このままではもう限界。広瀬川灯ろう流しの魅力と想いを「ビジュアルコンセプト」を通して次世代に繋ぎたい! | まちくるファンド仙台 | 仙台・宮城のクラウドファンディング

このままではもう限界。広瀬川灯ろう流しの魅力と想いを「ビジュアルコンセプト」を通して次世代に繋ぎたい!

広瀬川灯ろう流しの魅力と想いが、実は仙台の皆様にも伝わっていない?そんな現状を変える為に仕掛けるビジュアルデザイン見直し戦略。「仙台でやる花火の一つ」「地域の誰かがやっている地元のお祭り」ではない、灯ろう流しの想いを皆様に知ってもらい次世代に繋ぐためのチャレンジです!

現在の支援総額

744,000

148%

目標金額:500,000円

サポーター

96

残り

終了

このプロジェクトは終了しました

このプロジェクトは、2024年06月20日に募集を開始し、2024年08月09日 23:59に終了しました。

広瀬川灯ろう流しを全力応援する地域おこし協力隊、自腹覚悟で挑みます!

去年の灯ろう流しが終わった時聞いた「もう無理だよ」の声。それを変えたいと思った。


私は長町の地域を盛り上げるために2022年から長町エリアで活動している仙台市南部拠点地域おこし協力隊です。
そのご縁で2022年から広瀬川灯ろう流しに関わらせていただくことになり、実行委員会の皆が現場で汗を流しイベント運営をする姿を見てきました。

しかし、2023年の灯ろう流しが終わった時に実行委員会のメンバーの口から漏れた言葉。
「もう無理だよ…。」

私はこれに衝撃を受け、それと同時にとても悔しかった。

なぜこんな言葉が出る事態になったのか。
そして、この言葉を聞いた私が今回のクラウドファンディングへの挑戦で何を変えたいのか。

以下に説明していきます。
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このプロジェクトがこれからの広瀬川灯ろう流しの鍵になる。知って欲しい現状とビジョン。


◾️1:関わったら最後!?頑張ってもしんどい運営体制

◾️2:全国的な「担い手問題」

〜政令指定都市クラスでも起きている、高齢化と若者不足の構造的問題

◾️3:知って欲しい、広瀬川灯ろう流しが繋いで来た地域住民の想い

◾️4:「広瀬川灯ろう流しって何するイベントなの?」

〜アーティスト歴20数年の地域おこし協力隊が考えた”仙台の地域住民にイベントのコンセプトを知ってもら方法!”

◾️5:ご支援いただいたお金の使い道

◾️6:最後に


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◾️1:関わったら最後!?頑張ってもしんどい運営体制

広瀬川灯ろう流しはイベント全体を通して様々な方のボランティアなどで運営されています.
その中心である実行委員会は
・長町商店街の有志の方
・河原町商店街の有志の方
です。

商店街に加盟している店舗や企業の経営者の方がほとんど。
つまりイベント運営を生業にするプロの業者さんではありません。
こんなに大きな規模のイベントを素人集団が回している。

ですが忙しい日々の仕事の合間をぬって会議を重ね、意見を出し合い、調整を続ける。これ以上ないくらいの労力を割き、地域のためにとの想いだけで働いています。
実行委員会の会議の様子。(パッとみた感じでもご高齢の方ばかり)実行委員会の会議の様子。(パッとみた感じでもご高齢の方ばかり)
言ってしまえば関わらない方が楽。仕事の時間やプライベートの時間を割いて働いても、その分利益があるわけではないのです。
加えて私が長町エリアの盛り上げを担当する地域おこし協力隊の立場で訴えたいのは、広瀬川灯ろう流しの来場者がどれほど増えようが、長町商店街に来る恩恵がほとんどないと言う事実。
大半の方は仙台地下鉄河原町駅から会場に来て、河原町側のお店に立ち寄ったりしてお帰りになるのです。

