1984年3月、北東北巡礼(第3セクター化される前に、わざわざ乗りに行きました)
1984年3月末に大量のローカル線が廃止されます。
その前に乗っておくため、この冬~春はアチコチに巡礼に出かけています。
北東北の三陸海岸にも今月末に廃止予定の3路線(宮古線、久慈線、盛線)があります。
でも、この時期の北東北、線路は雪の下です、行っても終端のレールを見ることはできません。
おまけに、この3路線は来月から第3セクターとなり、未成線区間も開業して、はるかに乗りやすく、そして面白く?なるのです。
その後で乗車してもいいのかも・・・。
迷いましたけど、ここまできたら、やっぱり国鉄の時代に巡礼しておきましょう。
それが礼儀です(笑)?
1984年3月24日夜行~3月29日、5泊5日の北東北巡礼です。
今回の初乗りは、
十和田観光電鉄、大湊線、大畑線、南部縦貫鉄道、八戸線、久慈線、津軽線、山田線、岩泉線、宮古線、釜石線、花輪線、五能線、津軽鉄道、同和鉱業花岡線、同和鉱業小坂線、弘南鉄道弘南線、石巻線、気仙沼線、盛線。
もりだくさんです。
なんか、私鉄がメインになってしまいました。
十和田観光電鉄は未だ貨物が健在でした。
同和鉱業花岡線は、結局この巡礼が最期の乗車になってしまいました、行っておいて良かった。
肝心の三陸の3路線については、コンクリートとマニアばかりでつまらない、と当時の私のメモに書いてあります(笑)正直だなぁ。
ちなみに、この年の1月末に別府鉄道が廃止(未乗車でした、大後悔)。
3月17日に、鹿児島交通が廃止(すでに台風被害で部分運休中でした)。
地方私鉄も苦しいのです。
国鉄第一次特定地方交通線の協議会開催は既にほぼ実行され、バス転換か第3セクター化の道が模索されていました。そして第2次線区でも協議会開催は避けられませんでした。
その中で、つまらない(笑)三陸の3路線は、早々と第3セクター化を表明していました。
翌月1日、今後の日本のローカル線経営を歪めた?三陸鉄道が新線区間とともに開業しました。
一応、特定地方交通線の転換第3セクター鉄道の第1号です。
マスコミは、それはそれはこの会社と地元の英断?をもてはやしました。
第3セクターこそ、ローカル線の救世主?
おかげで、廃止の足音が加速されました・・・。
今となっては、いい迷惑でした。
(2012.1追記)
東北ワイド周遊券アップしました。周遊区間の表示が面白いですね~(笑)