※この記事は『Mac Fan』2023年4月に掲載されたものです。
今コンビニではFamiPayがアツい!
コンビニ各社が独自のアプリや決済サービスを展開するなか、今いちばんアツいコンビニはどこかご存じでしょうか。答えは、バーコードやQRコードでの決済サービス「FamiPay」を展開しているファミリーマート(以下、ファミマ)です。
「FamiPay」は、楽天ポイントやdポイント、Tポイントと連携でき、支払いで貯まるポイントは条件次第で0.5%〜1%。特定の商品は、「FamiPay」支払いで追加ポイントを獲得できます。ほかの決済方法に比べて還元率が抜群に高いわけではありませんが、それでも使ってほしい理由があるのです。
指定日に“チャージするだけ”で無料クーポンの配信対象に
2022年2月末現在、毎月第2/第4金曜日が「チャージの日」に設定されています。これらの日に3000円以上「FamiPay」にチャージすると、特定の商品を無料で引き換えられるクーポンが「FamiPay」アプリ上に後日配信されます。クーポンの対象商品は開催回ごとに異なり、ペットボトル飲料やカップ麺などを交換可能。対象商品やクーポン配信予定日は同アプリで確認できます。
ここで覚えておいてほしいのは、指定日に“チャージするだけ”で無料クーポンの配信対象になるということ。チャージした残高を指定日に利用する必要はありません。なお、チャージはファミマ店頭のレジ端末でも行えますが、同アプリ上ならば「ファミマTカード」をはじめとするJCBブランドのクレジットカードや銀行口座などからチャージ可能。わざわざ店舗に行く必要すらありません。
「FamiPay」アプリのトップ画面。[FamiPayチャージ]から、現金や特定のクレジットカードなどで残高をチャージできます。
無料クーポン、割引クーポンがもらえるが配信されることも
前述の無料クーポンとは別に、同アプリ上では食品から日用品、化粧品まで数多くの割引クーポンが随時配信されています。このクーポンを使うには、同アプリ上のトップ画面にある[クーポン・回数券を使う]から、利用したいクーポンを[使う]→[決定する]で選ぶと、決済用バーコードの下にクーポンがセットされます。なお、決済は「FamiPay」に限らず、ほかの決済方法でもOKです。
ただし、クーポンを使う際に注意したいのは店舗によって品揃えが違うこと。あくまでもクーポンを利用できるのは、対象商品の在庫が店舗にある場合に限られることは覚えておきましょう。
また、「チャージの日」でもらえる無料クーポン以外にも、無料で商品を引き換えられるクーポンが配信されることもあります。すべての人に同じクーポンが配信されているわけではなく、購買履歴などに基づいてクーポンが配られるようです。私はよくチューハイの無料クーポンが配信されてきて、「無料でもらえるのであれば」と受け取っているうちにどんどん無料クーポンが配信されるようになりました。どうやら、無料クーポンを使う人に多く配信していく仕組みなのだろうと予想されます。
ファミリーマートでのバーコード決済はもちろん、QRコード決済に対応。一部のスーパーや飲食店などでも支払えます。
ほかにも、「FamiPay」は一部の公共料金・各種料金の支払いでも活用可能。同アプリの[FamiPay請求書支払い]で請求書のバーコードを読み取ると、支払い可否および「FamiPay」を使った決済が行えるかを確認できます。前述の「チャージの日」にチャージしておけば無料クーポンもゲットできるうえ、請求書の支払いにも利用できるわけです。実際、私もこの手の支払いは「FamiPay」一択です。
一部の公共料金・各種料金の支払いもできる
さらに、「FamiPay」は総務省が推奨しているQRコード決済の統一規格「JPQR」にも対応しており、この規格の対象店舗でも支払えます。使い方は、同アプリのトップ画面に表示される[ファミリーマート以外で使う]ボタンを押せば、画面が切り替わって支払い用QRコードが表示。ここから「FamiPay」の残高で支払えます。
「PayPay」のようなQRコード決済機能を持ちつつも、ユーザ側のメリットを引き出すことで店舗に誘導する仕掛けを数多く用意しているユニークさがFamiPayの魅力。セブン・イレブンでもローソンでもなく、実はファミマがいちばんアツいのです。
第2/第4金曜日に3000円以上“チャージするだけ”で無料クーポンをゲット!割引クーポンが頻繁に配信される点もメリットのひとつです