【政権交代前夜祭】
あとで書いておこうと思ったらずるずると遅れてしまった。そしてこれ以降、麻生の名前を見ることが急速に無くなっていくだろう。だから急いで書かないと。ああ小学校のころ、8月末はいつもこんなんだったよなあ(笑)。
さて書こうと思ったというのは、麻生太郎・野中広務問題とでも称するべきもので・・・いちいち説明するのも面倒なので、過去記事のまとめリストを再度紹介する。
参考文献・参考サイト・当ブログ参考エントリ
【当ブログより】
■闇の魔王、闇に消える---「野中広務 差別と権力」を読む
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050515#p1■麻生太郎を日本の総理大臣にしてはならない。これが事実なら。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20051102#p4■未来予想「野中広務が小沢一郎によって復活する日」。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070818#p2■麻生太郎と野中広務 麻生太郎と野中広務
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070922#p4■”麻生太郎の部落差別”説に「そんな事実はない」とするジャーナリストも(先週の週刊朝日など)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080923#p3■魚住昭「野中広務 差別と権力」は結局のところどこまで信頼できるのか
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081016#p4
■麻生太郎、野中広務、ニューヨークタイムズ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090121#p4
【他のサイトより】
■[政治][メディア]麻生部落差別発言問題週刊誌記事(ホドロフスキの記録帳)
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20080921
■「主な登場人物」(ホドロフスキの記録帳、上の関連記事)
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20080921#1221967320
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E4%B8%AD%E5%BA%83%E5%8B%99
■この問題に関する国会質疑( 第162回国会 総務委員会 第3号平成十七年二月二十二日(火曜日))
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/162/0094/16202220094003a.htm
大きなことを言うようですが、この問題に関する資料収集と分析では日本で10本だか20本だか50本の指に入るでしょう、当ブログは。
んで、これ以上の進展はあるかなー、多分ないだろうなあと思ってたら、こういう本が出た。
- 作者: 辛淑玉,野中広務
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 新書
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角川によると、30万部近く売れているとか。
http://www.news2u.net/releases/54663
6月に発売された野中広務氏(元・衆議院議員)と辛淑玉氏(人材育成コンサルタント)による共著『差別と日本人』が異例の売れ行きを示している。発売から2ヶ月で28万部を超えており、ベストセラーランキングで1位になる書店が多数見られ、大きな話題となっている。
この本の中では、当事者の野中広務が語っている。
それが引用してあるブログがあるから、そこから再引用しよう。
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/blog-entry-1838.html
野中 まだ麻生さんが総理になる前の、2001年4月の頃だったけれども、ある新聞社の記者が僕に手紙をくれたんです。手紙には、こんな内容のことが書かれていた。
<麻生太郎が、3月12日の大勇会の会合で「野中やらAやらBは部落の人間だ。だからあんなのが総理になってどうするんだい。ワッハッハッハ」と笑っていた。これは聞き捨てならん話だと思ったので、先生に連絡しました>
彼がそれを言ったとき、その輪の中に数名の政治家がいたらしいのだが、その1人が、今は国民新党にいる亀井久興(ひさおき)君だった。私自身が亀井君に確認したら、「残念ながらそのとおりでした」と。その発言の直後に河野洋平(こうの・ようへい)君が入ってきたらしいんだが、彼は、「その発言は聞いておりません」と言ったそうだ。
僕も独自に事実確認しましたよ。河野さんに、「あなたはおらなかったけれども」と言いながら、麻生さんの発言を確認すると、「はあー」って言うて、知らないような様子だった。亀井君は自民党を離れているから、正直に言うてくれるだろうと思って聞いた。すると亀井君は、「そのとおりです」と。それ以外の2人については、まだ自民党の中にいるから、あえて言わないけれども。かわいそうだから。
古くから追っている人にとっては「野中氏は最初は『河野洋平君も言っている』という証言(週刊ポスト報道時)だったのが、その証言が変わってるなあ・・・」とかもさっと指摘できるのだが、野中氏自体ももう80歳だしな。このへんの枝葉は多少は本人もあいまいなのだろう。ただ、突っ込みどころである点は変わらない。
しかし。
そんなことより、もっともっともっと重大な点がある。伝聞、うわさの類としては伝わっていたが、あまり信じたくもない話であった。しかし、ここは枝葉というより根幹だから、野中氏の記憶の曖昧さは考える必要もない。
ある新聞社の記者が僕に手紙をくれたんです。手紙には、こんな内容のことが書かれていた。
<麻生太郎が・・・(略、上参照)・・・これは聞き捨てならん話だと思ったので、先生に連絡しました>
諸君、残念ながら以下のことは事実であるらしい。
野中広務は、新聞社の記者から秘密の情報を得ていた。その記者は、記事にするべきニュース価値があることを記事にせず、(それも政敵情報を)こっそり、手紙を書いて政治家に教えていた。
麻生発言が事実かゆがんで伝わったものかは知らない。だが事実であってもなくても、私はなんとしても歴史法廷にこの記者を引っ張り出したい。もちろん証人席ではなく、被告席に座ってもらうのだが。
いつ聞いたか、どういう取材をしたか・・・それも知りたいが、なぜ一政治家に、秘密の情報を渡して済ませているのかね。
いや、今からでもいいや。
「野中先生に手紙を書いた『新聞社の記者』は私です」と名乗り出ていただきたい。
そしてその動機、記事ではなく手紙にした理由、そして事実関係についてたっぷり語ってください。
今、ここで呼び掛けておく。
今後、この問題は「麻生差別発言問題および新聞記者・野中密告問題」と呼称することも提案しておこう。