別海（北海道）｜センバツ高校野球2024

開花の時・’24センバツ

地域の協力温かく感激　別海応援団に優秀賞　／北海道

　第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）で応援団賞の優秀賞に輝いた別海に8日、記念の盾が贈られた。　21世紀枠で初出場した別海は1回戦で創志学園（岡山）と対戦。試合には敗れたが、在校生や保護者、OBらに加え、友好都市である大阪府枚方市の関係者や隣町の標茶町の標茶高吹奏楽局も応援

センバツ高校野球　別海が応援団優秀賞　「最東端」から1300キロ　1600人集結　／北海道

　◇大阪・枚方市民も　31日に閉幕した第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）で、21世紀枠で初出場した別海が応援団賞の優秀賞に選ばれた。　別海はセンバツ史上最東端の出場校。別海町から阪神甲子園球場までの距離は、約1300キロある。だが、試合当日は、生徒や保護者、町民のほか、友好

北海野球部長、27歳で寮を買う　決断支えた信念　センバツ

　「僕が寮を買います」。第96回選抜高校野球大会に出場する北海（北海道）の立島達直部長（33）は2018年、数千万円のローンを組んで野球部寮「ゲストハウス北海」を購入し、両親と共に運営し始めた。当時27歳だった若手教諭の決断を周囲は「リスクが大きい」と心配したが、立島部長には譲れない信念があった。写

センバツ高校野球　別海、刻んだ一歩　守りに悔い、意地の反撃　／北海道

　第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）第3日の20日、21世紀枠で初出場の別海は1回戦で創志学園（岡山）と対戦し、0―7で完封負けした。持ち味の堅守を発揮しきれず、悔しさが残る初舞台となったが、点差が離れる中でも選手は前を向き、九回に好機を作るなど意地を見せた。スタンドには約

センバツ高校野球　別海、刻んだ一歩　主将、遊撃手の話　／北海道

　◇夏に戻ってきたい　別海・中道航太郎主将　四回くらいまではしっかり守れていたが、甲子園という大きな舞台でいつもの守備ができなかった。打撃もなんとか1点取りたかったが打てなかった。夏に絶対戻って来れるよう頑張りたい。　◇1本の安打に重み　別海・影山航大遊撃手　（四回にチーム初安打を放ち、二盗にも成功

別海町の10度はもっと暖かい…　道民も震えた甲子園　センバツ

　「暑さ寒さも彼岸まで」とは昔から使われる慣用句だが、開催中の第96回選抜高校野球大会は少し様相が異なる。初日から寒かったが、「春分の日」の20日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）は北海道から駆けつけた応援団ですら震える風雨に襲われた。　午前9時過ぎに始まった第1試合の別海（北海道）―創志学園（岡山）

別海監督「努力すれば甲子園に来られる、子供たちが証明」　センバツ

　第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、21世紀枠の別海（北海道）が昨秋の中国大会で準優勝の創志学園（岡山）に0―7で敗れた。　別海の島影隆啓（たかひろ）監督のコメントは次の通り。　◇別海・島影隆啓監督　守備からリズムを作るチームなので、あれだけエラ

創志学園が21世紀枠・別海を破る　8年ぶりに初戦突破　センバツ

　第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、昨秋の中国大会で準優勝の創志学園（岡山）が7―0で21世紀枠の別海（北海道）に零封勝ちした。創志学園の左腕・山口瑛太投手が今大会完封一番乗りを果たした。　創志学園は2016年大会以来、8年ぶりに初戦を突破した。

野球部がない中学からセンバツへ　夢をかなえた別海2年生の情熱

　部員1人の野球部から甲子園へ－－。第96回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する別海（北海道）の関口光樹選手（2年）は、全校生徒約20人の小規模中学出身だ。野球部はなかったが学校にかけ合って復活させ、教諭2人と練習に明け暮れた。「野球が好き」。熱い思いで打ち込み続け、夢にまで見たグラウンドへたどり

センバツ高校野球　別海と創志学園、きょう対戦　監督対談　／北海道

　第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）第3日の20日、21世紀枠の別海は第1試合で創志学園（岡山）との初戦に臨む。就任8年目の島影隆啓監督の下で春夏通じて初の甲子園に臨む別海は、東海大相模（神奈川）を指揮して4度の全国制覇を成し遂げた門馬敬治監督率いる創志学園とどのような戦い

