前記事でモンサンミッシェル島内でのランチを紹介したので、今回はモンサンミッシェルを見ながらのディナーです。



モンサンミッシェルでの2016年5月9日のディナー(夕食)は、泊まったホテルであるル・ルレ・サンミッシェル(Le Relais Saint-Michel)のレストランでいただきました。料理の評判や、景色が良いことを聞いていたので、ホテルに13時30分にチェクインした時に迷わずレストランを予約いたしました。食事の開始時間は20時にしてもらいました。本記事では、そのディナーを紹介するとともの時間と共に窓から見えるモンサンミッシェルの変わっていく姿を紹介したいと思います。上の写真はコース料理の中のモンサンミッシェルの地元産の仔羊を使ったメイン料理です。
そしてこちらがレストランの席について最初に撮った20時05分のモンサンミッシェルです。実はこの時期の日没時刻は21時20分ごろだったので20時でも昼のように明るかったのです。ホテルから見てモンサンミッシェルは北にあるので日が沈む西は左方向になります。左から太陽の日がさしていることが判ってもらえると思います。レストランからモンサンミッシェルの塔までの距離は2kmです。Google地図で計測するとテーブル位置から塔中心まで2.01kmでした。

21時ごろには、ほぼ満席になりましたが、昼のように明るい20時の時間帯では、まだ客はまばらでした。そのおかげで窓際の席の中でも一番いい場所のテーブルにしてもらえました。この晩は10名を超えるツアーの3組が食事をされていました。その3組は日本と中国と欧米の方で、いずれの団体で食事をされていたので、食事付のツアーのようでした。それ以外は個人で食事をされている方のようでした。パリのレストランに比べるとテーブルがゆったりと配置されていました。

一番いい席であるということは、こちらの2枚の写真を

この2枚の写真は私のG7Xでレストランの方に撮ってもらったものです。

モンサンミッシェルから見たホテルの写真です。橙色の〇印がレストランの中の夕食を食べたテーブルの位置です。モンサンミッシェルからホテルのレストランのテーブルが見えからこそ、レストランのテーブルからモンサンミッシェルが見えるというなのです。
ちなみに黄色の〇印が我々が泊まった部屋(Room No.006)で、空色の〇印が朝食を食べたテーブルの位置です。

ビールとシールドの写真です。

20時21分のモンサンミッシェルの写真です。すこし暗くなってきた感じでしたがまだまだ明るいです。連絡道路を無料連絡バスが走っています。

ディナーとして用意されているコースは下記の通りです。メニューをクリックすると内容が判る大きさに拡大いたします。フランス語と英語と日本語が並記されていました。

Menu Tradition 伝統料理のコース 60€
前菜モンサンミッシェル伝統のオムレツ
ノルマンディー牡蠣6個
魚のスープ、ルイルとクルトン添え
自家製フォアグラのグルメプレート
自家製サーモンマリネのオーシャンサラダ
メイン
モンサンミッシェル伝統のスモークサーモン入りオムレツ、ポテトのポワレ
地元産仔羊の背肉ロースト、ポテトとニンジンのノルマンディー風グラタン
帆立貝のポワレ ブールブランソース、バスマティライス添え
ビーフステーキ ポモーソース、昔風ポム・フリット添え
デザート
とろけるモワルーショコラ
キャラメルリンゴのタルト・タタン
バニラ風味のクレープ・ブリュレ
カフェ・グラマン

先ずはパンが出されました。

パンが出された20時25分のモンサンミッシェルの景観です。まだまだ明るいです。100~400mmのズームレンズで焦点距離190mmで撮った写真です。

こちらがすでに紹介した20時32分の写真です。
前菜が出てくる3分前に撮りました。

私が頼んだコースの前菜(上段)、メイン(中段)、デザート(下段)は次のリストです。前菜はフランス来る前から食べたかったノルマンディー牡蠣です。牡蠣の季節が過ぎていたので食べれるとは思っていませんでしたが、メニューを見て迷わずに頼みました。
・ノルマンディー牡蠣6個
・地元産仔羊の背肉ロースト、ポテトとニンジンのノルマンディー風グラタン
・キャラメルリンゴのタルト・タタン
これがノマンディーの牡蠣です。この前菜が出されたのが20時35分でした。

