FXが人気の理由 みんかぶ編集室 2022.07.13 FX入門知識 FXも良さそうだけど、株の方が身近な感じもする。そもそもFXってなにが良いの? 今回は魅力たっぷりの「FXのメリット」について説明していきます。まず、FXには下記のメリットがあります。 目次資金効率が良い-4万円の元手で100万円が動く!-取引時間が長い金利差が発生する売りからも始められるほとんどの会社が手数料無料 資金効率が良い-4万円の元手で100万円が動く!- FXでは実際に取引する額より少ない資金で取引することができます。 なぜ、少ない資金で大きなお金を動かせるのでしょうか? それはFXが証拠金取引だからです。証拠金取引では、元手となる証拠金を担保に大きな金額を取引することができるのです。 例えば、「100万円を動かすために、100万円は必要ありません。そのかわり4万円以上は用意して、損して口座のお金が4万円を破ったら終わりですよ。」 といった具合です。 先ほどの例では証拠金4万円でしたが、証拠金の額はFX会社や通貨ペアによって異なります。目安として、個人がかけられるレバレッジは最大25倍と金融庁が決めていますので、少なくとも取引額の25分の1は必要になります。 株式取引をしたことがある方はご存知だと思いますが、株式の信用取引のレバレッジは3倍です。 株式は銘柄や時節によって異なりますが、おおむね変動幅は比較的大きい傾向にあります。一方の為替は1日で1~3%程度の変動幅であることがほとんどなので、大きなレバレッジを掛けることが認められています。 もちろん、少なめの金額でリスクを大きく取った取引を控えたい方は、多めに入金してリスクを抑えて取引することも可能です。 リスクはあるものの、レバレッジで最大25倍まで資金効率を高めて取引することができる点はFXの魅力のひとつです。 取引時間が長い FXのもうひとつの魅力は、「取引時間の長さ」です。 日本の株式市場は9時から15時までです。 サラリーマンの多くは仕事中なので、トイレにこもってケータイ電話で取引をする「トイレトレーダー」という造語まで生まれました。 一方で、為替の場合は平日24時間取引可能なのです。 正確にいうと、月曜日の早朝6:00~土曜日の6:00まで取引が可能です。 (使用するFX会社により、多少のズレがあります。) さらに日本人の都合の良いことに、為替市場は昼間は落ち着いているのですが、夕方ごろになると動きが出始めて、最も活発に動くのは22時~午前2時なのあたりです。 ですから、もし残業で遅くなっても、家に帰ってから寝るまでじっくりトレードすることができるのです。 下の図は、ドル円の一日の値動きを表したチャートと呼ばれるものです。 ちょうど、日本人が仕事を終えた18時頃から夜中の2時ごろまで動きが出ていることが分かると思います。 逆に、昼間は比較的静かですよね。 もちろん、いつもこういった動きになるとは限りませんが、為替市場は比較的日本時間の夕方頃から大きく動くことが多いのです。 金利差が発生する FXでは「スワップ」と呼ばれる金利差が発生します。 各通貨の金利はそれぞれ異なります。そのため、FXで通貨を売ったり買ったりすると取引した通貨間の金利差を受け取る、もしくは支払う必要があります。FXでは、これをうまく利用することでスワップ益を得ることができるのです。 もちろん、支払いが発生する場合もあります。スワップは日々変動しますので、うまく利益をあげたい方はFX会社のHPや取引画面でその日のスワップをチェックしながら取引しましょう。また、スワップを受け取るためにポジションを保有している間も、為替変動による損益が発生することも忘れないようにしましょう。 売りからも始められる FXでは買いでも売りでも、どちかからでも売買開始することができます。よく○○ショックなどと呼ばれる暴落が発生した時に、東京駅の近くの証券会社の該当インタビューで、「いや~、大損しちゃったよ。」といっている人を見たりしますよね。 しかし、FXは売ることもできますので、アベノミクス相場だけでなく、あのリーマンショックの際にも多くの人が億万長者になったといわれています。また、売りの方が比較的利益が出るのが早い傾向があることから、「売り坊」と呼ばれる売り好きのトレーダーも多いようです。 ほとんどの会社が手数料無料 FXはほとんどの会社で手数料無料にしています。 (リピート注文という特殊注文や、取引所FXという種類のFXでは手数料がかかる場合もあります。) そのため、トレーダーが取引コストとして意識するのは、新規注文が約定した直後に買値と売値の差額分マイナススタートになること、金利の高い通貨を売り注文から取引スタートしたり、金利の低い通貨を買い注文から取引スタートしたら金利差を支払うことの2点のみです。