いよいよ最終回だ。いろいろあって「自分はハナさんにはふさわしくない」とハナさんに別れを告げた弱気くん。チャラ田さんと苺ちゃんは自分が考えた企画の社内プレゼン。
チャラ田さんの「骨育スナック」、最終的に牛骨になったのか人骨になったのか気になるがよくわからなかった。プレゼンの表紙は人間の頭蓋骨だが、これを使うのか、スナックを食べると骨が強化されるのかはわからないからね。チャラ田さんはハナさんを公園に呼び出してついに告白。
「好きなんです。ワサビ農園で叱ってくれたときからずっと好きです」
「あなたは私の心の琴線にまったく触れないの」
「・・・・・」
ダーキュリーだ! 三十路になったダーキュリーが登場した。クンツァイト~(泣) チャラ田さん、撃沈。ハナさんと弱気くんも変な具合に撃沈してるし、この時点で苺ちゃん以外の全員が不幸になっている。ハナさんが家で退職願いを書いていると突然にやってきたお母さんに見られてしまう。
母「何があったの?」
華「仕事ができる女はモテないから...」
(退職願を破り捨てる母)
母「そんなくだらない理由で辞めるの?」
華「くだらなくないよ」
「自分より仕事ができる女にビビる男なんて相手にする必要ない」
「・・・・・」
紙を破って放り投げるのは母親譲りだったのか。点数がイマイチだった娘のテストの答案を破ったり、夫の給与明細を破ったりしたのだと思う。ハナさんが持っているレッサーパンダのぬいぐるみは初登場じゃないか? 相手の女性のが仕事ができるとビビりはしないまでも、女性を下に見ている男性は嫉妬すると思う。その点で弱気くんとハナさんは別の次元に住んでいるのでお似合いのカップルなんだよね。
すっかり仕事に燃えている人になった苺ちゃんは一人で遅くまで残業。すると変な声が聞こえる。
恐る恐る声の元を探すと倉庫で泣いている弱気くん。苺ちゃんは弱気くんを飲みに誘う。
って、そこかい! コンビニの前かい! そこはイートインコーナーではないんだけど。ここにある段差は苺ちゃんが腰かけるにはよい場所だが、危険だよね。実際の場所は入れないようになっているか、降りられないようになっていると思うんだが。気になるのでロケ地めぐりのサイトとGoogleマップで調べたよ。
苺ちゃんが座っていた場所は柵があったが正面におじさんが座ってるしー! やはりこの高さの段差は人を座らせる磁力があるよね。
弱気「ボクなんか高峰さんにふさわしくないんだ」
苺 「マジでくだらない理由ですね。仕事ができるできないなんて関係ないです。
高嶺さんにも失礼です。弱気先輩、逃げてるだけですよ」
みんながハナさんと弱気くんの背中を押す。まさかドラマの終盤で苺ちゃんがこうなるとはなあ。弱気くんに借りたトレーナーを返すためにハナさんが弱気くんを公園に呼び出す。なんでトレーナーを借りたかを説明すると長くなるので省略。トレーナーを受け取ってそのまま帰ろうとする弱気くんの背中に向かって
心の声(行かないで...行かないで...行かないで)
「行かないで!」(現実の声)
「!」
振り向いた弱気くんに
「弱気! 私と付き合え!」
自分の口でちゃんと言えたハナさん、でも言い方もトーンもまちがっている。
弱気くんの反応もまちがっている。そうだよな、汐留の告白はこのドラマ的には綺麗すぎた。こっちのが正しいのか。その翌日だか、後日だかはわからないが、あいかわらずゴミのような企画を持ってきてハナさんに怒鳴られている弱気くん。
その様子を見てヘコむチャラ田さん。
元気出してくださいねと微笑む苺ちゃん。結局、この4人の中でいちばん常識人でまわりの人に心を配れるのは苺ちゃんだったという。この展開は予想できなかった。そこへ部長が来て苺ちゃんの企画が商品化されることが決まったことを告げる。喜ぶ苺ちゃん。チャラ田さんの企画は盗作疑惑が発覚したと。踏んだり蹴ったりのチャラ田さん。ただ商品企画そのものではなく、プレゼンの表紙に使った骸骨の写真だけみたいだが。ますます落ち込むチャラ田さん。
苺ちゃん「元気出してください。いい骸骨見つかりますよ」
チャラ田「うー(泣)」
苺ちゃん「泣かないでください。骸骨なんてそこらへんにいるんだから」
チャラ田「どこにいんだよ(泣)」
どこにでもいるが、写真を撮ることもスナックに使うこともできない(泣) チャラ田さん、著作権フリーではない写真を社内用のプレゼンに使っただけなので大ごとにはならないと思うよ。試作品を作るのに墓を掘り返したなら別だけど。チャラ田さんはそこまで悪い人ではないのに最終回はかわいそうだった。そうしている間も弱気くんがクズ企画を出してはハナさんがダメ出し。
ハナさんの最後のセリフが
「発想がゴミすぎて逆にかわいい! 毎回毎回、弱気の仕事が地獄すぎて〇〇は天国!」
この〇〇のところが何度再生しても聞き取れないんだよ。なんて言ったかわかる人いますか? あー、終わっちゃった。泉里香が主演のドラマなので退屈でも最後まで見ようと決めていたが全12話駄作なし。企画にも原作にも監督にも共演者にも恵まれた。あとモノローグの部分、泉里香はあんなに色々な声を出せると思わなかった。私から見るといまでも15才の浜千咲と変わらないが、泉里香はもう32才。ゴールデンタイムのラブストーリーの主役をやる日は残念ながら来ないだろう。でもこのドラマで変な人、イタい人、怖い人、彼女の可能性の大きさをアピールできたのは視聴率以上に意味があることだと思う。これからも期待できるぞ、がんばれ我らのダーキュリー!