まだサクラも咲いてない3月中旬。
寒い雨が降っていた日。
石見銀山へプチドライブ旅行記。
かつて世界遺産登録する前は、銀山の坑道近くまで
車で行けたのに、今は制限がかかっていて
住人しか中へ入ることは許されません。
なので、大きな無料駐車場で車を停めての散策です。

山には、いっぱい梅が咲いていました。
街道は整備されとても歩きやすくなっていて、
脇道にはこんなマイナスイオン満載の自然をみることができます。


自然がいっぱいの石見銀山。
ちょうど行ったときは、大森小学校の卒業式が行われていました。

そんな町を山に向かって歩くこと片道45分くらい?
かなり歩きました。

銀山の坑道入口がいたるところに見えてきます。

ここが、見学ができる龍源寺間歩。


人の手で、ノミを使って掘っているあとが刻まれています。
それも、人が一人入れるくらいの狭い道。
江戸時代にサザエランプ(サザエの殻の中に油を垂らして灯したランプ)の明かりだけを
頼りに、銀を掘っていたそうです。
その油が切れるのがだいたい6時間。
それが、就業時間の目安だったそうな。


もちろん、空気の悪い粉じん公害ありありの時代。
職人の平均寿命は32歳くらいだったとか。
働き盛りの主をなくしても、雇い主である山師は家族に味噌や米などを配給したそうです。
そして、その子供が成人したらまた 鉱山で働いてもらう。。。そういうシステムだったと。
今でいう福利厚生のシステムもあり、
仕事も奴隷や罪人がやっているのではなく、ちゃんとした職人が請け負って仕事をしてたそう。
そんなところが、高く評価されての世界遺産なんだと。
歴史を勉強してからの、街並み散策。

東京でも有名な群言堂さんの本店。

カフェで、お昼のランチをいただきました。

分つき米と汁もの香物。
ただそれだけの、シンプルな食事。

ここは、予約していかないと入れない阿部家。
群言堂さんが運営なさっています。
宿泊も可能だとか。
大森の街の中にあるので、いいかもしれませんね。
せっかく来たのだから、ここに入ってみたかった。



次は、出雲路をご案内します。