日本映画製作者連盟(映連)は30日、都内で2024年新年記者発表会を開いた。席上で、東宝の松岡宏泰社長(57)が「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の米国での大ヒットを元に、邦画が海外で成功するために必要なことは何かを語った。
(略)質疑応答で成功の要因を聞かれると、松岡氏は「最初から分かっていました、と言いたいが、ここまでヒットするとは誰も思っていなかった」と率直な印象を語った。その上で、米国で大ヒットした要因を挙げた。
<1>映画が非常に良かった。見た北米の関係者から本当にたくさんの称賛を得た。
<2>「ゴジラ」は「世界で一番長く続くフランチャイズ映画」としてギネス記録に認定されるなど認知度が高い。
<3>全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)が43年ぶりに行ったストライキの影響で、北米に対抗馬がいなかったのではないか。
<4>1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)の公開日の「ゴジラの日」11月3日に、米国で数年前から旧作の特別上映をしてきた。ファンがどれだけおり、興収がどれだけに上るか把握していた。
<5>16、17年頃に、映連会長でもある東宝・島谷能成会長の指示で、ゴジラの商品化権を数年前に買い戻し、全世界で東宝がゴジラの権利を持っている。
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東宝の偉い人が、数年前、日本映画・映像作品の海外進出について東洋経済だかプレジデントで、韓流の例も引いて語ってたな。あのころは慎重っちゃ慎重だったな。彼と同一人物だったろうか。
というか、この話「記者会見」なら、その映像・動画ないんすかね。こういう面白い記者会見の「動画がない」、ということ自体が、色々な問題の一つの現れなのではないか。ただ、記者会見の動画やテキストそのものがあったら、上の日刊スポーツ記事の価値も減じられるわけでな……。
それはともかく。
「ゴジラの商品化権を数年前に買い戻し、全世界で東宝がゴジラの権利を持っている」
とは祝着のいたり。だからそもそもシンゴジやゴジマイを日本で作れたんだろうけどさ。ギャレゴジもたいへんよろしいし、こっちもよろしい。
ときに、今年はご存じの通り、ゴジラ登場70年でもある。この問題も気になるところ。