30倍だ!持っているだけで儲かる”普通に売っている商品”…パチンコ景品→メルカリ出品が儲かるワケ「狙い目の商品・店リストをプロが全部暴露」
みんかぶプレミアム特集「新NISA・新副業で1億円」第7回は行動するお金博士ことFPの山野祐介氏が「持っているだけで儲かる、普通に売っている商品」を解説する。普段の生活でも立ち寄るかもしれない場所に眠るお宝商品とは何か。山野氏は「現物があるため紛失しない限りは価値が大きく損なわれない点が魅力」と語る。「狙い目の商品・店リスト」全部暴露するーー。
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潰れまくるパチンコ店、文京区ではついに全滅
10月末に、大手パチンコチェーン店「ガイア」の民事再生手続きが発表された。同チェーンはパチンコ業界の中でも、店舗数第4位に入る大手チェーンだった。
14兆円市場であるパチンコ業界で大手チェーンが経営破綻したことは、業界の厳しさを物語っている……ということは語るまでもない。
実際、厳しい状況におかれているのはガイアだけではない。警察庁の集計によれば全国のパチンコ店ホール数は2020年末の時点で約9000店。1995年のピーク時には2万店近い店舗数があったのだが、25年あまりで半減している。東京都内でもパチンコ店の減少は顕著で、2022年6月19日には文京区のパチンコ店「ワイワイ2」が閉店したことで、文京区内のパチンコ店は全滅した形になってしまった。
そして、パチンコ店の閉店ラッシュは「パチンコをする場所が減る」というだけではなく、私のようなレア物を収集する人間にとっても大きな痛手であるのだ。
パチンコといえば、一般的には「出した玉を謎の景品と交換し、店の近くにある謎の買取店へ持っていくと現金と交換してもらえる」という、実質的なギャンブルとして世間では見られている。
希少な物品でも当時の定価で交換できてしまう
これは余談だが、時折「オレもパチンコ屋の近くで古物商やろうかな」とこの交換方式を揶揄する人がいるが、現金と交換できる「謎の景品」が金地金のようなものの場合、古物ではなく工業製品の原材料扱いとなるため、古物商を取る必要はない。
それはそれとして、パチンコ店は「出た玉を景品に交換するお店である」という建前がある以上、誰も取らないことが確定的であっても、ある程度はジュースやタバコ、オモチャや家電製品といった一般景品を置かないといけないようになっているようだ。