この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗
2024年 06月 01日
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_23323065.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202405/31/77/d0394977_23323065.jpg)
その第2弾の旅行に行って来ました。
妹にそのことを話すと
「え~!喪中なのに神社へお参りに行くん?」と
やや批判めいた反応でしたが
忌中期間が過ぎ四十九日の供養が終われば「忌明け」なので
私的には問題はないんじゃないかと思っています。(笑)
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_00314998.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_00314998.jpg)
黄泉比良坂(よもつひらさか)に来たかったのです。
古事記に、黄泉の国と現世の境目として登場するのが
黄泉比良坂です。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_00382693.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_00382693.jpg)
ざっくりと説明すると
イザナギノミコトが、先立った最愛の妻イザナミノミコトを慕い
黄泉比良坂を通って黄泉の国を訪ねます。
ところが変わり果てたイザナミノミコトの姿に驚いたイザナギノミコトは
命からがら現世に戻ってきます。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_00492367.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_00492367.jpg)
千引の岩(ちびきのいわ)であるとされています。
(この岩の下の地中深くに黄泉の国があるのかな?)
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_00565093.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_00565093.jpg)
最初は怪しい”心霊スポット”のような場所かと思っていましたが
来てみると山裾に広がる清々しい空気に包まれた明るい場所でした。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_01193053.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_01193053.jpg)
5年ほど前に設置されたので以前に来た時はありませんでしたが
今回はこのポストに魅かれてここに来ました。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_01211750.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_01211750.jpg)
ここで両親にあてて手紙を書いていると
不覚にも目頭が熱くなってきました。
生きている人間が行くべき場所ではない黄泉の国ですが
こんな形で想いを届けてもらえるのは素敵なことではないでしょうか。
日々、仏壇やお墓の前で手を合わせますが
それとは違う何かを感じます。
手紙をポストに投函した後
落ち葉を掃いている男性がいらっしゃったので
話しかけてみると興味深いお話を聞かせてもらいました。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_01391276.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_01391276.jpg)
10月6日に放映をしたところ
1年間に1700通ほどの手紙が投函されていたのが
その10月だけで2000通もの手紙が投函されていたそうです。
「来月、集まった手紙をお焚き上げしますが
テレビの威力は凄いですね。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_01354719.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_01354719.jpg)
駐車場は5台ほどの車が停められます。
北海道、沖縄、奄美はもとより
韓国やハワイから訪れた方もいたそうです。
「こんな、なんにもない場所より
魅力的な観光地がいくらでもあるのに。」
いえいえ、似たり寄ったりの観光地へ行くよりも
“あの世”と“現世”をつなぐ場所という唯一無二の場所へ
亡くなった人の面影を抱きながら行って見たいのです。
![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0394977_02121889.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202406/01/77/d0394977_02121889.jpg)
伊賦夜坂 (いふやざか) 薄暗くなったので行きませんでしたが
この小道を通る時は、小石を積み重ねて通るという場所があります。
イザナギノミコトは黄泉の国から帰って穢れを落とすために禊(みそぎ)をします。
その時、右目から「天照大神」、左目から「月読尊」
鼻から「素戔嗚尊」が誕生しています。
諸神の中で最高神とされる「三貴神」は
ここ『黄泉比良坂』で産まれていたんですね。
「2016.08.13 出雲神話を尋ねてⅠ」へのリンクです。
👇
(2024.5.30)
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![この世とあの世をつなく黄泉比良坂にて 出雲の旅〖1〗_d0295818_00272253.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201802/01/18/d0295818_00272253.jpg)
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いいなあ、行ったことありません。
喪明けの旅、行けてよかったですね。
お母さまも、きっと笑顔で見守ってくださっているんじゃないかな。
第1弾も、ちょこっと覗きました。
サンラポーむらくものお食事、素敵!
いつか行きたいな~出雲。
そのときには、参考にさせてくださいね(^_-)-☆
始まりましたね、出雲の旅♪
楽しませていただきます。
実は今年の秋、ちょっと長めの旅に出たいな~と思ってて
(休みが取れたらですが)
その行き先の候補の一つが出雲なんです。
いや~興味深い。
というか、こんな素敵な場所があるんですね。
青森の恐山を思い出しました。
と言っても、行ったことはありませんが(笑)
ここもドキュメント72時間で観て
行ってみたいな~と思ったんですよね。
ご両親にお手紙書かれたのですね。
きっと喜こばれて読んでいらっしゃいますよ(*^-^*)
素敵なところですね。
それにしても、テレビの力はすごいですね~~
第1弾も見てくださってありがとうございます。
サンラポーは前年に行ってお食事が美味しかったので
この年も泊まりました。
ノドグロを塩焼きにしていただいたのは
煮つけよりも美味しく正解でした。
他には「西谷の丘」の四隅突出型墳丘墓も
古墳以前の時代の墓で
見たこともない墳墓だったので感動しました。
はい、始まりましたよ~。
あ、出雲が秋の旅行の候補地ですか!
黄泉比良坂は以前、「神話で有名な地だから行ってみよう~。」
という感じでしたが
今回は両親ともに他界したので胸に迫るものがありました。
「ドキュメント72時間」観られたのですね。
こんなにも多くの人々が魅了されて来るようになった
番組、気になります。