さて、今日現在、積雪なし。除雪作業がなくて身体は非常にラクです! ただ、これも今週末までかなと思います。来週からは間違いなく“冬本番”だと思います。2ヶ月半程の除雪シーズン、しっかりと頑張りたいと思います!
先週に引き続き、Y.M.O.のベストアルバムのお話しです。Y.M.O.のベストは数えきれないほど発表されています。メンバーが直接、監修に携わったもの、レーベル主導で勝手に発売されたもの、様々です。メンバーが監修したものは“公式”なのですが、“メンバーの思い入れ”があったりして、「本来、収録されないといけない楽曲」が落ちていることも。そこで、本日のオススメは、レーベルが勝手に「やっつけ」で発表した「SUPER BEST OF YMO」という98年発表の2枚組ベスト。“レーベル主導”ということで“第三者視点”で選んだ代表曲がほぼ年代順に無難に選曲されていて、収録楽曲36曲、2時間30分の大作に仕上がっています。手っ取り早く彼等のヒストリーを追うのにはコレが一番かなと僕は思っております。中古でかなりの安値で購入できるのも魅力かな。
先日、放送局より「年末年始の収録番組の音源は20日までに提出を」というお達しがあり、次回の収録作業では「4週分」の収録をすることになりました。「4週分」は初めてではありませんが久し振りです。ということで、原稿作成に追われております(笑)。
ということで、
第780回放送の(’21年12月11日・’22年1月9日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. THIN LIZZY / COLD SWEAT ('83年発表12th「THUNDER AND LIGHTNING」)
2. CHTHONIC / BLOODY WAVES OF SORROW ('11年発表5th「MIRROR OF RETRIBUTION」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. nuvc:gu / CRYSTAL MOON ('98年発表BEST「BEST SELECTION 1993-1998」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. ZELDA / 浴ビル情 ('87年発表4th「C-ROCK WORK」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 氷室京介 / わがままジュリエット ('16年発表BEST「L'EPILOGUE」)
6. 氷室京介 / FUNNY-BOY ('16年発表BEST「L'EPILOGUE」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 小松未歩 / 願い事ひとつだけ ('98年発表3rd SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. CONCERTO MOON / THE NIGHT TELLS THOUSAND LIES ('20年発表13th「RAIN FIRE」)
今回の目玉は、ZELDAの浴ビル情。ニューウェーヴ期の彼女達はイイですねー!
1. THIN LIZZY / COLD SWEAT
この作品はTHIN LIZZYのオリジナルラスト作であります。“最終作”ということを知った上で加入したギタリスト、ジョン・サイクスのプレイが堪能できる作品です。サイクスの攻撃的なプレイもあって、THIN LIZZYの作品では最も“メタル色”の強いアルバムとなりました。この「COLD SWEAT」という楽曲はバンドの中心人物であるボーカリスト、フィル・ライノットとサイクスによる唯一の共作曲であり、本作品のハイライトともいえる楽曲であります。THIN LIZZYに関しては6th「JAILBREAK」9th「BKACK ROSE」から聴くのがいいのかも知れませんが、このラスト作から聴いてみるのもアリかも。
2. CHTHONIC / BLOODY WAVES OF SORROW
CHTHONICは台湾のシンフォニックブラックメタルバンドであります。僕が昔、メタル専門ショップで「デスメタルとブラックメタルの違いは?」と店員さんに尋ねたところ、「ボーカルが甲高い声でギャーギャー歌っているのがブラック」と教えてくれて「あ、なるほど」と思いました。ということで、このCHTHONICはブラックです(笑)。僕がこのバンドの音を聴くキッカケになったのは雑誌での高評価もありましたが、紅一点のベーシスト、ドリス嬢の美しさでしたね。このバンドの魅力はブラックメタルでありながら、“オリエンタル”な要素を楽曲に持ち込んでいるところでしょうね。
3. nuvc:gu / CRYSTAL MOON
“和製DEAD OR ALIVE”と称されたバンドです。インディーズ時代は「VOGUE」として活動していましたが、メジャー進出を機に改名。著作権の問題があったと思いますが、個人的にはこの改名が失敗だったと思います。インディーズで音源を発表せず“満を持しての”メジャーデビューだったのにインパクトが小さくなりましたね。同世代のバンドではほとんど見られなかった“デジロック”のスタイルは個性的でしたが、それ程の成功を収めることが出来なかったのが残念でしたね。
4. ZELDA / 浴ビル情
活動後期には音楽性が“ワールドミュージック”にシフトするZELDAの“ニューウェーヴ期、最後の作品”がこのアルバムとなります。ZELDAに関しては高校時代から存在は知っていましたが、音源を揃えて聴いたのは4年程前であります。ただ、僕は「大人になってから聴いて良かったな」と思っています。それはZELDAの音を高校時代に聴いていても“好き”にはなれなかったと思うから。当時の僕のキャパでは彼女達の音楽性を受け止めきれなかったと思うからです。個人的には初期から中期にかけての“ニューウェーヴ期”が気に入っています。
5. 氷室京介 / わがままジュリエット
6. 氷室京介 / FUNNY-BOY
さて、「氷室京介特集」11週目、最終回です。BEST「L'EPILOGUE」は彼の最終作でオールキャリアベストです。“オールキャリア”ということで、BOOWY時代を含めてのベストであります。ただ、BOOWY時代の楽曲に関しては自身が作曲した曲を選曲していて、再録音で収録しております。あくまでも布袋作曲の楽曲をチョイスしていないのは拘りかな。今日は2曲ともBOOWY時代の楽曲で「わがままジュリエット」はシングル曲で代表曲でもある楽曲。「FUNNY-BOY」はブレイク前の2nd収録曲です。個人的にはこの楽曲の選曲が嬉しかったですね。彼のソロキャリアを振り返ると、オリジナルアルバムの数に比較するとベストアルバムの数が多かったと思います。ベストに関しては活動後期は正直、乱発感がありましたね。
7. 小松未歩 / 願い事ひとつだけ
彼女はビーイングの関西を拠点としたレーベル「GIZA」所属のアーティストです。ビーイング所属アーティストはメディア露出を極力抑える戦略を取りますが、その中でも彼女はデビュー以降、テレビ、ラジオはもちろん、ライブも一切行わなかったアーティストです。メロディーラインが特徴的で個人的には好きだったアーティストですね。ルックスもかなり良かったので“動いている彼女”を観てみたかったですね。
8. CONCERTO MOON / THE NIGHT TELLS THOUSAND LIES
CONCERTO MOONの活動歴も25年となりました。ボーカリストも現在の芳賀さんで4代目となります。ボーカリストに関しては3代目、4代目と“ハイトーン”で、初期に回帰しています。これはやっぱり、リーダーの島さんが「このバンドの音楽性では、ハイトーンボーカル」という判断を下したのが原因かな。ま、音楽性も様式美からパワーメタル、そしてまた様式美、と変遷していることもありますかね。個人的にはこのバンドには“様式美”を求めているので、この路線で進んでいって欲しいですね。
来週は「FIREHOUSE」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.049 ON AIRリスト
globe / CRUISE RECORD 1995-2000 ('99年発表)
放送時間は2時間24分。深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです!
以上!
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放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始