レンサルティングフェア2024 inおおさか 付加価値の高い最新の商品やサービスが集結|レポート|建設現場の今とその先へ-アクティオ RENSULTING MAGAZINE-レンサルティングマガジン-

2024.11.26

レンサルティングフェア2024 inおおさか 付加価値の高い最新の商品やサービスが集結 アクティオは、2024年9月12〜13日の2日間、5年ぶりとなるレンサルティングフェアを大阪DLセンター(大阪市住之江区)で開催した。同時期に開催された「第4回 建設DX展 大阪」と併せて、アクティオが創造したコンサルティング型のレンタル"レンサルティング"をお客様にご理解いただく、またとない機会となった。

レンサルティングフェア2024 inおおさか 付加価値の高い最新の商品やサービスが集結

最新の商品や話題の建機が集結

アクティオならではのレンサルティングに特化した商品やサービスを展示し、デモンストレーションを通じてお客様に理解を深めていただくイベントが「レンサルティングフェア」だ。


2018年には1年かけて全国7カ所で開催。翌2019年は新潟県と香川県で開催。今回の大阪での開催は5年ぶりとなる。


会場は2021年に開設された大阪DLセンター。大々的にお客様に披露されたのは、今回が初となる。同時期に開催された「第4回 建設DX展 大阪」の会場(インテックス大阪)とも近いため、シャトルバスが運行された会場は2021年に開設された大阪DLセンター。大々的にお客様に披露されたのは、今回が初となる。同時期に開催された「第4回 建設DX展 大阪」の会場(インテックス大阪)とも近いため、シャトルバスが運行された


展示レイアウトは、お客様がスムーズに移動できる導線、商品への理解が深まる展示内容など、各所に工夫が凝らされた。50を超える商品やサービスが展示された中から、興味深い商品を選りすぐって紹介しよう。




最大8時間、連続稼働する電動ミニバックホー「TB20e」

音もなく進み、ブームやアーム、バケットが動く。電動バックホー「TB20e」は、小型建設機械を開発・製造・販売する株式会社竹内製作所の製品だ。


「環境に優しい電池式ミニショベルであっても、稼働時間が短く、パワー不足の製品は市場で普及しない」というコンセプトのもと、耐久性・操作性・快適性などを確保した上で、パワーや稼働時間、コンパクトな製品サイズにこだわり抜き開発された。


連続稼働時間は、条件にもよるが最大8時間と長い。無音でいながらパワフルな動き。まるでSF映画に登場する機械のような、不思議な存在感がある。


電動ミニバックホー「TB20e」電動ミニバックホー「TB20e」




1人で2台の重機を操作できる「重機遠隔操作システム」

建設DXが提唱される中、無人化施工も徐々に普及しつつある。


今回出展した重機遠隔操作システムの最大のポイントは、1人のオペレーターが2台の重機を操作するという点だ。遠隔操作席は1つで、オペレーターは操作切替スイッチによりバックホー、クローラーダンプの運転をチェンジする。人手不足が叫ばれる建設業界にあって、ワンオペで複数の重機を操作できる、これまでなかった画期的なシステムだ。


1人で2台の重機を遠隔操作できるのが最大のポイント

(左)操作する重機は、右上のスイッチで切り替える(右)モニターに2台分の映像が映し出されている。俯瞰映像は、クルマを真上から見下ろしているかのような映像を作り出すアラウンドビューと同じ技術で作られている(上)1人で2台の重機を遠隔操作できるのが最大のポイント
(下左)操作する重機は、右上のスイッチで切り替える
(下右)モニターに2台分の映像が映し出されている。俯瞰映像は、クルマを真上から見下ろしているかのような映像を作り出すアラウンドビューと同じ技術で作られている


奥のバックホーでタイヤをつかみ、手前のクローラダンプがバックホー側に移動して、バックホーがタイヤをクローラダンプの荷台に載せるというデモンストレーションを行った。このほか、接触事故を未然に防ぐAI人物検知システムの紹介も実施奥のバックホーでタイヤをつかみ、手前のクローラダンプがバックホー側に移動して、バックホーがタイヤをクローラダンプの荷台に載せるというデモンストレーションを行った。このほか、接触事故を未然に防ぐAI人物検知システムの紹介も実施




