リンク
フォロー中のブログ
検索
最新のトラックバック
カテゴリ
ライフログ
以前の記事
2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 02月 29日
2月23日に行われたコニサーズクラブで、Stand Barマスターが予告していた新企画が行われました。それは、かつてあったテレ朝のバラエティ番組「人気者でいこう!」の人気コーナー「芸能人格付けチェック」と同様なことをシングルモルトでやってみようというもの。本来の試飲会(今回のテーマは「オルトモア」)がかすむような盛り上がりを見せたのでした。
一人ずつテイスティングし他の人に分からないようマスターだけに答えを伝えるスタイルで、最初の問題は定番の「どちらが高い(3万円以上)」というもの。すぐ分かったという人もいましたが、慎重にテイスティングする人が多くなかなか順番が回ってきません(いつも鋭いコメントを放つ大御所Sさんが迷う、迷う!)。私は素直に美味しいAの方を指して「こっちであってほしい」とコメントしました。 3問用意されているということでしたが、ちょっと多すぎるという話になり、本来の2問目を飛ばして「どちらが長期熟成か?」を続けてテイスティングしました。「これは簡単」という人も多い中、ここでもSさんを含めた数人はずいぶん慎重です。私はノージングした瞬間にBに若さを感じたので、Aをチョイスしました #
by dupe
| 2008-02-29 15:27
| 試飲会
2008年 01月 31日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2008.1.27 スタンドバーにて今月のお題は、「ラガヴリン」である。 ブイランドイメージに対して、モルトの出来は良いか悪いか? 今回の5本に対して答えるならば「悪かった」である。ラガヴリンに対する期待が大きいことも事実であろう。 アイラモルトの中でも、この蒸留所に期待するところは大といえる。オフィシャルボトルの16年は非常にバランスの取れたスタンダードモルトで、ピート、酸味、フルーツ、シェリー、甘さが実にうまく絡み合っている。そんなことからアイラのなかでもバランスのとれた秀逸なモルトを期待しているのである。 テイスティングを進めていくと「ヌカ」の香りが共通して香り、やや暗いイメージがあることから、アイラモルトを消去法で消しこんでいくと、1970年後期のアードベッグと回答をだした。だがしかし正解ではないという。 結局、最後まで正解を出せず、ヒントでサーブされたオフィシャルボトル16年でようやくラガブリンに辿り着いた次第である。 さて、そんなモルト5本を紹介しよう。 *** [No.1] テイスト・スティル バニラ・ピート 1/223 1994-2007 56.8% ***(香り) トップノートはフルーティで軽い酸味。追って、軽いピートが軽いヌカとともに現れる。時間とともにピートは強く香るようになる。 (味) 酸味とピートが強い。シャープなキャラクターで心地よい。やや舌でピリピリする。ピートが強いだけにやや単調。 *** [No.2] AS WE GET IT 8年 57% ***(香り) 軽くフルーティ、酸味が心地よい。軽くピートが香る。しばらくするとヌカの香りでまったりとする。 (味) ピートは強いが甘さがあり、 ピートの強いアイラモルトの独特の緊張感はともなわない。 *** [No.3] スコッチモルトセールス クラシック・オブ・アイラ オーク 2006 58% ***(香り) まずはピートが香る、中程度のものだ。奥にはヌカが感じられる。しだいにまったりとキャラメル香の甘い香りで満たされる。 (味) 深みがありビッグ。味でもキャラメルの個性。甘みと強いピートが意外に協調していておもしろい。やや香ばしい含み香もある。 *** [No.4] スコッチモルトセールス ローラン・ソラン 1991-2006 59.7% ***(香り) ヌカと強いピート。しだいに上品に変身してくる。エステリー、それも上質なものである。熟成香も十分に感じられる。奥には軽くキャラメル風味。 (味) フルーティかつさわやかな酸味、しかし深みとコクがありビッグボディ。ピートも強い、ピリピリとスパイシーに感じられる時もある。 *** [No.5] オフィシャルボトル ラガヴリン スペシャルリリース 12年 (1st) 57.8% ***(香り) 香りの立ちが遅い。砂糖水を連想する香り。奥にはヌカ、酸味がバランスして重たい印象とはならない。 (味) 甘みとピートの味わい。軽い酸味を伴う。ピートにマスキングされ味の複雑さが感じられない。 #
by dupe
| 2008-01-31 18:37
| Tasting Note
