漫画家が漫画で描いた自伝、回想記、漫画家評伝を一覧化する試み(対象者50音順)【時々更新します】 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

漫画家が漫画で描いた自伝、回想記、漫画家評伝を一覧化する試み(対象者50音順)【時々更新します】

漫画家の自伝漫画や他人が書いた評伝まんが、名作漫画の創作秘話的な漫画を一覧化……記憶だよりで、ほぼもれなく網羅できるだろう、と思ってたら全然だめね、とにかく最近増え続けているという印象。
まだ作成途上(追加情報をください!!)
※重要な問題として「自分が体験した日常の些事を描く『エッセイ漫画』と『自伝漫画』はどう区分すべきか」というのがある。一応、以下の一覧では暫定的にエッセイ漫画は除外していますが、その定義にグレーゾーンがあることは間違いありません。あと、幼いころの思い出話でも、ぜんぜん漫画のことが登場しないってパターンもあるよなあ…(笑) そこの基準がかなりブレブレなことは許して!
 

※この一覧の拡充・整備に際して、野村弘明 @shambleau1961 さん  https://twitter.com/shambleau1961  に特に多大なご協力をいただいたことを感謝申し上げます


◆あ行

庵野秀明評伝でもあり、安野モヨコ自伝でもある 「監督不行届」


井上和郎 「198Xメモリーズ」

※うーん、この作品のように基本的には作者本人の青春記なのだが「ゲームの想い出」がメイン、みたいなものはどうすべきかねぇ?押切蓮介のものも含め、保留というか注釈つけときます



倉科遼 「荷風になりたい〜不良老人指南」※永井荷風伝のようでいて、原作者の自伝パート多し


車田正美 「藍の時代」

小池一夫 「劇画大噴火」「劇画の神様~さいとう・たかを小池一夫の時代」

小池一夫 劇画大噴火


酒井美羽 「少女まんが戦記」


桜玉吉 「御緩漫玉日記」ほか…というか「漫玉日記シリーズ」全般

[rakuten:bookfan:11611438:detail]


沙村広明 「20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし」(アフタヌーン初代編集長の評伝で、自分の体験談も描く)


アフタヌーン2022年2月号掲載

沙村広明 「20世紀のアフタヌーン

田淵由美子 「チュー坊がふたり」

寺田ヒロオ 「ノンキ先生まんがノート」(現在「カメラマン金太郎(下)」に収録)



冨樫義博 「先生白書(アシによる評伝)」



徳光康之 「BAT DAYS」


とり・みき 「あしたのために」※「犬家の一族」収録




◆な行

中沢啓治 「おれは見た」(アンソロジー集「原爆といのち」に収録)※『別冊少年ジャンプ』自伝シリーズより。別項参照


長谷邦夫 「ニッポンまんが狂時代」「伝説 トキワ荘の真実(自伝でもありつつ「トキワ荘漫画家」評伝でもあります)」など

www.mangaz.com


中村珍 「誰も懲りない」


ペス山 ポピー「女(自分)の体をゆるすまで」


藤子・F・不二雄 「スタジオ・ボロ物語」※『別冊少年ジャンプ』自伝シリーズより。別項参照  「藤子・F・不二雄先生の背中」「ぼくの藤子スタジオ日記」「藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道」(いずれもアシの回想漫画)」ほか

藤子・F・不二雄 スタジオ・ボロ物語

※「スタジオ・ボロ物語」は大全集の「オバケのQ太郎」第11巻に収録


松江名俊 「吉祥寺少年」(ゲッサン 2019年8月号)


水島新司 「水島新司伝(影丸譲也による評伝)

影丸先生描く「水島新司伝」

みなもと太郎 「挑戦者たち」


本宮ひろ志 「春爛漫」

春爛漫

春爛漫

Amazon




横山光輝 「まんが浪人」(「横山光輝超絶レアコレクション」収録の短編)※『別冊少年ジャンプ』自伝シリーズより。別項参照


吉崎観音 「ケロロ軍曹誕生」(「ケロロ軍曹」の特別編として2019年に掲載)

吉崎観音ケロロ軍曹誕生」※特別編として2019年少年エース掲載


和田慎二「新装版スケバン刑事if・巻末おまけまんが」(情報によると、内容的に自伝に近いのだという)

和田慎二の自伝的漫画が巻末おまけ スケバン刑事if

◆その他(対象者複数のアンソロジーなど)


※「チャンピオンズ」は魚乃目三太が描く週刊チャンピオンの歴代名物編集者漫画。彼らを軸にしつつ、関わったマンガ家が当然、多数登場する)
「70年代前半・別冊少年ジャンプでの漫画家自伝シリーズ」(この中に手塚治虫ゴッドファーザーの息子」や藤子・F・不二雄「スタジオ・ボロ物語」などがあったという)
その一覧リスト

