13億円のピザ みんかぶ編集室 児山将 2023.07.19 暗号資産(仮想通貨)初心者コラム 世界で最初にビットコインが使われたのは、2010年5月です。 当時は1ビットコインが1セント以下のレートでした。 Laszlo Hanyeczという名前のプログラマーが、『誰かビットコイン1万枚とピザを交換しない?』と暗号化通貨のメーリングリストに、面白半分で投稿しました。 ビットコインフォーラムと呼ばれる掲示板のようなものです。 このジョークを面白いと思った別のプログラマーが、ピザ屋に注文してLサイズのピザ2枚を彼の家に届け、1万ビットコインと交換しました。 1万ビットコインでも、当時は米ドルでも100ドルにも満たない価値でした。 このビットコインによるピザトレードをきっかけに、5月22日は「ビットコインピザの日(Bitcoin Pizza Day)」と呼ばれております。また、Lサイズピザ2枚を基準にしてビットコイン価格を示す『ビットコインピザインデックス』も生まれました。 ピザ屋の中には、Laszlo氏のピザ購入を記念してビットコインユーザーのために割引をするところもあるようです。 bitFlyerの「ビットコインをもらう」のなかでピザハットが注文金額の3%分のビットコインを付与してくれるサービスがあることも、もしかしたらこの影響があるのかもしれませんね。 さて、2010年に1万ビットコインで購入された2枚のピザ。 現在、1ビットコインは約13万円の価値があります。 ということは、1万ビットコインはなんと13億円もすることになるのです。 ビットコインチャート(2014/11~2017/4) なお、ビットコインが240万円の高値を記録した際には240億円のピザになりました。 2020年1月に400万円に到達した際には、400億円です。 ◆ビットコイン(BTC/JPY)月足チャート インターネットに次ぐ発明だと言われているビットコインの凄さを物語る、ひとつのお話です。