高校野球物語2024春

「もう野球はやめよう」　一度は諦めた別海・島影監督を救った熱い絆

　別海（北海道）の島影隆啓（たかひろ）監督（41）は10年ほど前、失意の中で一度は高校野球から離れた。北海道東部の故郷・別海町で再び甲子園を目指すと決めた時から力を貸してくれたのが、熱い絆で結ばれた戦友だった。　第96回選抜高校野球大会の担当記者がイチオシストーリーを紹介します。　センバツ高校野球2

センバツ高校野球　北海と別海、土踏みしめ　「落ち着いて」「感動した」　開会式　／北海道

　第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）が18日、阪神甲子園球場で開幕し、3年ぶり14回目の出場となる北海と、21世紀枠で初出場する別海が開会式に臨んだ。両校の選手たちは出場チームの最後尾で登場し、堂々と行進した。　選手たちはセンバツ旗を持った主将を先頭に入場。北海の主将・金沢

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／18止　／北海道

　◇パワーチーム一　長谷川駿太外野手　北海2年　（1）余市・旭中（2）172センチ・79キロ（3）チーム一のパワー（4）昨夏の悔しさを打席で晴らす。　　　　◇　1年春からベンチ入りし、昨夏の甲子園2回戦では先発出場するも2打席で交代。「普段なら捉えられる球」が芯を外れた。今も当時の動画を見返し、成長

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／17　／北海道

　◇送球の精度高く　桜井悠也内野手　北海1年　（1）八尾・曙川南中（大阪）（2）178センチ・68キロ（3）精度の高い送球（4）試合に出て地元で活躍する姿を見せる。　　　　◇　1年春から出場し夏の甲子園でもメンバー入り。手本は遊撃手の幌村魅影で「練習意識の高さも技術も尊敬」。課題は打撃と体作りで、ト

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／16　／北海道

　◇堅実なプレーを　古海勇歩（ゆうあ）内野手　北海2年（1）鳩山中（埼玉）（2）178センチ・75キロ（3）確実な送球と笑顔（4）バントや堅実な守備でチームに貢献する。　　　　◇　埼玉県からの進学に当初母は反対したが「自分の人生、頑張っておいで」と送り出してくれた。昨秋はメンバーを外れ、泣いて親に電

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／15　／北海道

　◇強肩買われ転向　新谷悠太捕手　北海1年　（1）札幌・啓明中（2）178センチ・70キロ（3）強肩（4）大舞台で役立てるよう捕手として成長する。　　　　◇　札幌円山球場で見た北海野球に憧れ入学した。三塁手だった昨年10月に強肩を買われて捕手転向。「視点が逆になり難しい」が、先輩の大石広那にブロッキ

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／14　／北海道

　◇投打ともに多才　中村一翔（いっと）投手　北海2年　（1）芽室中（2）172センチ・70キロ（3）投打の対応力（4）投手、内野手問わず、どんな形でも試合に出て役割を果たす。　　　　◇　二塁手が本職だが昨秋から投手を兼任。道大会はメンバー入りを逃し、優勝の瞬間も「悔しさが勝った」。最速131キロなが

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／13　／北海道

　◇投球持ち味磨く　浅水結翔投手　北海1年　（1）札幌・星置中（2）168センチ・70キロ（3）空振りを取れるフォーク（4）緊張せず、打者だけに集中して投げる。　　　　◇　入学後すぐ春の札幌地区大会でデビュー。だが昨夏はメンバー入りできず「甘い世界じゃない」と実感した。今冬は肘の先を柔軟に使う意識を

センバツ高校野球　「最後まで諦めず戦う」　別海ナインら甲子園へ出発　／北海道

　3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援）に21世紀枠で初出場する別海の選手ら21人が9日、中標津空港から「甲子園」に向けて出発した。　空港での出発式で、見送りに訪れた20人以上の保護者らを前に中道航太郎主将（2年）が「最後まで諦めず、全力で戦

開花の時・’24センバツ

北海／別海　選手紹介／12　／北海道

　◇フォームを改良　大沢知弥投手　北海2年　（1）小樽・長橋中（2）177センチ・80キロ（3）緩急を利かせた投球（4）信頼される投手になり、甲子園のマウンドに立つ。　　　　◇　昨秋はベンチ入りしたものの登板は1試合のみ。「自分で考えないと」と課題を探し、投球前に脚を高く上げるのをやめて、バランスが