※本記事は『Mac Fan』2024年4月号に掲載されたものです。
ウィジェットの設定をその都度オフにするのは面倒! 一時的に非表示にする方法はないものか
macOS Sonomaの新機能として、ウィジェットをデスクトップに表示する機能が追加されました。「リマインダー」のToDoや「天気」の予報、「カレンダー」の予定などのちょっとした情報を、ソフトを起動することなく一目で確認できるため、筆者も日常的に活用しています。
しかし、作業に集中したいときなど、一時的にウィジェットを非表示にしたい場合もあります。その際は「システム設定」を起動して[デスクトップとDock]を選択し、[ウィジェット表示]欄にある[デスクトップに]のチェックを外して、表示をオフにしなければなりません。
また、[ウィジェット表示]欄には[ステージマネージャに]という項目があり、ステージマネージャ使用時にウィジェットを非表示にしたい場合は同じく設定を辿ってチェックボックスをオフにする必要があります。
ソフト「WidgetToggler」なら、ショートカットキーで表示/非表示をらくらく切り替え!
このようにウィジェットを一時的に非表示にするために、何ステップもの操作を踏まなければならないのはとても不便です。Appleにはぜひ次のmacOSのアップデートで改善してほしいところですが、いつになるかはわからないため、自分で解決策を探ることにしました。すると、デスクトップ上のウィジェット表示をスマートに切り替えられる「WidgetToggler」を見事発見。このソフトをインストールすると、メニューバーから[Hide Widgets]をクリックするだけで簡単にウィジェットを一時的に非表示にできます。
また、ウィジェットの表示/非表示の切り替えは、ショートカットキーを利用することで、キーボードから手を離さずに行えるのも便利な点です(標準設定では[コントロール]キー+[コマンド]キー+[W]キーに割り当てられていますが、設定から好みのキーにカスタマイズできます)。
基本的にはウィジェットの切り替えだけに特化していて、多くの機能は搭載していませんが、筆者のように困っていた人にはまさに打ってつけのソフトと言えます。ウィジェットの表示/非表示の切り替えが圧倒的にスムースになりますので、皆さんもぜひ使ってみてください。
著者プロフィール
栗原亮
1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。