これが拡大したノルマンディーの牡蠣です。
本来は牡蠣の季節は冬ですが、是非ともフランスで牡蠣を食べたかったので牡蠣を選びました。季節ではないけれども、しっかりとした高級店であれ場ば大丈夫だとパリに住んでいる方から聞きました。

やっぱりワインが飲みたくなります。牡蠣なので白ワインにしたいところですが、沢山飲むつもりはなかったので次に出てくる肉料理に合わせて赤ワインのグラスにいたしました。20時46分でした。

こちらはワインリストです。フランスではグラスで頼んで沢山飲んでもボトルと変わらないのです。ただしグラスワインは白ワイン、ロゼワイン、赤ワインでそれぞれ1種類だけでした。沢山のグラスワインがあっても、どれを選んだらいいのかわからないのでお薦めの1種類になっているのは我々にとっては嬉しいことでいた。一番下のBordeaux AOP Mouton Cadet Baron Philippe de Rothschildを選びました。ボトルが59€、グラスが9€のワインです。

娘が選んだ前菜が出てきました。娘が頼んだのコースの前菜(上段)、メイン(中段)、デザート(下段)は次の通りです。やはり有名な地元産の仔羊の料理は外せないです。
・魚のスープ、ルイルとクルトン添え
・地元産仔羊の背肉ロースト、ポテトとニンジンのノルマンディー風グラタン
・とろけるモワルーショコラ

牡蠣がもっと食べたくて、追加で牡蠣を頼みました。価格は24€でした。時間は20時53分でした。こちらの牡蠣は二人で食べました。

メインの「地元産仔羊の背肉ロースト、ポテトとニンジンのノルマンディー風グラタン」が出されたのが21時18分でした。娘も同じ メインを頼みました。コースではなく単品で、この料理を頼んだ場合は38€の価格になります。

追加で赤ワインを頼みました。この時21時22分でした。

メインを食べ始めたころにやっと日が落ち始めました。この時21時34分でした。

骨付きの肉はやはり美味しいです。ボリュームもありました。

こちらの写真は翌日の朝に連絡道路をモンサンミッシェルに向かっている時に撮ったもので、モンサンミッシェルを背景にヒツジたちが牧草を食べている記念の写真です。モンサンミッシェルの仔羊の肉はMouton de pré saléあるいはAgneau de pré-salé(塩沼の仔羊肉)と呼ばれ美味しいことで有名なのです。潮の満ち引きで海水の成分がついた牧場の草を食べてヒツジたちが育っていることに、肉の美味しさの秘密があるそうです。つまり塩分のある草を食べて一味違う肉になるとのことだそうです。その仔羊の肉をいただいたわけです。

肉の焼き具合もすばらしかったです。これも美味しさの一つだと思います。焼き具合を見せているところのシェフの自信が現れているのだと思います。香味野菜としてネギに似た野菜が使われていました。ここがヨーロッパなのでチャイブではないかと思います。日本ではアサツキが近いようです。

日が沈んだばかりのモンサンミッシェルの姿を見ることが出来ました。少しライトが見えます。この時21時47分でした。

ついにロゼワインも頼でしまいました。この時21時51分でした。こちらのワインの銘柄は赤ワインと同じBordeaux AOP Mouton Cadet Baron Philippe de Rothschildでした。ボトル価格は45€でグラスは8€でした。赤ワインと合わせると結局はボトル1本以上飲んだことになります。

こちらがポテトとニンジンのノルマンディー風グラタンです。メインだけで1時間40分も楽しんだことになります。量もありメインが二つもある気分にしてもらえました。さすがメニューの単品料理の中でも、一番高い料理でした。

こちらは22時02分のモンサンミッシェルです。ライトアップが見えてきました。

仔羊の肉はモンサンミッシェルで有名な塩でもいただきましたが、これは格別に美味しく感じました。

22時05分の景色です。西方向は夕焼け色がまだ残っていました。そろそろメインも終わりに近づきました。

デザートが出されました。思っていた以上に見事なスイーツでした。この時22時11分でした。単品でデザートを頼んだ場合は価格は全て16€です。

デザートを食べ始めた時間のモンサンミッシェルです。100mm~400mmのレンズで最も広範囲がとれる焦点距離は100mmで撮った写真なので周辺も入っています。大潮(2016年5月8日)の翌日5月9日の満潮(20時30分)に近い時間帯のライトアップされたモンサンミッシェルの風景に出会えたのは幸運だったと、旅行関係者から何度も言われました。

