株主優待投資におすすめの証券会社とは? みんかぶ編集室 2021.10.29 株の豆知識 株式投資の魅力は売却益や配当の他にも「株主優待」がありますよね。そして、株主優待を貰うなら、株主優待がお得になる証券会社を是非とも選びたいところです。 そこで今回は、株主優待狙いの投資にもおすすめな証券会社をその理由とともに紹介していきたいと思います! ひとこと解説 株主優待をお得にするなら手数料に注目しよう信用取引手数料や1日信用取引ができる証券がおすすめ!株主優待自動受け取りができる証券もある 目次株主優待の魅力とは?株主優待の証券会社選びは「手数料」を気にしようネット証券の売買手数料徹底比較!信用取引手数料にも注目しよう貸し株時に株主優待を自動受取できる証券会社も!高性能な優待検索機能でお得な優待を探し出そう株主優待におすすめの証券会社 株主優待の魅力とは? そもそも、株主優待とは株主優待を実施している企業の株式を一定数保有することで、その企業から貰える特典のようなものでその種類は金券から自社製品まで多種多様です。 株主優待は株式を規定数保有をしているだけで、繰り返し貰えるものなので投資初心者の方も魅力を感じるのではないでしょうか。詳しくは「株主優待とは」をご参照ください。 株主優待の証券会社選びは「手数料」を気にしよう それでは、本記事の本題である株主優待におすすめの証券会社の選び方を紹介していきます。証券会社選びでまず注目すべきは「手数料」です。どの証券会社で株を買っても株主優待の「内容」は変わりませんが、株を買うときの手数料には各社差があります。 お得な株主優待も売買手数料などの手数料が高いと、せっかくの優待のメリットが減ってしまいます。ですから、証券会社を選ぶ際にはまず、「手数料」をチェックするようにしましょう。 また、証券会社には対面取引も可能な、野村證券、SMBC日興証券といった「総合証券」とオンライン取引が中心のSBI証券やauカブコム証券といった「ネット証券」があります。 総合証券は、ネット証券に比べて手数料が高くなっているので投資初心者の方は手数料の安いネット証券の中から自分の投資目的に適した証券会社を選ぶことをおすすめします。 ネット証券の売買手数料徹底比較! 株主優待をお得に貰うためには「売買手数料」がポイントだということはわかっていただけたと思います。 手数料体系は主に「約定代金制」と「1日定額制」の2つがあり、約定代金制とは1約定ごとに手数料が発生するプラン、1日定額制は1日の約定額の合計に応じて手数料が発生するプランとなっています。 実際にどの証券会社の手数料が安いのか、手数料体系を分けて証券会社ごとに比較した表を用意したので、是非参考にしてください! 約定代金ごとの手数料 取引金額 5万円 10万円 30万円 SBI証券 55円 99円 275円 松井証券 ー ー ー 楽天証券 55円 99円 275円 au株コム証券 99円 99円 275円 GMOクリック証券 96円 96円 265円 1日定額制の手数料 取引金額 5万円 10万円 30万円 SBI証券 0円 0円 0円 松井証券 0円 0円 0円 楽天証券 0円 0円 0円 au株コム証券 ー ー ー GMOクリック証券 234円 234円 305円 株主優待も欲しいけど、デイトレードもするつもりの方は「1日定額制」の手数料が安いものを、取引は頻繁にしないという方は「約定金額制」の手数料が安いものを選ぶと手数料が抑えられるかと思います。 株主優待狙いのクロス取引とは? 株主優待を取得するために用いられる取引方法として「クロス取引」(「つなぎ売り」とも呼ばれます)というものがあります。このクロス取引とは、自分が注文する銘柄の「買い注文」と「売り注文(信用取引)」を同じ株数、同時に行うことで、損益を相殺する取引方法です。 このクロス取引を株主優待の権利付き最終日までに行うことで、理論上は株価変動の影響を受けずに無料で株主優待を受け取ることができるというものです。 しかし、実際は手数料や「逆日歩」と呼ばれるコストが発生する可能性があるので注意が必要です。クロス取引について詳しくは 「リスク無しで優待を手に入れる」を参考にしてみてください。また、権利付き最終日を確認したい方は「権利確定日一覧」から確認できるので、是非チェックしてみてください。 信用取引手数料にも注目しよう もし、株主優待をゲットするために信用取引を考えている方は「信用取引手数料」にも気を配るようにしましょう。特にクロス取引で株主優待を狙いたい方はこの信用取引の手数料が高いと取引コストがかさんでしまい、せっかくの株主優待のお得さが目減りしてしまいます。 