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昨日、手塚治虫文化賞短編賞を受賞した業田良家「機械仕掛けの愛」。
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: コミック
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「機械仕掛けの愛」第1話「ペットロボ」
大人がかわいがるための「子供型ペットロボ」は、飽きて買い換える人もいる。そうやって中古として渡り歩いたある少女ロボが、その中の「忘れられないお母さん」に、ロボットのルールを破り再び会いにいくが…
「機械仕掛けの愛」第2話「家族増員法」
ロボットの話とは趣きの違う異色作。小さな工場に勤める若者は、親も無く、ずっと家族を求めつつも恋愛も結婚もままならない。工場では同様に独り身の班長と「何に使うのか不明」の部品作りに従事する毎日だが…
「機械仕掛けの愛」第3話「劣等ロボ」
とあるスーパーの店員ロボは、ロボとなのにドジ、ミスを繰り返し、先輩の人間店員からも馬鹿にされているが、女性新人との関係だけは良好。だがある夜、「仕事の鬼」と恐れられる切れ者店長の意外な姿を……
「機械仕掛けの愛」第4話「介護ロボ広沢さん」
老人介護専用ロボは丁寧で親身な仕事で患者に人気、高価な「特別室」患者の広沢夫人も信頼を寄せる。「主人は貴方のようなロボットの開発者だったのよ」と回想する夫人が亡くなった時、その遺言書には。
「機械仕掛けの愛」第5話「罪と罰の匣」
かの石森章太郎の漫画のような「刑事ロボット」は、その活躍ぶりで尊敬を受ける存在。同時になぜか、文学書などを読むことが好きだという。だがこのロボ刑事が突然、警察の特捜部に逮捕される。その容疑は?
「機械仕掛けの愛」第6話「子育てマーシー」
30年以上、多くの子の世話をする子育てロボット「マーシー」。現在の雇い主は教育ママで「間違いなく習い事に通わせなさい」と厳命し外出。だがマーシーは命令を無視し、その子に「お手伝いして」と…
「機械仕掛けの愛」第7話「クロスの戦場」
このシリーズでは複数回「独裁・内戦状態国家」が舞台になっているがその最初の話(すべて同じ国なような、違うような)。先進国から輸入した最新兵器の戦闘ロボはまさに一騎当千で反政府軍を圧倒。大統領の勲章授与の夜、反政府軍はメンテ中のロボの奪取をもくろむ。
「機械仕掛けの愛」第8話「リックの思い出」
病弱の母親に代わり、幼いマコを世話するリック。だがマコは不慮の事故死をする。落胆し後を追うように病死した母親の、リックへの最後の依頼は「マコのことを忘れないで。」転売されたロボットが”忘れない”ことは可能か?
「機械仕掛けの愛」第9話「グレイト・シード」
某国のロボット神父は大企業マキル社がスポンサー。貧しい農民を励ましつつ死刑前の告解役も務める。ある日の死刑囚は「マキル社が種子を独占し、農民を苦しめる!」とプラントを襲撃した政治テロ犯だった。
以上、第17回手塚治虫文化賞短編賞の受賞作
( http://news.mynavi.jp/news/2013/04/29/003/ )
業田良家「機械仕掛けの愛」1巻の全9編を簡単に紹介いたしました。第2巻は2013年7月発売予定。詳細や今後の予定は同作の担当編集者 @nemonemu氏のツイートをチェックしてください。
https://twitter.com/nemonemu
1話はここから、無料試し読み可能
1話と16話(たぶん2巻に収録されます)、共に途中までコマ動画化。
■第一話・ペットロボ
■第16話・「丘の上の阿呆」
独裁政権のスパイとして、国中に散った動物型ロボットが人間を監視する某国。しかし、その政権が崩壊し・・・