1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ)には、大いなる疑問があった。世界恐慌の嵐が吹き荒れるなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか。その謎を解くために単身モスクワを訪れたジョーンズは、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、すべての答えが隠されているウクライナ行きの汽車に乗り込む。やがて凍てつくウクライナの地を踏んだジョーンズが目の当たりにしたのは、想像を絶する悪夢のような光景だった…。
ソビエト連邦がひた隠しにした歴史の闇を照らし出す衝撃作!『赤い闇』予告編
この作品を昨日知ることができたのは、はてなブログのアクセス分析機能のおかげである。
自分でも書いたことをすっかり忘れていた15年前の記事に来訪者が多かったのだ。
「ソ連礼賛記者からピュリッツァー賞剥奪を」ウクライナ人団体が要求
……ウクライナ人抗議集団が18日、マンハッタンのニューヨーク・タイムズ本社前に集まり、1932―33年の間に発生したウクライナのジェノサイド事件を隠蔽したことで、同社の元モスクワ駐在員ウォルター・デュランティー氏のピューリツァ賞(1932年)を取り消すよう求めた。
旧ソビエト政権のスターリン時代、1932−33年の間モスクワ当局が意図的にウクライナの1,000万人近くを餓死させた際、デュランティー氏はその事実を隠蔽工作したとされている。同氏はニューヨーク・タイムズのモスクワ支局勤務中、ソビエト当局と強い癒着を形成した。当時、ソビエトはウクライナへの支配力を強めるため国内統制を行った。同氏の虚偽の報道は海外の公論を戦略的に欺くために大いに役立った経緯がある。
同氏は、1933年11月15日号で「飢饉や飢餓などなく、将来も全く無いだろう」と報じ、同年8月24日号では「飢饉等の報道があったとすれば、それは誇張か悪意のある宣伝」と報じた。同氏はさらにウクライナの真実に触れようとする外国人記者たちを「全くの嘘つき」と攻撃し……
m-dojo.hatenadiary.com
日本でも、「文革報道」や「北朝鮮報道」をテーマに、こういう映画が作れないでしょうかね。寺尾五郎や小田実役は、誰が演じるべきかな…
「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任 (文春文庫)
- 作者:稲垣 武
- メディア: 文庫
- 作者:水谷 三公
- メディア: ペーパーバック