(毎年、少しずつ追記しながら掲載しています)
「ステマ乙」
「ステマとはなんだ! わたしは逃げも隠れもせんぞーっ」
「すこしは隠れろ」
とは、某はてなブロガーの漫画のセリフ(となりの801ちゃん)だが
これを、この季節に再度宣伝しよう。
集英社が文庫化した「世界の歴史」がすごい件。(学研も)
d.hatena.ne.jp
集英社 まんが版 世界の歴史 全10巻セット (集英社文庫)
- 発売日: 2009/05/25
- メディア: 文庫
集英社 まんが版 日本の歴史 全10巻セット (集英社文庫)
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
小学生、中学生の「歴史好き」で、好成績を上げたひとでも、高校生になったときは固有名詞になじみがないために「ギャップ」が生まれてしまう。
ここでつまづいてしまう。
だが、歴史好きというのは基本はできているから、そういう固有名詞が最初に頭に入っているとスムーズにいくもんです。
そういう点で、高校に入るときに初めから、このシリーズで一通りの名前を知っておくといいと思うのです。
ところでリンク先には「あとでフリードリッヒvsマリア・テレジアを軸にした話を書く」とも書きましたが、現在も、絶賛スル―中です。
というかどこかにないんですか。
「やる夫がフリードリッヒorマリア・テレジアになるようです」みたいなのが。
【追記】あった。
複数の人がおしえてくれたねん。完結していないのが惜しい、との声も。
やる夫・テレジアが女帝と呼ばれるようです まとめ
snudge.blog38.fc2.com
あとねえ、学研もムロタニ・ツネ象版を復刊してくれないか。文庫でも電子書籍でも…。(【追記】してるんだって!後述)
こっちはある意味、集英社版以上におもしろくすごい。
「カリフの黒き旗のもとに!」8世紀の「アッバース朝vsウマイヤ朝」は戦国、源平のようで面白い(ムロタニ・ツネ象漫画より) -
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ムロタニ・ツネ象先生の「世界の歴史」名場面をyoutubeでどうぞ。 -
※この動画は、現在見られません
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【2019年追記】「マンガ日本の古典」もいい!!
実はこの前、どの新聞だったか、かなり大きな広告を出していてね…それで思い出したし、なるほどと思った。これを高校入学時に読んでおけば、日本史にも、国語(古典)にもたしかに役立つ。
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- 作者:横山 光輝
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 文庫
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- 作者:さいとう たかを
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: 文庫
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- 作者:竹宮 恵子
- 発売日: 2000/05/01
- メディア: 文庫
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- 作者:つのだ じろう
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 文庫
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- 作者:水木 しげる
- 発売日: 1999/11/01
- メディア: 文庫
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- 作者:安彦 良和
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 文庫
また、上で例示したように、なんか無駄に大御所に描かせているんだ(笑)。故人もいるしね…。
なかなか、興味深い組み合わせではあるんだけど、ただ大御所過ぎて、ちょっと今の感覚とはずれてる人もそれなりにいる。また、これまた正しいんだけど「そのまま描くと漫画的には面白くないんで、……とかの場面は自由に描かかせてもらった」とか公言したりする自由さもあって、内容をそのままうのみにすると、授業とテストでは逆効果になるものもなくはない。
でも、だからこそ面白いというのはある。
自分が推薦したいのは、安彦良和氏の「三河物語」とか、竹宮恵子氏の「吾妻鏡」とかもあるけど、なんといっても矢口高雄氏の「奥の細道」だ。
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- 作者:矢口 高雄
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: 文庫
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江戸時代の俳句が、とにかくファンを熱狂させるエンターメインメントであり、奥の細道は大人気ミュージシャンの日本縦断ツアーであり、また旅する芭蕉曾良にとっては、危険と冒険に満ちた一大アドベンチャーであることをあますところなく描いているんだよな。「プレバト!」で俳句のエンターテインメント性が或る意味、「見える化」している今だからこそ再読されるべき一冊です。
まとめ買い
追記 コメント欄より
id:kitajun 2016/03/18 12:45
ムロタニ版の「世界の歴史」、amazonでは書籍版もkindle版も買えますよ
以前図書館で借りて子供に読ませましたが、せっかくだからkindle版を揃えました
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学研まんが世界の歴史 1 古代文明のおこりとピラミッドにねむる王たち
- 発売日: 2015/03/30
- メディア: Kindle版
id:kitajun 2018/03/16 11:56
ついでにおすすめするならば、下記のような、地域別記述のみではなく、ある歴史事件のときに他地域ではどのようなことが起きていたのかがわかりやすい本もあると、世界史というものの楽しさがわかるかな、と思います(ついでに難関大学の受験にも役立つ!)
船越 2018/03/17 05:12
ムロタニツネ象版の世界の歴史は、朝鮮戦争らへんの記述が現代の眼で見るとすごくアレで、ある程度そこらへんの事情のわかる大人が読む分には「このころの認識はこうだったんだなあ」ということが実感できていいんですが、そのまま注釈抜きでお子様に与えるのは少しためらわれるのも事実。ムロタニツネ象さんの歴史漫画の金日成主席、かなりハンサムに描かれていますね。 pic.twitter.com/BTtM6uXqEc
— 暁 充瑠 (@yuinosuke100) November 25, 2017