『別冊少年ジャンプ』自伝シリーズまとめ 19... - マンバ
『別冊少年ジャンプ』自伝シリーズまとめ

1972年9月号 とりいかずよし うじむし大将
1972年10月号 中沢啓治 おれは見た!
1972年11月号 吉沢やすみ ど根性やすみ
1972年12月号 榎本有也 泣き笑い漫画人生
1973年1月号 手塚治虫 ゴッドファーザーのむすこ
1973年2月号 ちばあきお がんばらなくっちゃ
1973年3月号 黒咲一人 風にふかれて
1973年4月号 ジョージ秋山 青春喜劇 父が泣いてる上州路
1973年5月号 水木しげる 突撃悪魔くん
1973年6月号 石森章太郎 青いマン華鏡
1973年7月号 赤塚不二夫 これがギャグだ! ギャグほどすてきな商売はない!!
1973年8月号 本宮ひろ志 男一匹漫画大将
1973年9月号 藤子不二雄 スタジオ・ボロ物語
1973年10月号 ちばてつや 屋根うらの絵本かき のろテツ奮戦す
1973年11月号 池沢さとし カーキチ・漫キチ
1973年12月号 貝塚ひろし 母のいないマンガ
1974年1月号 ビッグ錠 時間やでえ!
1974年2月号 松本零士 昆虫国漂流記
1974年3月号 荘司としお おれは2度死ぬ
1974年4月号 あすなひろし あすな村きちがい部落
1974年5月号 馬場のぼる うさぎ汁大作戦
1974年6月号 望月三起也 カエルが燃えるとき
1974年7月号 横山光輝 まんが浪人
1974年8月号 中島徳博 二畳間のぼっけもん

こちらにも,上と一部重なるこういう一覧があります
こちらは少年サンデー増刊で展開された、有名漫画家が親交のある他の漫画家を描く「漫画狂の詩」というシリーズの一覧も
masayuki-oguni.hatenablog.com





※Bという漫画家がAという漫画家の作品を書いたときは原則「A」の項目に行くけど、両方に載せたものなどもある。
※ぜんぜん完璧ではない、情報くれくれ。タコラ。

※自分が主役、狂言回しとなる 結婚記、子育て記、旅行記、珍体験記、外国滞在記、日常エッセイ、ペットエッセイ…などは、当然本人の描写がたくさんあり、そういう作品を「自伝的」と呼び得るか、どこで区分すべきかは、いろいろ検討・分類中(そのうえでいい加減にピックアップ)。



「漫画<で>描いた自伝」とは別枠で、文章による自伝や関連研究書など

(コメント欄から)
id:ku-pa- 2018/03/21 08:30
リストの増補版にお使いください。

ゆでたまご (嶋田隆司 中井義則) 「生たまご ゆでたまごキン肉マン青春録」(エンターブレイン

武論尊「原作屋稼業 お前はもう死んでいる?」(講談社

魔夜 峰央「スピリチュアル漫画家!」(PHP研究所

つのだじろう「なんでもやってやろう」(広済堂出版
赤塚不二夫「ギャグほど素敵な商売はない」(広済堂出版
永井豪「豪ちゃん爆発8秒前」(広済堂出版
石森章太郎「ぼくの漫画全部」(広済堂出版
藤子不二雄「二人で一人の漫画ランド」(広済堂出版
ジョージ秋山「うわさの漫画チャンネル」(広済堂出版
(※上記広済堂出版の本は、なぜかAmazonで検索できず)
一条 ゆかり/もりたじゅん/ 弓月 光「同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年」 (集英社新書) 安野モヨコ/山本直樹/江口寿史/古屋兎丸/小池田マヤ/山田芳裕/吉田戦車/矢沢あい/しりあがり寿/内田春菊/ハロルド作石「マンガの道―私はなぜマンガ家になったのか」(ロッキング・オン長谷 邦夫「あるマンガ家の自伝 桜三月散歩道」(水声社わたなべ まさこ 「まんがと生きて」(双葉社水野栄子「トキワ荘日記」(自費出版

佐藤秀峰「漫画貧乏」(佐藤漫画製作所)
[asin:B00KKD7XSE:detail]

南信長

※元はこの記事は、この作品…「月曜日のライバル」の連載第二回を紹介する記事でした。現在は付随の一覧紹介に重点を置いているので、文章を一部修正して位置関係を変えました。

「月曜日のライバル」注目の第二回更新は…3月26日、来週か。

http://konomanga.jp/manga/getsuyoubinoraibaru
第2話 3月26日(月)更新予定読む第1話 掲載期間:3月5日(月)〜読む
発行部数500万部を誇るモンスター級少年マンガ雑誌「週刊少年ギャラクシー」。マンガ界の頂ともいえる本誌で連載を目指す若者・いとうみきおは、同誌で『すろうに剣士』を連載中の漫画家・和田抜伸宏(わたぬき・のぶひろ)のもとでアシスタントとして修行をすることになる。
あの大人気漫画家も登場する……!?
いとうみきお先生といえば、『ワンピース』の尾田栄一郎先生や『シャーマンキング』の武井宏之先生、『鬼が来たりて』のしんがぎん先生など、数々の連載漫画家とともにアシスタント生活をしていたことも有名。
漫画家マンガを描く以上、いとう先生の実体験も盛りこまれるわけで……。
(後略)


このブログ内では、いろんな「一覧」を作っています。漫画関連(起源を探るようなもの)の一覧も多いです。

m-dojo.hatenadiary.com