KADOKAWAを狙ったロシア系ハッカー集団、どんなグループか | 毎日新聞

KADOKAWAを狙ったロシア系ハッカー集団、どんなグループか

写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 KADOKAWAグループへのサイバー攻撃が波紋を広げている。ハッカー集団が犯行声明を出し、同グループの動画配信サービスや書籍の出荷がダメージを受けたほか、子会社の従業員らの個人情報流出も発覚した。なぜ、同グループが狙われたのか。そして、捜査の行方はどうなるか。

ハッカー集団「ブラックスーツ」

 犯行声明を出したロシア系ハッカー集団「ブラックスーツ」は、どんなグループなのか。

 情報セキュリティー大手「トレンドマイクロ」の専門家の岡本勝之さんによると、ブラックスーツは、2020年ごろに台頭した世界最大規模のハッカー集団「Conti(コンティ)」から分派した「Royal(ロイヤル)」の流れをくむ。

 ブラックスーツは23年4月ごろから、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」を使って各国の企業にサイバー攻撃を繰り返し、今年に入り、より活発化したという。

 6月に…

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