物流の手段として注目される「搬送ドローン」

ドローンの活用といえば、まずは「空撮」を思い浮かべる方が多いだろう。単に撮影するだけではなく、 i-Constructionの基点となる測量、インフラの維持管理、災害時における調査、農業や林業に役立てるなど、その守備範囲は広い。


さらに最近は、物流の手段としても脚光を浴びている。離島に食料を届ける、農作物を運ぶといった実証実験も盛んだ。


アクティオは今年、建築資材の搬送をレベル3(目視外/無人地帯での自動飛行)で行う実証実験を行った。大阪DLセンターから約4.5km離れた大阪・関西万博の建築現場・夢洲(ゆめしま)まで、約20kgの資材を約10分で搬送したのだ。


現在では搬送可能な資材の重量は数十kg程度にとどまるが、今後の技術革新でより重いものも搬送できるようになることが期待されている。


デモンストレーションでは30kgの荷物を吊り上げたデモンストレーションでは30kgの荷物を吊り上げた


使用されたドローンのアーム&プロペラ展開時のサイズは、長さ2,800×幅3,085×高さ947 mm。30kgの荷物を吊り上げた状態で、条件にもよるが約16km、約18分の飛行が可能だ使用されたドローンのアーム&プロペラ展開時のサイズは、長さ2,800×幅3,085×高さ947 mm。30kgの荷物を吊り上げた状態で、条件にもよるが約16km、約18分の飛行が可能だ




環境に優しい「バイオディーゼル燃料専用発電機」

地球に優しく、カーボンニュートラルによりCO2排出量が実質ゼロなのが最大のメリットだ。使用するバイオディーゼル燃料は、廃食用油を原料としたB100およびB30燃料となる。始動時の排気に、天ぷらのような臭いはほぼ感じられない。


バイオディーゼル燃料専用発電機バイオディーゼル燃料専用発電機


左がB100燃料。廃食用油が原料とは思えないほどの透明度だ左がB100燃料。廃食用油が原料とは思えないほどの透明度だ




数名で持ち運びできる「ポータブル門型クレーン」

天井クレーンが設置されていない作業現場での荷役搬送を可能にするのが、「ポータブル門型クレーン」だ。2,000kgと1,000kgの2タイプあり、いずれもアルミ製なので非常に軽い。特に1,000kgタイプは重量が63kgで車輪が付いているため、作業員1人でも持ち運びが可能だ。


手前が2,000kg、奥が1,000kgタイプ手前が2,000kg、奥が1,000kgタイプ


たたんだ状態の1,000kgタイプたたんだ状態の1,000kgタイプ




太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー

誕生から4年。電気を自給自足する"オフグリッド"な機能をドッキングした「太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー」は引っ張りだこで、レンタル開始からアップデートを重ね、より洗練されてきた。


太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー

太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー。衛星インターネットサービス「Starlink Business(スターリンクビジネス)」(下右)と組み合わせてレンタルすることで、高い機動性を発揮する



「レンサルティングフェア2024 inおおさか」には約880名のお客様が来場し、大盛況のうち幕を閉じた。


※記事の情報は2024年11月26日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

大阪DLセンター(アクティオ公式サイト)

電動バックホー(アクティオ公式サイト)

ラジコン対応型バックホー(アクティオ公式サイト)

電動遠隔解体ロボット(アクティオ公式サイト)

重機取付型セーフティカメラシステム(ドボレコ®JK)(アクティオ公式サイト)

屋内自律飛行システム搭載ドローン BIM×Drone(アクティオ公式サイト)

バイオディーゼル燃料専用発電機(アクティオ公式サイト)

太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー(アクティオ公式サイト)

「Starlink Business」機材レンタルサービス(アクティオ公式サイト)

事業分野紹介「建設DX分野」(アクティオ公式サイト)

事業分野紹介「i-Construction(ICT施工)」(アクティオ公式サイト)

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