さて、先日「45 Godiego 1976-2021」という“ゴダイゴのすべてがわかる一冊”を買った、と報告しましたが、それ以来、僕の部屋ではゴダイゴの楽曲が多く流れております。僕が小2の時に初めて買ったシングルレコードの1枚が彼等の「ホーリー&ブライト」で、中学卒業時に初めて買った“CD”も彼等の「THE BEST COLLECTION」。その後も、札幌での学生時代に親からの仕送りを勝手に10枚組「15th Anniversary Godiego Box」の購入に使ったり(笑)。そんな訳で彼等のシングル音源とアルバム音源は全て揃っているのですが、“手っ取り早く聴く”という時にはやっぱり“ベストアルバム”を選んでしまいます。一般的な定番は「GODIEGO GREAT BEST VOL.1」なのですが、僕のオススメは「ゴダイゴWデラックス」という2枚組。この作品の特徴は「全曲英語バージョン」。「銀河鉄道999」も「ガンダーラ」も「ビューティフル・ネーム」もすべて英語バージョンでライブでの重要曲も収録。実は彼等の楽曲は9割以上が英語なので彼等の“真の姿”を味わえるベストかと思います。現在は廃盤なので、中古で見つけたらゲットすることをオススメします。
ということで、
第776回放送の(’21年11月13日・’21年12月12日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. AMARANTHE / CALL OUT MY NAME ('11年発表1st「AMARANTHE」)
2. CAIN'S OFFERING / CHILD OF THE WILD ('15年発表2nd「STORMCROW」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. LUCA / rise again ('98年発表Mini「CREATION」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. MESCALINE DRIVE / Ass Hole ('89年発表1st「SPOONY SELFISH ANIMALS」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 氷室京介 / LOVER'S DAY ('01年発表BEST「Ballad La Pluie」)
6. 氷室京介 / CLOUDY HEART ('03年発表BEST「Case of HIMURO」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 松原みき / 真夜中のドア〜Stay With Me ('79年発表1st SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. VIGILANTE / LIARS ('98年発表1st「CHAOS-PILGRIMAGE」)
今回の目玉は、MESCALINE DRIVEのAss Hole。これはイカしていると思います!
1. AMARANTHE / CALL OUT MY NAME
AMARANTHEはスウェーデン出身のエレクトロニコアバンドです。“エレクトロニコア”というのは「メタルコアと電子音楽が融合」したジャンルだそうです。私も最近知りました(笑)。私は「トリプルボーカル」というのが気になりこの1stを購入したのですが、コレが非常に良かった。エレクトリックなメタルコア、というのが新鮮で衝撃的でしたね。メタルの“新時代”を感じましたね。何よりもメロディーラインが素晴らしかったですね。1stとは思えない完成度だと思いました。メタル初心者にも聴きやすい音に仕上がっていると思います。
2. CAIN'S OFFERING / CHILD OF THE WILD
このCAIN'S OFFERINGはSTRATOVARIUSのボーカル、ティモ・コティペルトと元SONATA ARCTICAのギタリスト、ヤニ・リーマタイネンが率いるバンドであります。09年に1stを発表したときは“1作限りのプロジェクト”と思われましたが、6年のブランクを空けて2ndを発表しました。1stの内容がファンから絶賛されたので、この2ndもかなりの期待を持たれました。結果は期待を裏切ることのない傑作に仕上がりました。音楽性を簡単に言うと“ストラト+ソナタ”なので、メロスピ好きにはたまらない内容です。ここで聴かれる楽曲とヤニ脱退後のSONATAの6th以降を聴くと初期SONATAの楽曲でのヤニの重要性が改めて判りますね。
3. LUCA / rise again
このLUCAは山口県出身の“ソフト”ヴィジュアルバンドであります。このバンドも当時のV系紹介番組「Break Out!」出身となります。ボーカルに関してはかなり上手いと思います。作品もそんなボーカルを前面に出したつくりでしたね。この楽曲はサビから入る“王道ビートロック”楽曲ですね。個人的にこのような“判りやすい楽曲”は好きですね。調べてみるとこのバンドはCDデビュー以前はダークな音楽もやっていたとのこと。その路線も聴いてみたかったな。「Break Out!」出身バンドはソフトヴィジュアル系が多かったですね。やっぱテレビで紹介となると過激なモノは敬遠されたのかな。
4. MESCALINE DRIVE / Ass Hole
初登場のMESCALINE DRIVE。私、実は高3の頃、この1stを入手したのですが、当時の私はガールズバンドにこのような“本格的”な音を求めていなかったのか、程なくして手放してしまいました。最近になって、「今聴いたら、感覚が違うかなあ」と思い、中古で買い直ししたところ、「あ、スゲー、カッコイイじゃん!」となりました。このバンド、とにかく演奏力が高く、ボーカルの内海さんがバイリンガルなこともあって、英詞のボーカルも非常に良いです。バンドは後にNEWEST MODELと一体になってソウル・フラワー・ユニオンに発展しますが、個人的にはこの初期の“ガレージロック”的な音が好きですね。
5. 氷室京介 / LOVER'S DAY
6. 氷室京介 / CLOUDY HEART
さて、「氷室京介特集」7週目です。BEST「Ballad La Pluie」は初のバラードベストであります。氷室さんというと“ロック!”というイメージがありますが、こうしてバラードだけのアルバムを聴くと“シンガー”としての実力を見せ付けられますね。このベスト、かなり内容が良いです。BEST「Case of HIMURO」は前作のバラードベストから1年半の発売です。正直、「また、ベストかよ…」とも思ったのですが、このアルバムの目玉は「ソロ後、初のBOOWY楽曲解禁!」ということでBOOWY時代の3曲のセルフカバーを収録したことでした。ただ、布袋さん作曲の楽曲をチョイスしていないところに拘りが感じられますね。この「CLOUDY HEART」はアレンジもピアノをフィーチャーし、また、ラストに歌詞を追加したバージョンです。
7. 松原みき / 真夜中のドア〜Stay With Me
近年、海外でも“ジャパニーズ・シティポップ”が注目を浴びていますが、この楽曲はその中でも珠玉の1曲。この曲は松原さんのデビュー曲になりますが、参加ミュージシャンが素晴らしい。ギター、松原正樹・ベース、後藤次利・ドラムス、林立夫・サックス、ジェイク・コンセプション、という超一流どころで制作しております。この楽曲と同時期に竹内まりやさんに「September」を提供した作曲者は一躍注目を集める存在になります。もうお判りでしょう?
8. VIGILANTE / LIARS
僕が初めて買った“メタルディスクガイド”で存在を知ったバンドです。“日本デビュー前にドイツのレーベルと契約が成立”と紹介されていたのが気になり、購入を決定。“ハイトーンボーカルは世界的にみてもなかなかいない逸材”とも書かれていましたが、聴いてみて「あ、なるほど。これは強烈だな」と思いましたね。個人的にはプログレ的な楽曲とこのボーカルでQUEENSRYCHEを彷彿とさせましたね。一部のマニアにしか知られていないのが少し残念ですね。世界で勝負できる仕上がりの作品だと思うのですが。
来週は「CARCASS」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.045 ON AIRリスト
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放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始