2007年 12月 30日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.12.23 スタンドバーにて今月のお題は、「山崎」である。 もしこのブラインドテイティング会に、スコットランド人が参加したら、今回の5本どう評価するのであろうか。 いきなりこんな書き出しで始めてしまったのだが、そのくらい今回の5本はかつてテイスティングした中でも極めて秀逸なモルトであった。日本人であるがゆえ、日本人のブレンダーにより世に送り出された山崎に好印象を持ってもあたりまえ、との疑問を持ったからである。もちろんテイスティングは完全なブラインドであることは言うまでも無い。 これだけのモルトを5本揃えられるのは、ロングモーン、グレンリベット、グレンファークラス、ブローラ、ハイランドパーク、ポートエレンぐらいであろうか。NO.1のモルトにおいてピートが強いことから、ロングモーン、グレンリベット、グレンファークラスは消える。ところがこの中に正解はないという、もうそうなると考え付くところは「山崎」しかない。 サントリー山崎の実力を十分評価している私ですら、会の終盤に至るまで、今回の5本と山崎とを結びつけることはできなかった。さあ、そんな素晴らしきモルトたち5本を紹介しよう。 *** [No.1] 山崎 オーナーズカスク BUTT/MIZUNARA 413/424 1986-2007 cask 6B0018 49% ***(香り) トップノートは爽やかでエレガント。ミント系の香りが心地よい。しだいに熟成感が軽い酸味とともにあらわれる。 (味) ピートが強い。酸味が心地よく、しっかりとしたヨードも感じるが実に爽やか。味の数も多く複雑。 *** [No.2] 山崎 オーナーズカスク SHERRY BUT 34/557 1996-2006 cask AP70041 63% ***(香り) トップノートはキャラメル、ツンとした硬さと酸味が同居する。雑味も感じるが悪い種類のものではない。 (味) 深々とした含み香、樽由来の苦味もあるが酸味とバランスして飲みやすい。 *** [No.3] 山崎 オーナーズカスク BUTT/MIZUNARA 71/405 1986-2006 cask 6G5029 60% ***(香り) 上質のシェリー香、焦げた印象はないので極上のリフィルシェリーによるものか。すがすがしい酸味で実にエレガント。エステリーな香りもまたすばらしい印象としている。 (味) 素晴らしくウッディ、かつエステリー。さらに旨み成分もたくさん感じられる。酸味が味を引き締めている。残り香はバーボン樽。 *** [No.4] 山崎 オーナーズカスク BUTT/MIZUNARA /244 1986-2007 cask 6G5020 57% ***(香り) 上質のシェリー香、極上のリフィルシェリーによるものか、NO.3と同系統の香りだが、より香りが濃い。中程度のピート香、酸味が爽やかで重い印象とならない。最高の熟成香と極上のエステル香。至福の時間は終わって欲しくない。 (味) 素晴らしくウッディ、それも最高の樽香である。バランスするように上質のエステル香が香る。旨み成分も複雑で味の数はたいへん多い。残り香はバニラと古木。 *** [No.5] 山崎 オーナーズカスク SHERRY BUT 335/401 1995-2007 cask 5C3009 49% ***(香り) トシェリー香がたちこめる。まったりしているが爽やかでもある。酸味がほどよく、旨みを感じさせる香りがある。 (味) シェリー樽の個性。にがみ深みがすばらしい。典型的なシェリー樽のあじわいであるが、焦げたゴム臭はなく、雑味、湿気た含み香もない。うまくシェリー樽を使ったと思われる。 #
by dupe
| 2007-12-30 18:31
| Tasting Note
2007年 12月 17日
SMWS 2007 WINTER BOTTLING Tasting in NagoyaBar Barns 2007/12/09山崎白秋さんに書いていただいたソサエティ(SMWS)試飲会のテイスティングノートを紹介します。 *** グレンリベット 2.69 21y 52.7% ***(香り) トップノートはエステリー、しだいに熟成香がでてくる。軽い酸味とほのかな甘味。 (味) やさしい甘味。カラフルなフルーツ。 *** ボウモア 3.130 10y 58.7% ***(香り) フルーティー、酸味。しだいにピートが強く香る。 (味) 明るい含み香、ピートは強いがフルーティーで爽やか。程よい酸味。 *** ハイランドパーク 4.121 20y 51.0% ***(香り) 香りが弱いがしだいにフルーツが開いてくる。アルコール感が強い、奥にわずかなピート。 (味) フルーティーだが、辛くドライ。ピートをともなう。 *** ロングモーン 7.42 21y 50.2% ***(香り) 香水を思わせる上品な香り。じつに爽やかで秋の青空を思わせる香り。酸味が心地よい。 (味) 味は一転してシャープでドライ。辛くハードな呑みくち。 *** マッカラン 24.98 16y 56.7% ***(香り) シェリー樽の個性が強く出ている。雑味が強く、麦芽風味。 (味) きわめて湿気た含み香。雑味強い、焦げたゴム。 *** スプリングバンク 27.66 11y 58.0% ***(香り) ツンと硬質な香り。麦芽風味が強くトースティ。 (味) アルコール感が強い。辛くドライではあるが、麦芽由来の甘味も感じられる。 *** アイル・オブ・ジュラ 31.17 18y 57.6% ***(香り) キャラメル香が強いがエステリーで個性的である。熟成感もあり深い香りである。 (味) ピートが強く、深い味わい。うまみ成分も強く充実した呑み口。 *** クラガンモア 37.35 14y 58.8% ***(香り) シェリー香が強く心地よい。しだいに焦げたゴムが見え隠れするが、エステリーな香りが強く、うまく欠点をカバーしている。バニラの甘い香りも強い。 (味) シェリー樽の個性。うまみも十分でており酸味とバランスしている。アルコール感は強い。 *** リンクウッド 39.60 11y 57.1% ***(香り) トップノートはバニラ。甘い香りに包まれる。さわやかなエステリーも心地よい。 (味) 一転して味は酸味が勝ち、苦味も強く単調である。熟成不足か。 *** クレイゲラヒ 44.34 8y 61.1% ***(香り) キャラメル香が強く、まったりした印象。甘い香りが立ち込める。 (味) 深みを感じる味わい、しだいにアルコール感が強く感じられる。 *** ダラスデュー 45.21 31y 47.4% ***(香り) 爽やかで上質なエステル香。甘さも程よく、しばらくすればウッディな熟成香に包まれる。深みもありすばらしい香り。 (味) 木の香りで支配され、樽由来の苦味が心地よい。フルーティーさも程よく、くどくならない。フルボディではないところが残念。 *** カリラ 53.116 10y 59.8% ***(香り) シャープなピートがハードに香る。奥には甘い香りも感じられる。 (味) 麦芽由来の甘味と旨みが感じられる。ピートは強くシャープな味わい。 *** グレントファース 63.19 17y 54.8% ***(香り) 軽い香り、甘い香りではあるがアルコール感が強く、ややきつい。 (味) シャープでドライ。アルコール感が強くやや単調な味わい。 *** グレンキース 81.11 32y 56.4% ***(香り) すばらしくエステリー、トースティで香ばしい。熟成感は十分である。 (味) やや焦げた印象はあるが、すばらしい熟成感、至福の時間が過ぎていく。 *** ロングロウ 114.06 17y 56.1% ***(香り) 爽やかにエステリー。奥にピート香、軽いシェリー香。 (味) ピート、シェリー、フルーティーの三拍子に深い旨みがプラスされている。複雑な味わいである。 #
by dupe
| 2007-12-17 18:29
| Tasting Note
2007年 11月 30日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.11.25 スタンドバーにて今月のお題は、「オスロスク」である。 オフィシャルボトルは、「シングルトン」として有名な蒸留所であった、しかし残念ながら現在はグレンオードがシングルトン・オードを名乗っているようである。 あまり目にすることのない、このスペイサイドモルトを5本揃えるのは非常に難しい仕事であろう、しかし今回もレアなモルトが5本揃っていた。 オスロスクのハウススタイルを知る手立てとしては、オフィシャルボトルである「シングルトン」をたどるしかない。そしてそれは、軽いシェリー樽熟成由来の香りと、わずかな麦芽風味である。 そんな漠然とした記憶しかないので、今回、最後まで蒸留所の名前を上げることはできなかった。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] SMWS 95.6 1985-2007 21年 54.6% ***(香り) トップノートはミント、しだいにフルーティーに変化してくる。最初はドライに感じるがしだいに甘さと軽い酸味がでてくる。 (味) 深々とした含み香が素晴らしい、ウッディな熟成香を感じる。さらに渋み、苦味がスパイスとなって複雑な味わいとしている。 *** [No.2] シグナトリー オスロスク シェリーバット 1979-2006 26年 56.7% ***(香り) トップノートは甘い香り、すばらしくスィート、また素晴らしくエレガントな香りでもある。リフィルシェリー樽熟成の個性。 (味) シャープでドライ。レーズン系のフルーツ。力強い呑み口。 *** [No.3] ディアジオ レアモルト オスロスク 1974 28年 56.8% ***(香り) 上品でエレガントな香り、高貴な香水が漂う。しばらくすると熟成由来のキャラメル香が顔を出す。 (味) シャープな飲み口、奥にウッディが感じられるが、でしゃばらない。 *** [No.4]キングスバリー オスロスク 1990 15年 62.8% ***(香り) まったりと深みのある香り、しばらくするとバニラの甘い香りがでてくる。奥には麦芽由来のシリアルな香りが感じられる。やや単調な香りとアルコール感。もうすこしの熟成がほしいところである。 (味) 北ハイランドの若いモルトの個性、硬くツンとした含み香。ドライ。 *** [No.5]マクギボンズ プロブナンス オスロスク 1995-2000 5年 62.3% ***(香り) 香りの立ちが遅い。すぐさまバーボン樽由来の甘い香りと、かすかなキャラメル香が広がってくる。しかしそれ以上の香りはない。 (味) 若くアルコール感が強い。モルティ。荒々しい。 ※各種オスロスクのテイスティングノート(モルトクラブ) #
by dupe
| 2007-11-30 18:21
| Tasting Note
|
ファン申請 |
||