飾り付けが見事なのでアップいたしました。

別の角度から撮りました。一番手前がの果物がホオズキ であることに気が付きました。フルーツ・ホオズキと読んだらいいのかもしれません。確かに蓼科に住んでする友人夫妻が食用ホオズキを育てていてジャムを食べさせてもらったことがあります。

同じ時間のモンサンミッシェルを210mmで撮った写真も紹介します。

こちらが娘が選んだデザートです。こちらも美味しそうでした。

拡大いたしました。バニラアイスが乗っていました。

やっと22時21分に夕食が終了しました。その瞬間のモンサンミッシェルをテーブルから撮りました。我々が最後のお客で、我々が出る時はお客はだれもいませんでした。20時から食事をしたので結果的に2時間21分ほどディナーを楽しみました。この後、ライトアップされたモンサンミッシェルの写真を撮るために連絡道路に出ました。

本当に我々がレストランを最後に出たことを判っていただくために2枚の写真を紹介します。食事が終わってレストランを出る時に撮った写真です。
レストランの雰囲気も分かってもらえると思います。レストランの部屋の東側の写真です。

こちらは西側を撮った写真です。窓側の一番右側の席で食事をいたしました。レストラン全体で言えば中央当たりの席です。一人立っておられるのはレストランの方です。

食事が終わった後に連絡道路に出て撮ったモンサンミッシェルです。
塔の先端の部分まで水面に写り込んでいる景色が撮れたところで引き返すことにいたしました。大潮の翌日で満潮に近い時間帯のおかげで、見事な写真を撮ることが出来ました。

今回のレストラン(


名前 Hôtel & restaurant Le Relais Saint Michel
住所 Lieu-dit La Caserne, 50170 Le Mont-Saint-Michel
電話 02-3389-3200
モンサンミッシェルとレストランの間の雰囲気を伝えたくてGoogle航空写真を掲載いたしました。
連絡道路以外の建造物は一切存在しない世界でした。


━━ 連絡道路
━━ 直線距離 2.01km
人工物のために、水の流れが停滞したことによる海の陸地化が進んだことから、航空写真に写っている連絡道路や駐車場は国家事業により撤去されて、今はありません。現在は760mが橋化された連絡道路があるだけです。
雨が多く続いた天気の中で夕食とその前後には晴れ間が出るほどの天気となる幸運に恵まれました。おかげで今回の景色のを紹介と、すばらしい雰囲気を紹介することが出来ました。
ランチの時間帯にこちらで食事をするときの景色を紹介します。ただしランチの時間帯はこちらのレストランにいなかったので昼間に連絡道路から撮ったモンサンミッシェルの写真を掲載いたします。
このようなモンサンミッシェルを見ながら食事をすることを想像してみてください。参考にランチコースのメニューも紹介します。
前菜は4種類の中から選び、メインも4種類から選び、デザートも4種類から選べるようになっています。価格は39ユーロです。デザート抜きは29ユーロです。
Menu Déjeuner ランチのコース 39€
前菜魚のスープ、ルイルとクルトン添え
自家製フォアグラとトースト
自家製田舎風テリーヌ、小玉ねぎと小きゅうりのピクルス添え
自家製サーモンマリネのオーシャンサラダ
メイン
モンサンミッシェル伝統のオムレツ、昔風ポム・フリット添え
サーモンのポワレ ブールブランソース、バスマティライス添え
ノルマンディー風ヴォライユのマルミット、季節のミニ野菜添え
地元産仔羊のモモ肉のロースト、サヤインゲンとポテトのソテー
デザート
伝統のノルマンディー風タルト、クレープ・アングレーズ添え
ふわふわチョコレートムース
リンゴとカルヴァドスのノルマンディー風シャーベット
バニラ風味のクレープ・ブリュレ

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