダイニングテーブルの椅子に腰掛けていました。テーブルの下にも隠れず、ずっと天井を見ていたのです。
揺れが終わって真っ先にしたことは、NHKをつけることでした。
大きく横揺れし、それが長く続き、その後縦揺れが来ました。
「もう終わる?まだ終わらない?」
後に5分は揺れたと知り、5分の揺れの長さに驚いたものです。
その間、私は、ずっとダイニングテーブルの椅子に腰掛けていました。テーブルの下にも隠れず、ずっと天井を見ていたのです。
揺れが終わって真っ先にしたことは、NHKをつけることでした。
(私は普段テレビを見ません。 だから、すぐにテレビのスイッチをいれたのが非常に異常な行為だというのは自分だけが知っています)
NHKには災害用定点観測及び報道のシステムが全国にあるのです。
この揺れが、異常な事態だというのが直感できました。
その時はまだ津波は来ておらず、NHKでは、東北太平洋岸への地震警報を流していました。。。
NHKには災害用定点観測及び報道のシステムが全国にあるのです。
この揺れが、異常な事態だというのが直感できました。
その時はまだ津波は来ておらず、NHKでは、東北太平洋岸への地震警報を流していました。。。
数日前、都心の大学病院に、定期検査と診察と薬をもらいに行きました。
節電のため、現在都心に向かう私鉄は7割の運行率ですが、昼の各駅停車はそこそこの混み具合ながら、途中で急行に抜かれないので(急行は停止している)とてもスムーズだと思いました。 朝夕のラッシュ時以外は、ずっとこれでもいいくらいです。
電車と違い、病院はすいていました。
地震があったから、病院は逆に混んでると思って、予約時間よりずっと早めに出てきたのに。
がらがら、に近いのです。 普段の混み具合は何だったんだろか?
不要不急の患者がそんなに居たのか?
不審ですが、ま、それはおいといて。
担当医に、ステロイドを2週間分余計に処方されました。
恐らく、病院の方針になったのでしょう。
災害時に、病院に行くのはおろか、薬が手に入りにくいのが、よくわかったからです。
少しでもリスクを下げるために、余分に処方されたステロイドは、
「必ず所持すること」 と厳命されました。
震災発生以降何度も、胸をはたと突かれることはありましたが、この時は、アタマを殴られた気持ちでした。
私は膠原病(SLE)でステロイドを常用しています。
ステロイドはその他色々な病気の対症療法に使われますが。。。副作用が強いため、摂取には医師のコントロールが必要で、飲む飲まないを自分の判断で決めることはできません。
節電のため、現在都心に向かう私鉄は7割の運行率ですが、昼の各駅停車はそこそこの混み具合ながら、途中で急行に抜かれないので(急行は停止している)とてもスムーズだと思いました。 朝夕のラッシュ時以外は、ずっとこれでもいいくらいです。
電車と違い、病院はすいていました。
地震があったから、病院は逆に混んでると思って、予約時間よりずっと早めに出てきたのに。
がらがら、に近いのです。 普段の混み具合は何だったんだろか?
不要不急の患者がそんなに居たのか?
不審ですが、ま、それはおいといて。
担当医に、ステロイドを2週間分余計に処方されました。
恐らく、病院の方針になったのでしょう。
災害時に、病院に行くのはおろか、薬が手に入りにくいのが、よくわかったからです。
少しでもリスクを下げるために、余分に処方されたステロイドは、
「必ず所持すること」 と厳命されました。
震災発生以降何度も、胸をはたと突かれることはありましたが、この時は、アタマを殴られた気持ちでした。
私は膠原病(SLE)でステロイドを常用しています。
ステロイドはその他色々な病気の対症療法に使われますが。。。副作用が強いため、摂取には医師のコントロールが必要で、飲む飲まないを自分の判断で決めることはできません。
誤解を恐れずに言えば、死んだことはないので死者の気持ちは解りません。
が、身内を亡くしたことがあるので、大切な人を亡くした人の気持ちは理解できる、気がします。
死ぬのは可哀相ですが、生きるのもまた地獄だ、と思います。
私は、ステロイドを3日以上飲まなかったことがあり、そのつらさは想像を絶しました。
5日目には、あまりの苦しさに、殺して欲しいとまで思ったのです。
今、突然の災害にあったら。。。
死んだ方が楽だったと思う苦しみは、あります。
死んだことがないからそう思うのです。
そして、そう思った被災者がどれほどいることか
ステロイドもそうですが、インシュリン投与される糖尿病患者や、人工呼吸器をつけた患者や、人工透析が必要な患者、内分泌系疾患患者の薬は待ったなしです。 もっともっといるでしょう。
凡人の私にはアタマで解ってるつもりでも、やはり自分に置き換えないと理解できないことが多いのです。
命からがら逃げ、暗く、濡れて寒く、何も持たず、何も知る術がない時。。。
私はひっそりと声をあげずに泣きました。
亡くなった方々に、ではありません。
つらく苦しくても生きてたらもう死ねない。 それがどれほど恐ろしいか、怖かった。。。
定期検査では、白血球数値が普段より激減した以外普段と同じ。
普段の私の白血球数値は、健常人の1.5倍。 それが健常人の最低レベルまで下がってしまいました。
それでもステロイドで免疫を落としてるのです。
先が見えない。
とりあえず3日間、寝ました。
寝られる自分の環境に深く感謝しつつ。
No title
ただ、それでも、たまさまが無事でいてくれててよかったな~…っと、まんまるは思うのです。