ある作品を「映画」、キャラは「俳優」と仮定したパロディや二次創作は結構多いそうだ(続報)。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ある作品を「映画」、キャラは「俳優」と仮定したパロディや二次創作は結構多いそうだ(続報)。

きのう、ちょっと多くの人に読んでいただいた

シン・ゴジラ巨災対」関連パロ見て「(日常を描く)二次創作」にされやすい作品とは?を考えた/「ヘルシングは、実は映画。俳優の素顔は…」というパロがある - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160825/p2

という記事の…とくに後半部分、
平野耕太HELLSING」をひとつの映画、キャラを出演した俳優…とする昨年のtogetterについて、当方が


・たいへん秀逸だが、こういうパロディは定着しているのかどうか。調べた限りでは、そんなにたくさんは無いようだ…


みたいなことを書いたら、はてブがそれに関する情報の集積地となりましたよ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20160825/p2
ここからの重要情報を抜粋、一覧化します。

id:pachikorz わたしがかつて棲んでいたジャンルでは、そういう二次創作をまとめて『楽屋裏もの』と呼んでたなあ。面白いんだけど、既存キャラの顔を借りただけのオリキャラ遊びになるので、塩梅が難しいところもあり。

id:AOI-CAT 庵野監督の「ふしぎの海のナディア」のサントラジャケットが映画撮影設定だったなぁ。割と有名な話だ。
 
id:ytn コップクラフトの後書きとか

id:sds-page ピクサー映画のNG集的な?

id:shidho ヘルシングより前かはわからないが、エヴァンゲリオンが(使徒含め)全員役者で映画撮影、っつうのは2ちゃんねるで見た。だから別に映画の二次創作で出来ないわけないと思う。

id:mobile_neko ブラック・ラグーンの作者同人誌とか、日本沈没とか
 
id:uchya_x 作者自身が自分の作中キャラをそう扱ってたのをどこかで読んだんだけど、誰のどの作品だか忘れた。手塚治虫スターシステムも、作品とは独立してキャラクターが存在してるというパターンじゃない?
 
id:machida77 この手の発想は前から二次創作であって、タイバニでも見た(http://togetter.com/li/199870とか.)。「有名なドラマや映画を演じる俳優を登場人物にした二次創作」というのもある。


ふーむ、こんなことを調査する物好きもいないだろうから、それなりに貴重な一覧表になったのではないかな(笑)
さらにtwitterでは、こんな情報も寄せられた。


また大物がきたな。
たしかに、自分は「ふたり鷹」は読んでない。どんな最終回かも当然しらないが、新谷かおるならやりかねん、とは思う(笑)


そういえばさらにもうひとつ、
島耕作が、「部長島耕作」から社長になって、ひとまずシリーズには終止符が打たれたことがあった。
そのときの最後のページが「カーテン・コール」で、すでに死んだキャラクターも、敵役悪役もすべて一ページに正装して並び、まさにカーテンコールを受けるようなかたちで終わったことがある。
これも登場人物は「演じて」いたという解釈になるかもしれないし、ならないかもしれない。

以上、資料として。
ひきつづき、ご存じのあったら教えてください。

【追記】またブクマ、コメント欄、twitterで情報

id:moodyzfcd ふたり鷹 sと打ったらgoogle:ふたり鷹 最終巻 おまけとサジェストされ"コミックス最終巻の描き下ろし分では「ドラマ作品撮影後のメイキング取材風のオチ」"(Wikipedia) 演技オチスレ http://mimizun.com/log/2ch/csaloon/1146811237/
 
id:gazi4 セットを見せて「お芝居ですよ」感をチラつかせる「ヒッチコック劇場なんかが源流かなぁ。あと昔古本屋で見た少女漫画なんかにそういうカットはあったような気はするけど、スターシステムの影響かもしれない
 
id:omi_k ゆうきまさみ氏の絵が見えたので昔のアニパロ「受は人類を救っちゃう」とかの話かと思った
 
id:shidho 一次創作でそれをやったのが「XXXXXXX(※今さらな話だが、一応伏字。ブクマでは名前あり)」。宣伝にあった「2度の大どんでん返し」とはそれのこと。

id:dowhile カーテンコールは舞台なら全部そうだしそれを受け継ぐ映画はインド映画含めて多い。ちゃんと作中で全員が第四の壁を認識してるデップーさんみたいな設定ならピランデッロからあるんじゃないか
 
id:uchya_x カーテンコールはからくりサーカスでもやってたよ。他にも探せばありそう。

id:machida77 私の狭い見聞では「ネット二次創作に比較的多い」「エヴァハルヒFateでも見た」「このジャンルの固有名はない。最近だと『おそ松さん』のそれは『俳優松』と呼ばれた」/カーテンコールは複数の映画に先例あり