イベント当日は朝7:00くらいから夜中の24:00くらいまで運営の仕事。一日中関わって、深夜の作業に残るにはおよそ20人ほど。
さらに翌日はへとへとになった体に鞭打って、早朝からゴミ拾い作業。このゴミ拾い参加者はなんとか集めて15人位。
何万人もが訪れるイベントにも関わらず、人数の少ない実行委員会とその中でも元気に動ける世代はこのくらい。

2022年に初めて参加した現場で見た風景はこんな感じでした。
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◾️2:全国的な「担い手問題」政令指定都市クラスでも起きている、高齢化と若者不足の構造的問題

広瀬川灯ろう流しは昭和に一度中断していましたが平成に入り復活。年々訪れる人の数は増え、今では多い時で5万人もの人が集まるイベントになりました。
その様な「100万都市で開催される祭り」である一方、「長町・河原町エリアのご町内のお祭り」と言うギャップが生まれています。
その結果、多くの仙台の地域住民にとって「規模の小さい花火大会」と思われていたりするのです。
そう思われたとしても仕方なかったかな?と感じる、過去のイベントビジュアルそう思われたとしても仕方なかったかな?と感じる、過去のイベントビジュアル

私は仙台市にUターンして地域おこし協力隊になった”仙台地元民(生まれた時から高校生まで実家暮らし)”なのですが、育ったのがいわゆる北学区の地域でしたので、地域おこし協力隊として長町に来るまで広瀬川灯ろう流し自体、実は知りませんでした・・・

私の学生時代の行動範囲が狭かったせいもあるかもしれませんが、実際に現場で実行委員会の皆様の運営体制を見て納得した部分もあります。

長町・河原町エリアの皆様が町のイベントとして大事につないで来たと言う歴史があり、それはとても素晴らしいものだと思います。
ですが一方で、これまで小さなエリア内の地域住民の力だけで、なんとかやって来れてしまった。

それを象徴していたのが灯ろう引換券の販売方法です。
2022年まで灯ろう流しをするための引換券の販売は長町商店街と河原町商店街の中にある、数軒の店舗でしか購入が出来ない仕組みでした。広報は商店街内でのポスター掲示、町内会や商店街へのチラシ配布(約2,000枚)。
圧倒的な地域外への広報不足と、他地域の方が灯ろう流しをするまでのハードルの高さがありました。

それらの要素が合わさった結果「町内エリアでそのエリアの人が細々開催する町の花火大会」扱いとなり、
SNSで情報を受け取ることが多い若者層には認知が広がらず
町内エリアの中で地域のイベントをなんとか守って行かなければという志のある高齢者が中心の運営になった。

広瀬川灯ろう流しとは一体なのためのイベントなのか
それがそもそも伝えられず、参加することへの意義も理解が得られないまま巨大化し、ごく狭い地域の人々だけが苦労する構造となってしまっていたのです。
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◾️3:知って欲しい、広瀬川灯ろう流しが繋いで来た地域住民の想い

〜ではあらためて、広瀬川灯ろう流しとは何なのか?

広瀬川灯ろう流しは元々は飢餓供養のための川施餓鬼が始まり。
供養(死者の冥福を祈ること)により亡くなった人と向き合い、対話し、悲しみを乗り越え、故人や先祖とのつながりを再確認する行事です。
その中で、長年受け継がれていたのは奉仕の心 であり地域への貢献
祈りと奉仕の精神ではないかと思います。
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〜 これから目指したい灯ろう流しの姿


灯ろう流しは基本的に供養のための場所ではありますが、来る人は何の為に来るのでしょうか。

大切な人に気持を贈る
愛する人に気持を贈る
自分自身の気持を見つめる

そんな、様々な想いを繋ぐ場所にやってくる

だとすると広瀬川灯ろう流しが今後目指すあり方は

過去と今と未来と対話するための光を灯す
気持を贈る光を灯す
それぞれが光を灯し、光を見上げる

そんな、気持ちを贈る特別な一日を作ることではないだろうかと思うのです。

さらに重要なのは、この受け継がれてきた心を伝え未来に繋ぐための仕組み作り。
今後一緒にイベントを作り盛り上げてくれる仲間を増やし、楽しくみんなで作るイベントにしていくこと。

