【企画書 「JMMAファイトパス」】
・目的
インターネットを通じ、総合格闘技の中継、録画映像、アーカイブなどを定額で閲覧できるようにする。・対象団体
日本の総合格闘技を牽引するDEEP、修斗(修斗競技を行う興行会社)、パンクラス、ZST。各社が出資し、「JMMAファイトパス(仮称)」運営会社を創設する。・アーカイブ
他の放送局や映像会社などの権利のしがらみが無い試合映像は各団体がすべて提供し、会員はこれらすべての映像を閲覧可能とする。・撮影
経費節減のため、DEEPが先行して行ってきた、会場に設置したワンカメラでの撮影(ズームなどあり)を原則とする。経費節減のため、カメラの自動化を積極的に進めていくほか、会場の理解を得て一定の場所に恒久的に設置。
キックボクシング、プロレスなども、システムを貸し出し、このインフラを通じて「特別中継」を行うことも検討する。・料金
一律、毎月1000円とする。特別ゲスト視聴料金なども今後検討する。・分配
最低保証をした上で、各団体の中継、アーカイブなどが閲覧された回数の比率に応じ、分配する。最も公正であり、また団体間の自由な競争を促すためである。・スポンサー
このシステム、それ自体に対して協賛、出資してもらう相手も募る。
協賛者次第では代表に就任してもらうほか、名称自体も「ドンキホーテ・JMMAファイトパス」などと銘打ち、ネーミングライツ的な協賛金として資金援助をしてもらうことも考える。
・・・・・・・以上、夢想である。
まず、上の4団体が協力して何かをするなんてえなぁ、木の葉が沈んで石が泳ぐ、ぐらいの架空の設定ですわな(笑)。
また、いくらUFCファイトパスが成功したとはいえ、そもそもそれが運営できるシステム構築にはおいくらほどかかるのか。
構築には、すっげーかかるかもしんねえわな。
そのほか、無人で試合展開に応じてズームなどを自動的に行うカメラ…なんてのも、できるかどうか。
ただ。
今後、別に格闘技というだけじゃない。
とある会場でイベントを行い、その「コンテンツ」で商売するところはそのコンテンツを・・・
1・地上波TVや、CS、BS局に売る。
2・DVDなどのメディアにして売る。
3・有料ネット中継で売る
4・完全にライブのみ、映像で商売は一切せず、そのぶんライブに付加価値をつける
などの選択肢の中で、徐々に「3」がやりやすくなってきていること、これは間違いないでしょう。「3」はまた
3−A自前で配信まで行う
3−Bどこか大きい、ネット配信のプラットホームと手を組んで配信してもらう
という二選択がある。
上の「JMMAファイトパス」は3−Aが始まる、というやや荒唐無稽な予想なわけですが…ただ、こういうシステム自体のコストは安くなり続けるだろう。そうすると、ニッチなジャンルはニッチなままで、その層にダイレクトに提供できるようになっていくんじゃないだろうかねえ。
ひょっとしたら団体やジャンルじゃなく「会場」ごとに「後楽園ホールネット中継業」や「ディファ有明ネット中継業」が、立ち上がるかもしれない。ロフトプラスワンもそうか…