ゲッサンで「(平時の日本での)武器格闘術」がテーマの漫画「MASTERグレープ」が始まる。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ゲッサンで「(平時の日本での)武器格闘術」がテーマの漫画「MASTERグレープ」が始まる。

twitterのほうの情報も交えて。


公式情報あり。


『BAMBOO BLADE』は調べる時間がちょっとないが、まあタイトルから想像するに剣道ものだな。
問題は競技としての剣道か、ストリートで有効なワザとしての実戦ケンド―か…?。(あとで調べよう)


で、困った。
最後の〆をこれは「id:machida77 案件だな。machida77さんにお伝えしよう」にしようと思ってたんだが(以前もやったなコレ)、もう既に記事になってるねん。

ゲッサンの現代武器術漫画『MASTERグレープ』第1話のナイフについて(ネタバレあり) - 火薬と鋼 http://d.hatena.ne.jp/machida77/20161014/p3


ところで、「小学館で」「武器を競技でなく、日常の護身の中で使いこなす」「MASTERの名を受け継ぎしもの」……といえば、当然ひとりの保険会社オプ兼考古学者があたまに浮かぶ…

というか、最初の所でオマージュっぽいものをやっているねん。


これと、
キートンの元教官の

と比較されたい。
まあ、これは一種の「公理、常識」で、誰が語ってもこうなる…という面もあるかもしれないし、作者をサポートする編集者のほうに、こういうものの見方の「継承」がなされている場合もある(同じ小学館だし、酒席で蘊蓄が伝わるとかね)


ちょっと面白いのは

で、剣道をこういう実戦で比べるときに「所詮、柔らかい竹刀じゃね…ダンス剣道だよキミイ!」みたいな話にどうしてもなるところを
・真剣や木刀だと、(今の日本では)打つ方も躊躇せざるをえない
・だが竹刀なら、全力で振り下ろせる(そ、そうか…???)
・そして竹刀も、けっこういたいぞ

とやっていて、そりゃ確かに盲点で、説得力ありました。


これは当ブログの傑作過去記事(自称)

『最強論議』に結論⇒「社会的に携行可能な武器の使い手が最強」。〜では、今の日本では? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150617/p1

ともつながるもので、「今の日本社会における合法性」を武器格闘技を描くときにはやはり考えるべきなのです。

思えばホーリーランドにも「剣道vsボクシング」などが非常にうまく描かれたし、そこから発展して、「ボクサーは武器よりプロテクターをつけるといい。防具は合法だから」みたいな指摘がありましたね。


そして「最強伝説黒沢」や「信長の忍び」、相原コージ「Z」などでも描かれた、無冠の帝王「なぎなた」とも戦うのでしょうか。
あさひなぐ」はあれだけ長期連載なのにまだ街頭で一度もなぎなたをふるって暴れてないのがけしからん(けしからくないだろ)



主人公の武器は、なぎなたと最恐を競うともいわれる、これまた実力者「杖術」。
杖は社会的に合法だしね。
余談だが、うちの父親も若いころ杖術を学び、そのつえが残っています。晩年は、うどん生地を延ばしたり広げたりするのに活躍しました(爆笑)。



主人公の流派神道夢想杖術は、その有効性と汎用性を
「突けば槍 払えば薙刀 持たば太刀 杖はかくにも 外れざりけり」
を自称する。

そんな杖術をどう描いていくか?競技の方向を描くのか、今回のような「街場の実戦性」を描くのか。

id:machida77さんには、この後も注目してほしいところです(他人任せか)