今回私が作りたいのは、そのためのきっかけ作りである以下の部分です。
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◾️4:「広瀬川灯ろう流しって何するイベントなの?」 :〜アーティスト歴20数年の地域おこし協力隊が考えた”仙台の地域住民にイベントのコンセプトを知ってもら方法!”

プレイヤープロフィールにも書いたのですが、私は元々アーティストとして東京を中心に活動しておりました。
その経験を活かして2022年7月から長町商店街の盛り上げ活動をメインミッションとした、地域おこし協力隊の活動を行ってきました。
得意なことと言えば、イベントの広報活動や人を呼ぶコンテンツづくり(ながまちカプセルトイ)、チラシやポスターなどのビジュアル制作やキャラクターを使ってのPR活動(ながまち非公式キャラクターにゃがまち)、SNSを活用した情報発信などで、それらの能力を使って様々な賑わい作りを企画運営させていただいております。

そんな私が考えた、新たな層へのPRに大事なもの。
それはやはり、ファーストコンタクトとなるメインビジュアルではないかと思います。

「広瀬川灯ろう流しのメインは花火ではない。灯ろう流しである。」
当たり前のことですが、まずはここを知ってもらわなければなりません。

次に、前述した”これから目指したい灯ろう流しの姿”いわゆる灯ろう流しの”ビジョン”を伝えて理解してもらう必要があります。
これに関してはメインビジュアルに沿ったキャッチコピーを作って、シンプルに訴える方法が良いのではないかと考えました。

つまりは

今後一緒にイベント盛り上げてくれる未来の灯ろう流しの担い手に「刺さるビジュアル」の制作

これをしなければいけないと。
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けれども、それにはプロに依頼するための資金が必要なのです。
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実は去年は私が自ら広報物のメインビジュアルを制作しておりました。

板に水干絵の具で着彩。原画はアナログです。板に水干絵の具で着彩。原画はアナログです。
去年は様々な要因により花火の打ち上げが出来ず、天燈の打ち上げを実施。
それにより、過去のビジュアルは使用できなくなったため新たに作る必要があったのですが、それにかける予算は実行委員会にはなかったので絵を描ける私がお手伝いとして制作させて頂きました。

しかし昨年、実際にメインビジュアルを担当して痛感したこと。

「イベント全体のコンセプトをきちんと伝えてもらうためのビジュアルプロデュースと、それを理解した上で制作してくれるプロのデザイナーが必要」**

だと言うことです。

私がこの時制作した絵は”単なる説明の絵”です。灯ろうと天燈と広瀬川の風景という必要要素を配置しただけで、合成写真でも問題ない。時間がない中で場繋ぎ的に描いた絵には、”灯ろう流しが繋いできた想い” ”この先のビジョン" "それらを補強するためのコピーワーク” といったものは無く、本来必要なイベント全体貫く「コンセプト」を伝えるには至っていないのです。

絵を描けることと、ビジュアルブランディングを行ってイベント全体の想いを表現することは全く別物。

私が付け焼き刃で行って、表現出来るものではありませんでした。
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◾️5:ご支援いただいたお金の使い道

そのような思いでチャレンジをさせていただく今回のクラウドファンディング。
いただいた支援は手数料を除き以下のものに使わせていただく予定です。

・広瀬川灯ろう流しが繋いで来た想いとこれから目指すものを、未来の灯ろう流しの担い手に伝えるためのビジュアル(絵)製作費
・キャッチフレーズ(コトバ)制作依頼費
・それらを合わせるためのデザイン費 (内訳:ポスターデザイン費・チラシパンフレットデザイン費・SNS公式サイト用素材製作費)
・全体をまとめる、ビジュアルブランディングディレクション費

