なんか日本人て、もう人間として壊れていないか。
— 中嶋 哲史 (@J_J_Kant) September 19, 2023
世界標準で言えば、日本人大衆の大半は「倫理や道徳、知性、思考と言った人間を人間たらしめているもの」を喪失した、ニンゲンの形をした何か別の動物にすぎません。 https://t.co/2GlB5QfK3a
— 烏賀陽(うがや)弘道 (@ugaya) September 19, 2023
2023年9月
オンラインヘイトスピーチガイドライン
ネットと人権法研究会
第1 本ガイドラインの目的
昨今では,インターネット上の人権侵害に対する世論の動きも高まり,2021年4月 20日にはプロバイダ責任制限法が改正され,新たな裁判手続も創設された。総務省で は,プラットフォームサービスに関する研究会においてインターネット上の誹謗中傷への 対応の在り方について議論がなされている。同研究会は2022年8月に「プラットフォ ームサービスに関する研究会 第二次とりまとめ」(以下,「第二次とりまとめ」とい う。)を公表した。第二次とりまとめにおいては,主要なプラットフォーム事業者に対し て,誹謗中傷等への対策状況について,ヒアリングシートに基づく任意での回答を求め, モニタリングを行った結果が公表された1が,「依然,透明性・アカウンタビリティの確保 が十分とは言えない」旨が指摘されている2。
このような状況を踏まえ,2022年12月には,研究会の下に開催されるワーキンググ ループとして「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」(以下, 「WG」という。)が設置された。WG は誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関し,最 近の動向等を踏まえ,専門的な観点から集中的に検討することを目的としたものであり,2 023年9月にはこれまでの議論を踏まえた「今後の検討の方向性」が示されている。しか しながらオンラインヘイトスピーチについてどのような対応をしているのか,また,どのよ
うな基準に基づき削除の判断をしているかについては必ずしも明らかとなっていない。 そこで,主にオンラインヘイトスピーチを対象としてインターネット上の人権侵害を根 絶するための法制度を検討する「ネットと人権法研究会」(以下,「当研究会」という。)3は, プロバイダ向けにオンラインヘイトスピーチの削除の対象となる「オンラインヘイトスピ ーチガイドライン」(以下,「本ガイドライン」という。)をここに公表することとした。
cyberhumanrightslaw.blogspot.com
ざっと読んでみた限りだが、面白いことに気づきました。
それは……面倒なので、いちいち書くより、ツイートを埋め込んでおこう。
ネット上のヘイトスピーチを削除する際のガイドラインを研究者や弁護士のグループが策定した。
— 阿部岳 / ABE Takashi (@ABETakashiOki) September 21, 2023
ネット事業者や行政はこうした知見に学び、ヘイトスピーチにもっと厳しい姿勢で臨むべきだ。
命がかかっている。https://t.co/tPMGZ7IXyQ
【重要】ガイドラインざっと拝読しましたが、大注目点として…一部で言われてた『ヘイトスピーチは「多数派→少数派」時のみ成立し、逆の「少数派→多数派」の時は成立しない』との主張は完全不採用ですね!ここは非常に重要かと思います。
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) September 21, 2023
批判を受けての軌道修正なら重畳。https://t.co/Cx9OD0qhaX
【これも重要】ガイドラインは「特定の集団又は集団に属する個人」「ターゲット集団」との言葉を使い、これまたごく一部で言われていた「ヘイトスピーチは変更不可能な属性に対してだけ、思想や趣味等への罵倒は変更可能だから該当しない」との主張を否定したようですね。https://t.co/Cx9OD0qhaX
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) September 21, 2023
まあ、この二点は、そら当たり前の話であってね。
いちおう、この研究会だって、人前に文章をさらすとなれば、そういうような、ごく一部での議論は引っ込めますわな。
このガイドラインを受けて、今まで主張してきた人も、そのへんについてはすーっとフェイドアウトしていくのがいいかと思います。
このへんについては、以前から論じてまいりました。ま、今回の件も、だから予想の範疇っつーか。
m-dojo.hatenadiary.com
が一番端的だけど、ほかにも
m-dojo.hatenadiary.com
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m-dojo.hatenadiary.com
m-dojo.hatenadiary.com
ガイドライン見て「こういう場合はどうなの?」という問いが、10も20も思いつく(笑)
このへん、”本職”の反差別運動家より、何倍も「これは差別じゃないの?なんでこれは放置されてるの?(まあ、それを指摘したら、そちらのよって立つ足場が政治的にも論理的にも崩れるけど)」…という例を見つけるのがウマイ、呉智英の流儀をやはり門前の小僧で学んでるんだろうな(笑)
プラトンが「人間とは二本足で歩く動物である」と定義すると、ディオゲネスは「ではニワトリも人間か」と言い返した。それを受けてプラトンが「人間とは二本足で歩く毛のない動物である」と再定義すると、ディオゲネスは羽根をむしり取った雄鶏を携えてきて、「これがプラトンのいうところの人間だ」と言った。その後、プラトンは先の定義にさらに「平たい爪をした」という語句を付け加える羽目になった。これが「プラトンの雄鶏」の名で知られる故事である。
ディオゲネス (犬儒学派) - Wikipedia
しかし、twitterはそういう反語や皮肉の例示、あるいは紹介しての批判が逆に凍結材料とされる例に事欠かないから、やらないよ(笑)
でも、ああ思いつく思いつく……