こういった理由から、売買手数料の他にも「信用取引手数料」は使う証券会社を選ぶ際に重要な判断材料の1つとなります。信用取引手数料の比較は以下の表をご活用ください!また、信用取引ができる銘柄数や金利も以下のリンクから確認できるので合わせてチェックすることをおすすめします。 信用取引の比較表 証券会社 SBI証券 松井証券 楽天証券 取引可能銘柄数 約1,999銘柄 約949銘柄 約3,695銘柄 信用取引手数料 10万円 99円 0円 99円 50万円 198円 0円 198円 100万円 385円 1100円 385円 長期買建金利 1.10% 2.00% 1.10% 1日買建金利 2.00% ※ただし300万円以上の場合は0.00% 1.80% ※ただし100万円以上の場合は0.00% 1.80% ※ただし100万円以上の場合は0.00% 詳しい信用取引口座の比較は「信用取引口座のおすすめランキング」を参考にしてみてください。 貸し株時に株主優待を自動受取できる証券会社も! ここまで主に手数料の観点から株主優待にオススメの証券会社選びのコツを紹介してきましたが、ここでは株主優待の「自動受け取りサービス」について少し注目していきたいと思います。 投資家が証券会社に対して保有株を貸し出す「貸し株制度」がありますが、この株を貸している状態でも自動で株主優待を受け取ることができる便利なサービスが「自動受け取り」です。 貸し株量がもらえて、株主優待も自動で受け取れるのは嬉しいですよね。このサービスを提供しているのは大手ネット証券では「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」「auカブコム証券」「マネックス証券」などが挙げられます。 高性能な優待検索機能でお得な優待を探し出そう また、優待狙いの取引をするなら、簡単に優待内容や権利付き最終日を検索できる機能があると便利ですよね。 一部のネット証券では、優待内容をカテゴリー別に検索できたり、優待獲得に必要な最低金額や権利確定月を設定して検索できたりと、優待検索機能が非常に充実している証券会社もあります。このような機能では、優待取引に必要な情報がまとまっているので、ページを切り替えることなく情報収集ができ、非常に便利ですね。 そのような機能を備えているのは大手のネット証券では「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「SBIネオトレード証券」などが挙げられます。 株主優待におすすめの証券会社 それでは最後に手数料も安く、株主優待以外の取引にもおすすめな証券会社を3社紹介していきます。 ネット証券口座開設数NO.1の「SBI証券」 1社目はネット証券口座開設数NO.1を誇るSBI証券です。SBI証券は定金額が50万円以下であれば1日定額制の売買手数料が0円なので、少額から安心して利用できます。 また、信用取引の売建銘柄数も約1,999銘柄となっており、クロス取引時にお目当ての銘柄を取り扱っている可能性が非常に高いです! 1日信用取引も取り扱っているので、株主優待だけお得に手に入れたいという方は注目の証券会社になります。SBI証券の詳しい情報はこちらからご覧いただけます。 SBI証券の評価・口コミ 一日信用取引も魅力的な「松井証券」 次に紹介するのは優待名人の桐谷さんも利用している松井証券です。松井証券では1日の約定金額が50万円以下であれば売買手数料が0円になることに加えて、信用取引手数料も50万円以下までは0円になります。 1日の約定金額が50万円以下の取引であれば、「売買手数料」「信用取引手数料」共に0円なのは全投資家にとって嬉しいポイントです! また、1日信用取引での買い建て金利や貸株料が低く設定されているのもおすすめポイントの1つです。松井証券の詳しい情報はこちらからご覧いただけます。 松井証券の評価・口コミ 楽天ユーザーならお得な特典が満載の「楽天証券」 最後に紹介するのは楽天証券です。楽天証券ではすでに紹介した2社に引けを取らない手数料体系を実現しています。中でもデイトレ専用の「いちにち信用」の手数料が0円な点は見逃せません。 また、信用取引のサービスラインアップも充実しており、自分の用途にあった信用取引を選ぶことができます。そして楽天証券ならではの強みは、楽天ユーザーであれば取引ごとに楽天ポイントが貯まったり、そのポイントで「ポイント投資」ができる点です。 普段から楽天市場などで買い物をする、楽天カードを利用している方は要チェックです!楽天証券の詳しい情報はこちらからご覧いただけます。 楽天証券の評価・口コミ