わむ 2016/08/26 08:59
おまけとかでいいなら、
世間様には「名探偵コナン最大のライバル」として通っている「怪盗キッド」の本編、
「まじっく快斗」のおまけで「俳優・演技ネタ」やってますね。
「まじっく快斗」のほうがコナンより先なんで、「こっちがオリジナルだ」とファンとしては主張したいんですが(笑)。

通行人 2016/08/26 15:57
ふたり鷹」は最終巻のおまけに、撮影終了後の楽屋でキャストの皆さんに取材する、っていう体裁で何人か「エリア88」にも出演しているいわゆる「新谷組」だったり、「やたら脱がしたがる監督=作者」をボコるオチだったかと
※うろ覚え

船越 2016/08/26 23:42
漫画やアニメの登場人物を実写映画の役者に見立てる遊びは、2ちゃんねる方面では割と昔からポピュラーですが、このブログ的に外せないのは、たしか15年くらい前のプロレス板に立てられた「衝撃! キン肉マンはヤオだった!」みたいなタイトル(うろおぼえ)のスレでしょう。
「俺、テリーが線路の上にイヌ置いてるの見たぜ」
とか
「ミートさんは実力と人格を兼ね備えた名ブッカーで、ミキサー大帝戦のバックドロップは、ブック破りでスグルを倒してしまったミキサーに対する制裁マッチ」
とか、クラクラするようなネタの宝庫でした。

gryphon 2016/08/27 06:32
いやー…そういう皆さんの指摘を聞いて、思い当たったんだが、
つまりは俺の「怪獣インタビュー」もこのパロディだったんだよ(笑)!!!!

怪獣インタビュー・リンク集 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140302/p1

もともと「へー、珍しいなー、奇想天外なことやってるなー」という驚きが原動力だったのに、自分もやっていたという推理小説もびっくりのオチ(笑)!
でも、それに気づいてたらこんな考察記事の執筆してなかったから、よしあしかねえ…
gryphon 2016/08/27 06:35
なにこれすごい、というか怪獣インタビューの先輩格だな>【「衝撃! キン肉マンはヤオだった!」みたいなタイトル(うろおぼえ)のスレ】
2chの膨大な玉石混交を読みやすくするまとめサイト意義を当方は認めるが、中国や韓国の二束三文の時事ネタでまとめ作るより、こういう人類の財産のような2chスレをまとめサイトはまとめんかい。

教えてもらった演技オチスレより

演技オチスレ http://mimizun.com/log/2ch/csaloon/1146811237/


こち亀で思い出した。49巻の「ポルシェクラブ」という話は何だかクオリティーの低いまま進行し、
最後に両津と本田が部長の家を大破する→ページをめくると撮影現場のセットだった事がわかり、3人が作者に
「話に無理があったんじゃないか?秋本よ!」とダメ出しする→反省会をやってる所に編集が今週はカラーだからいつもより2ページ多いと告げる
→忘れてたので慌ててあと1ページ分撮る事になり、グダグダなネタをやる→両津「頭ボケちゃって!もうこの先長くないなこいつ」と言ってオチ。

 

画像は探したけど、それほどは見つからなかった



 
※追記 この「ヘルシングは大作映画で、現在撮影中」という物語を推進するグループは、のちに本も出したようだ
m-dojo.hatenadiary.com



鉄腕バーディおまけ漫画の別カット

話に出てきた「ナディア」サウンドトラックのジャケット画像
悪役も一緒にいるし、撮影機材もあるから、そういう設定かー。

 

PIXAR】アニメーションキャラの“NG”集 - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2140498210993420501


そして、うわさにだけ聞いてたブラックラグーンの件についての、まとめがみつかったよ

ブラックラグーンの作者がやらかすwwwwwwww - ふぇー速 http://fesoku.net/archives/7598540.html

【セルフパロ】ブラックラグーンが実は劇中劇でした。と作者の同人に描かれる http://otakomu.jp/archives/10572.html @otakomuさんから

2020年の「鬼滅の刃」楽屋ものパロディまんが

2022年の手塚治虫命日に再掲載された、ブラックジャックを「役者(初登場人は新人俳優の抜擢)」として扱う二次創作

※冒頭だけ埋め込んでおきます。開いて連ツイを見てください


そして

続報「この物語は実は芝居で、登場人物は役者なんです」的パロディの画像集(単行本おまけ漫画とか) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20161129/p2

につづく