古きよきプロレスの話題から二題(「語源探し」ネタも)。「マーク」の語源/復讐の逆アイアンクロー!by武藤 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

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古きよきプロレスの話題から二題(「語源探し」ネタも)。「マーク」の語源/復讐の逆アイアンクロー!by武藤

【日曜民俗学

「マーク」の語源は?

斎藤文彦さん出演のNICONOGE聞いてアレコレ
http://blog.livedoor.jp/hardcore_heaven/archives/52447665.html


……先日放送の回では……チラリながらプロレス業界用語の話も出ていました。番組中にも語られていたけれど、日本の業界用語は相撲から来た言葉が多く、またアメリカから伝わった言葉が微妙に発音が違えて伝わっている事。また本来ない言葉なのにネットスラングとして流布され、また正しい業界用語であるかのように使われ…
(略)
…内部的な方面の「アングル」「ワーク」「ハイスポット」なんかは田中正志さんが紹介したのがほぼ最初じゃないですかね。田中さん本人が一番使っていたのは「マーク」だと思うけど、こっちは全然普及しなかったのは興味深いところです。
ではその「マーク」とは何かというと、お客さんのタイプを選別した時の一部の(そして大多数の)層の呼び名です。
(略)
で、なんで「マーク」はマークという呼び名になったのか。これは以前ヨーロッパの小団体の関係者の人から聞いた事があります。その人が言うにはこれはサーカス用語なのだそうです。サーカスにはいくつもの形態がありますが、いくつかの小さいテントが用意され、それぞれで出し物をしている方のサーカスをイメージしてください。
サーカスを運営する側が一番呼び込みたい客層と言えば、なんといっても複数で来てくれる親子。入場料が人数分増えますからね。各テントそれぞれでどれだけ子供を連れた家族のお客さんが集まっているのかを調査するために考え出されたのが、自分たちが呼び込みたい親子での来場者に風船などをプレゼントする事で「マーク」して、その風船の数の推移でその出し物の成否を判断していたということです

昭和のジャンプか!!「アイアンクローで敗れた父親の復讐のため、自らもその技をマスターしたムトーが、エリック兄弟に挑む!!」

http://hidehide7755.blog27.fc2.com/blog-entry-3816.html
■テキサス時代に鉄の爪エリック兄弟と抗争
武藤「テキサスではベルト巻いてないけど、(現地のトップである)エリック兄弟とのアングルに入って、1対4のハンディキャップマッチまでやってるんだから。俺が1人と向こうが4人だぜ!・・・(略)そのとき俺のフィニッシュホールドはアイアンクローだからな」

■親の仇打ちの為にアイアンクローをマスター
武藤「ストーリーがさ、昔俺の親父がエリックの親父にアイアンクローで負けて、息子がそのリベンジのためにアイアンクローをマスターしてアメリカにやってきたってことだったんだよ」

■アイアンクローは難しいから工夫
武藤「ああいう単純な技って、すげえ難しい・・・(略)説得力を持たせるかっていうなかで、自分の手に毒霧吹きかけて、緑色になった手でアイアンクローやってね」
  ※「kamipro No.146」より

kamipro No.146(エンターブレインムック)

kamipro No.146(エンターブレインムック)

なにこれ、おもしろいなあ。
さっき「昭和の少年ジャンプか!!」と言ったけど努力、友情、勝利のストーリーをつむぐために知恵を絞るのだから、似たものになるのは、ある意味当然でね。
このへんって英語のパンフとか、テレビマッチのインタビューとか、そういう資料とか残ってるんだろうか。
そして誰が考えたのだろうか。
日本でいうと、ジャラ・ペールワンの売出しとか、PRIDEのズルジーニョ(ズール)の売り出しに近いのかな。

っていうか今回のクロン・グレイシーvsアーセン山本か……