2021年2月26日段階の価格。この価格の期間は、数日ぐらい?
「大阪ハムレット」
森下裕美で一番知られているのは、ゴマちゃんのかわいさで知られる「少年アシベ」、新聞連載の「ウチの場合は」でしょうが、
藤子・F・不二雄をドラえもん、オバQのイメージだけで知っている人が、「SF短編集」を読むとあの人、こんな作品も描けるのか!と驚愕・感動するでしょ。
それとホントに同じパターンになるから。
ぜひぜひぜひぜひぜひ、ほんとにほんとにほんとにほんとに、この機会に買ってみて読んでみて。
この作品が文化庁・メディア芸術祭で優秀賞を送られた時の贈賞理由
一度読んだら忘れられないと感じるほど個性的な作品である。このストーリーには、これ以外の描き方はないだろうと思わせる不思議なバランスのよさが感じられる。個々の登場者の融合が奇妙でもあり滑稽でもあり、ショートストーリーマンガの新しい描き方である。万人向けとは言いがたい画風かもしれないが、このストーリーにしてこのキャラクターありと納得させるし、説得力もある。等身大でも立派にマンガとして成立することを立証した作品であり、その意義は大きい。
何度かこのブログでも、twitterでも紹介しているが…
#読書に関する漫画名シーン 3-A
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年10月27日
森下裕美「大阪ハムレット」5巻
先ほど紹介したこの作品、数年のブランクを経て最近5巻が出たのだけど、この巻の最初の話がストレートに「識字、読書、教育」を描くもの!
今の日本ではやはり特殊な状況を想定しないと描きにくい話だけど(続く) pic.twitter.com/R01IJUIOiT
#読書に関する漫画名シーン 3-B
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2017年10月27日
森下裕美「大阪ハムレット」5巻
(続き)それでも「字が読み書きできるのは素晴らしいんだ」という話は疑義のないテーマとして、感動を高らかにうたえる(一昔前はよく描かれた)
これも、半分ほど試読可能。https://t.co/VLIXnUtXlC pic.twitter.com/pm9O9GRxcv
しかしまぁ、(いまのところ)全5巻の作品、99円のセールにしておきながら、しれっと「2巻だけ定価である」というのは知恵者だな。うっかりリズミカルにクリックさせる気があるのか、気づいてハタと、2巻はスルーしようかなー、と思っても、やっぱり切りよく全巻買いたくなって、2巻も含めて買ってしまうことを見込んでいるのか(実際、俺はそうなった)…平均すれば1冊200円か
「トモちゃんはすごいブス」
この作品も、森下先生の「純文学系」な作品。
天涯孤独になってしまった日…、チコはトモという謎の女に出会う。一度見たら忘れられないとんでもないブス、トモ…。この日を境に、生命力ゼロだったチコは、徐々に大切なものを獲得してゆく。ディープな大阪を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒、しかも切ない森下ワールド全開!!
天涯孤独だったチコちゃん。とんでもない謎のブス、トモちゃんに出会い、人生が徐々に変わってゆく。アルバイトを始め、ちょっとエッチな仕事もこなせるようになった。でも、一番そばにいるトモちゃんの正体は相変わらず謎のまま。ディープな大阪を舞台にさらにディープな登場人物たちが織り成す喜怒哀楽てんこ盛りの人情劇。
天涯孤独だったチコの元に突如現れた謎のブス・トモちゃん。二人は奇妙な同居生活を始め、じょじょにチコは元気を取り戻していく。仕事はしんどいけれど、恋も始まった。アントニオという見習いコック。でも彼は暴力癖の止まらない兄を抱えていた…。
天涯孤独だったチコの元に突如現れた謎のブス・トモちゃん。二人は奇妙な同居生活を始め、じょじょにチコは元気を取り戻していく。一方、ジュンユの死に車谷は失意のどん底に。チコとトモちゃんは傷つきながらも周囲との関係の修復に努める。そして感動の最終エピソードへ…。