タイトルの「青春漫画」という言い方はちょっと適切ではないか。
一応、SFではあるのだよ。週刊モーニング連載中、「8月31日のロングサマー」。時間ループもの。
さすがメジャー雑誌に載るSFらしく、一話で過不足なく設定を説明してる。
8月31日のロングサマー 伊藤一角
何度も繰り返す8月31日の中で出会った高校生の二人・鈴木くんと高木さん。記憶を繰り越せるのは二人だけ。タイムループの原因として考えられるのは、鈴木くんが夏休みにやり残した、男子最大の目標…。恋と真っ向から対峙する、青春タイムループコメディ!
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・・・・いや、けっこう不足だな?というか一話を改めてみると、なんちゅうかねー。まあとにかく、それでもタイムリープを繰り返し、いろいろお互いを知り…第2話。
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35話ではこんな感じで…
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だいたい時間旅行とか、タイムなんとかとか、そういうSFテイストがあれば加算に加算を重ねる俺でも、この作品は1話で示されたラブストーリー的なあれなんで、最終的には… not for Me と判定しています…。いまだにタイムパラドックスを考察するようなマッドサイエンティスト出てこないし…
それに、脱出できない時間ループを「じゃあ開き直って、その時間でやりたいことをやって遊んでみよう!お金を使っても遠出をしても、1日経てばもとに戻るんだし」というコンセプトは「秋の牢獄 (角川ホラー文庫)」: 恒川光太郎 というのがある、と聞いている(まだ読んではいない)。
・・・・・・・・と思いつつ、モーニング掲載でもあるから、なんだかんだと読んでいることもまぁ事実だ(笑)。
そんな折、見逃せない一コマがあった。
以下の会話は、焼き肉屋のデートで偶然、隣の席(引用画面では奥)に「自分が通ってるコンビニで働くふたり」が座り、しかも男性が女性に告白をしている、という場面。主人公はその二人のやり取りに、我と我が身を重ね合わせて、漏れ聞こえるやり取りの一言一言にやきもきするのだが…
消極的な女性側が「友達と恋人は違う」と、主張する。
しかし、その時の比喩がだな。
「仮面ライダーとライダーマンは違う」
「仮面ライダーとライダーマンは違う」
「仮面ライダーとライダーマンは違う」
「仮面ライダーとライダーマンは違う」
ちがう
ちがう
ちがう
ちがう………
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※しばらく後に無料公開されるでしょう
このふたり、時代設定とか年齢設定とか性格設定とか、いろいろ大丈夫か。どこかで女性のほうには「スゴイ特撮マニアだ」という設定とかあったかな…(不安になった)
さらにいえば、その物語設定がどうであろうともよ、読者的に、この比喩が登場していいのか。通じないだろ、今の若者に。今の青少年に。
「いや、終わらない夏休みを時間ループで繰り返して女の子と徐々に距離が縮まる、なんて話を喜んで読んでいる層は、この譬えがしっくりくる年代だと『最初から想定』しています」ということだったら、その深謀遠慮に頭を下げるしかない。
というところで、第一部完。
第二部では……上の台詞の真偽を検証する。
この言葉そのものについて問われるなら、自分は圧倒的に賛同し、「その通りである」と認める派。
ライダーマンは、仮面ライダーに加えるべきではないと思うなりよ。もちろん、その勲功……デストロンの巨大ミサイルの脅威をそらすために、カミカゼ・バンザイ・アタックで自らを犠牲にしたのだから、あっぱれ二階級特進、死後追贈として「仮面ライダー4号だ」とするのは、かろうじていいと思う。
君は 君は 君はライダー ライダーマン
強く やさしい君は どこにいる
海から風が教えてくれた
君は 僕の 僕の胸に 生きている
君はライダー 仮面ライダー4号だ
だが、逆に言えば「実力的には仮面ライダーを名乗る顔じゃねぇんだっ」ってことなんだよ。
それは、「仮面ライダーSpirits」での活躍ぶり、名優ぶりを見るとやや心がゆらぐが、それでも已むを得まい。
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そういや同じジャンルにタックルもいたやん。彼女はライダーに入れてないじゃん。ガラスの天井なのか。いや不平等はあらためるべきだが、それはライダーマン降格によって平等にすべきだと。
さらに暴言を重ねるが…タイトル通り
「口の部分が生身のヒーローって、なんかかっこ悪くないですか」。
3例。
ん?一つ除いて、どれも世界的大ヒットだろ、というか?
ん?一つ除いて、これがかっこ悪いなんて少数派もいいところだ、というか?
いや、それでも…
この「口の部分だけ生身を維持してるヒーロー」、なんか、やだ。なんというか、びんぼうくさいのよ。いやバットマンとかロボコップの製作費はお高いだろうな、とはおもいますけれどんもね。
これは「お気持ち」なんで、よく考えたら論は尽きてしまった(笑)。
歌は、まあまぁいいのよ?とくにED。
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ついでに
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だから、おまけ…これ以降を書くかどうか思案しつつ、とりあえず休憩、中断
(続くかもしれず、つづかないかもしれず)
つづき ロボットと覆面レスラーも、口が隠れてるほうがかっこいい気がする。
ロボットはわかるでしょ。
ある時期まで、なんか唇がデザインの中に入ってた。
それがなくなったら、かっこよさが一段上がった……ってえ気がしませんか?
というか、マジンガーZを元祖に持つ巨大ロボで、生々しい唇が顔のデザインに入ってるのはむしろ少数か……なんなんだろうなこれ…でもジャイアントロボとか、古いのもあるか…
覆面レスラーはだな、普通に視界、呼吸、熱さという肉体的制約があるから、無理は言わないのよ?デストロイヤーやマスカラス的なマスクが、そりゃ一般的なのよ?チャリティーオークションで3回連続で出てくるのよ?(このネタ通じないかもはや…)
だけど、その制約を超えて、メッシュとか使って口とか目を隠すと、やっぱり異形感?が出てきて一段かっこいいでしょ。
マスクにこだわりある系の人が、こういうデザインを好む気がするな。
とにかくそういう訳で、やっぱり口とかが人間風のヒーローは、一段格が落ちる気がする!!(暴言)
だから、漫画内の譬えで出てくる「仮面ライダーとライダーマンはやっぱり違う」は、賛同する。だがそれで喩えるお前はいくつだ、とも思う、というのが結論でした。