業界ネタを描く漫画家で、型だけのショーマンでなく「シュート」な連中は……そして最強は? - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

業界ネタを描く漫画家で、型だけのショーマンでなく「シュート」な連中は……そして最強は?

いきなり回り道だがルー・テーズは年を取って率直になると、流智美に話を引き出されて(笑)、「そうだなあ、あいつはシュートだったよ」「あいつは人気だけでレスリングをしらないショーマン、パフォーマーだよ」とか一刀両断に往年の名レスラーを切って取っていた。
これが頑固ジジイの繰り言にも見えつつ、面白い芸談になっていて、とても楽しい。

おいらの記憶でいうと
「そうだなあ、カール・ゴッチ、ディック・ハットン、ジョージ・ゴーディエンコ、ビル・ロビンソンアントニオ猪木、ビル・ミラーは極上のシュートだ。より一段上のフッカーといってもいいかもしれん。
一応シュートと言えるのはマッドドック・バション、ドン・レオ・ジョナサン、バーン・ガニア、…酒場のケンカに強いという意味のシュートではディック・マードックか、ハリー・レイスを入れてもいいかもな」


みたいなことを延々と語るんですよ(笑)。それが楽しくてね。



で、最近の漫画って、けっこう他の作品とか、マンガ業界の編集者とか業界慣行とかを引き合いにだして、こするギャグが多いじゃないですか。


そういうのを見て、「あれ?これヤバくない??」と思う緊張感って、プロレスでシュートっぽい展開や技術が見える時の緊張感と似ているんです(笑)いや個人の感想でね。


最近、そういう作品の傑作回を見たんですけど(後述)、そういう視点で、「業界話を描くシュート漫画家」をピックアップしてみました。

島本和彦

島本和彦


最初にゴッチ級の存在を持ってくるな(笑)。シュートは技術だけでなく「事件=伝説」も持っててほしいが、「幻の最終回」だけでおつりがくるな(笑)
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これも、業界の個人やなにかを直接名指ししたわけじゃないが、けっこう容赦ないシュートのテクニック。

島本和彦

宮崎周平

「僕とロボコ」は、毎週のようにパロディネタをやってる。ただ、あまりに技を乱発しすぎて、これはメキシコのルーチャのようだ。ここぞという時にバッと一撃を極めてこそのシュートだ。
おおかた、編集部や、ネタ元相手とは事前に話がついていて、キャッキャウフフ、宣伝込みのギミックなんだろう、とか思っていたんですよ、最初は…

僕とロボコ
僕とロボコ

だが、

僕とロボコ

ハワイでゴミ収集人の仕事をして食いつないでいく、とかの可能性もあったのかも…。

畑健二郎

このひとは普段の漫画の中で、他雑誌も含めてパロディは結構出てくるが、まあ雑誌のメインストリームを担ってる自覚もあるのか、それほどとんでもないシュートはしかけない。
ただ、そういう「場所」を設置して「今回はガチね」と言われれば「ハイ了解」とばかり1ミリもビビらず、隠してたナイフを見せる。
そこは師匠を反面教師にしているわけだ(笑)

畑健二郎

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久米田康治

この人は妥協なきシュートすぎたため、ダラ幹に疎まれて団体を追放されたからな(笑)
この2ページだけで、何人に仕掛けてるんだ。アイムリアルワン。

久米田康治

togetter.com


しかし、ガチが歓迎されるような場に行けば、それがウケる。

久米田康治

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久米田康治

福満しげゆき

前も書いたけど、この人の作品は読んでる側が「頼むから、これは編集側と裏で合意してる『ブック』が有ってくれ!」と思うよ(笑)

福満しげゆき

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僕の小規模

木多康昭

こいつぐらいになると、もうシュートで暗黙の了解破ったとかじゃなく、反則負けで業界追放のヒンズー・ハリケーン状態だ(笑)

きだやすあき
きだやすあき

しかしだ、そういうレジェンド、強豪を抑えて、いま現在、一番のシュート野郎は誰か・・・・・・俺は、こいつだと思う。

フォビドゥン澁川

togetter.com

スナックバス江

これ、このコマからずっと前後すると、漫画アプリと広告についてかなりシャレにならんことを言ってて、その後「それはヤングジャンプ編集部の公式見解と思っていいの?」なんて業界の忖度やタブー自体をネタにしてたりね。
以前、漫画アプリや海賊版サイトを同様にネタにしたこともあって…、世に、シュートの血脈は十分受け継がれているのだなあと感じました。

フォビドゥン澁川 

【創作系譜論】
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