律の名言「キャベツうめぇ」とはなんだったのか?
「けいおん!」のBD5巻届いたおー。
梓が入ってからの、二回目の海合宿の10話が収録されております。水着!水着はいいね!
これはテレビ版。
気になる湯気さんは…BDでも消えていませんでした。残念!
まあ湯気が消えることを楽しみにするタイプのアニメじゃないのでいいんですが。(ちょっと寂しそうに)
さて、10話の合宿といえば、一つテレビ放映時に大きな謎が残っていました。
それは律の寝言「キャベツうめぇ」です。
寝静まったところで、突然寝言で跳ね起きる律が放った言葉が「キャベツうめぇ」。
あんまりの唐突さに、すっかりキャベツキャラ、あるいは「うめぇ」キャラとして定着しました。
もっとも寝言にツッコミを入れても仕方ないのですが、「なぜキャベツ?」という疑問はありました。
夢に見るほどキャベツが好きなのか?
これについて、BDのオーディオコメンタリーで解答がなされていましたので紹介。
●消えたキャベツ●
そもそも、この一連の議論(?)を巡る話をする前提として重要な事が一点あります。
軽音部一行が食べていた合宿の食事は、一体なんだったか。
そう、串刺しバーベキューです。
お肉…タマネギ…カボチャ…とうもろこし…エビ…ピーマン…しいたけ…ウインナー。
美味しそうですね…。
さて、もう一度よく見てください。
この中に、キャベツがないのです。
うん。
当たり前だよね!
キャベツみたいな平べったい物を串に刺して焼くわけがない。
平置きならまだ焼く可能性がありますが、どう見てもこの場所では焼けません。
はい、残念。
●キャベツ伝説●
ということで、キャベツを持ってきたのは完全なる唯・むぎ・梓チームの勘違いだったと言えます。
この唯がかかげているのが、キャベツの袋。
多分唯があわてて持ってきた、というのが一番ありえそうです。唯なら仕方ないなー、うふふ。
はて、その後なぜ律がやけくそなまでにキャベツにこだわったかが問題になってきます。
錯乱するほどキャベツにこだわる律さん。
そんなに彼女はキャベツが好きでしかたなかったんでしょうか?
実はここにいたるまでも一連の理由があると思われます。
先ほどあげた食材で、生のまますぐ食べられるのって野菜の中ではそんなにないわけですよ。
いや、全部一応生で食べられないことはないですが…。
りっちゃん隊員、ここの段階に至るまでの間に恐ろしいほどおなかをすかせています。
もう一人だけ、練習中から力が入らないほどの空腹状態マキシマム。
ようはもう待ちきれなくて、生で食べられる食材に目がくらんだわけです。
あるある、料理が待ちきれなくて、どうでもいいもの食べちゃうあの感覚。
しかしながら、猛烈な食欲をそそったキャベツは「ミステイク」により、食卓には登場しないわけです…。
こうして、バーベキュー会場においてキャベツは不発のまま終了しました。
律はたらふく「肉のみ串」なんかを作って食べるほどもりもり食されましたので、空腹は充填されました。
その後思う存分合宿を堪能するわけですが、「空腹時に猛烈に食欲をそそったキャベツ」への思いは残ったわけです。
こうして、実際には食べなかったキャベツを夢の中で食べる、という現象が起きたという顛末です。
このキャベツ騒動はきちんと仕組まれた物だそうで、実際制作現場で動画の人が「キャベツってバーベキューで使わないですよね?」と言う内容の質問までしたそうな。ですよねー。
本当にどうでもいい寝言ではありますが、そこに至るまでの過程とつじつま合わせをこっそり入れている遊び心、いいわあ。