もしご支援金額が目標以上に集まった場合は、広瀬川灯ろう流し実行委員会への支援金としてお渡しする予定です。

この広瀬川灯ろう流しの広報費用に必要な経費を、何故地域おこし協力隊個人がクラウドファンディングで募るのか、疑問に思う方もいるかもしれません。
しかも、目標金額が集まらなければ

費用は私が個人で自腹を切ります。

なので、このプロジェクトはお金が集まらなくてもプロジェクトを行う「All in」にしています。

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!そこまでしても応援したい理由

・こんなに素晴らしいイベントが繋いできた想いを、もっと多くの方に知ってほしい。
・このイベントに関わる地域の人たちが、もっと楽しく達成感を感じるような運営体制を作りたい。

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!そこまで私が覚悟した理由

実行委員会にはもうこの企画実行を出来るだけの余力がない
本当に、文字通り「もう限界」な状態を知ってしまったからです。

今回私のこの活動を通して、広瀬川灯ろう流しへの興味関心をいただいていただけるだけでも嬉しいです。
お金のご支援だけに限らず、当日のボランティアサポートなどもいただけたら大変ありがたいです。
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ですがもしよろしければ、
高齢化と若者不足の構造を変えて、この先未来続くイベントとなる様に
これからの担い手に繋げられるように
その仕組みを作るきっかけを作るためのこのチャレンジを
ご支援という形で応援していただければ幸いです。

また、今回のプロジェクトはイベント当日に間に合わせるべく、すでに打ち合わせを重ね、7月1日には公式サイト・SNS・ポスター等でお披露目をさせていただく予定です。
ビジュアルが解禁しましたら、こちらのページでもお知らせをさせていただきますので、どうぞお楽しみにお待ちください。
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◾️6:最後に

今年開催の「第35回広瀬川灯ろう流し〜光と水とコンサートの夕べ」開催情報は以下の通りです。

・日程:2024年8月20日(火曜日)
・時間:13:00〜20:30
・内容:灯ろう流し
コンサート第1部(昼の部)・第2部(夜の部)
花火打ち上げ(特別協賛メッセージ花火あり)
縁日コーナー
灯ろう流し応援観覧席(有料)あり
・運営:広瀬川灯ろう流し実行委員会
・公式サイト:https://www.hirosegawatourou.miyagi.jp

※詳細は公式サイトをご覧ください。灯ろう引換券・灯ろう流し応援観覧席の販売は7月1日頃開始予定です。特別協賛メッセージ花火・広告協賛等に関しては公式サイトより実行委員会までお問い合わせ下さい。

皆様のご支援と、イベントへのご来場をお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。
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広瀬川灯ろう流しについて

◾️歴史:
藩政期の川施餓鬼供養を起源とする本行事。飢餓による衰弱で非業な死を遂げた多くの人々を供養するため、「伊達家第七代 重村公夫人」の観心院が広瀬橋のたもとに桃源院を開基し、灯ろう流しをはじめたと伝えられています。
江戸時代から行われ続けた灯ろう流しは昭和に入ると花火大会も同時に開催されるなど、「夏の終わりを告げるの風物詩」として親しまれるようになり、当時の仙台市内有数の夏祭りとなりました。​
昭和53年に一時中断を余儀なくされたものの、「夏のにぎわいを取り戻そう!」と立ち上がった市民により平成2年に復活。歴史と由緒のあるこの行事を地域の伝統にしていきたいという思いから、広瀬川を囲む長町・河原町商店街、町内会が運営の中心となり、旧暦での仙台の送り盆にあわせ毎年8月20日に開催しています。
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◾️運営:
広瀬川灯ろう流し実行委員会(長町商店街・河原町商店街・長町地区/南材地区/八本松地区町内会 他)

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