二百三高地の世界(大連・旅順といえばココ!) - 線路巡礼2
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美しい線路を紹介する日記ブログです。60歳で潔く定年退職!毎日をお得で、楽しく、美しく♪

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二百三高地の世界(大連・旅順といえばココ!)

「大連」といわれて、最初に思いつくのが「旅順」です。

「旅順」といえば
「旅順要塞」
「二百三高地」です

学生の頃に見た映画
「二百三高地」のイメージを体験すべく戦跡巡り。


満鉄で旅順駅まで来ましたが、
この先はタクシーしかありません(戦跡はタクシーでないと行けない)。

「二百三高地」⇒「東鶏冠山永久堡塁」⇒「白玉山」の3箇所に行きたい
(このタクシー料金の話はまた今度)

まずは二百三高地
(歴史的時系列からすると旅順要塞群が先ですけど)

クルマは山の途中まで、

資料館があるので先に見学。

イメージ 13

ここに
超軍事機密のハズの旅順要塞陣地図が展示されていたので、すばやくゲット
現地語なのですが理解できます!(笑)

イメージ 2

そこから階段を登ると
山頂らしき場所に銃弾を模ったヘンな塔がありますが・・・


この先は
映画「二百三高地」の雰囲気で。

~おさらい~
日露戦争にて。
ロシア極東艦隊は旅順港に逃げ込んでしまい、海から手が出せない。

日本軍は司令部を大連に置き、乃木を大将として陸から旅順を攻めるが
ここは当時世界一の要塞と化していた。

無能な乃木は
この要塞を正面から突撃攻撃するだけ。
おかげで日本兵は数万人が無駄死に。

正面から要塞をムリに攻めるのではなく、港の艦隊を叩けばいいだけなのに。
頭の固いバカ軍人には理解できない。

ということで
別の有能な大将(児玉)の指揮により、
要塞群から少し離れた「二百三高地」を奪取して
その山頂から正確に砲撃を誘導して旅順港の艦隊を沈める作戦が・・・

(自称日本語ガイドの説明はここまで。奥さんに何度も説明しました。爆)




「通信兵!電話線を!」

(死んだロシア兵に電話ケーブルを巻きつけながら山頂から下まで急いで敷設)

「山頂と電話連絡が取れました!」


「司令部の児玉じゃ。そこから旅順港は見おろせるか!?」

イメージ 11

「見えます!ロシア艦隊の各艦、一望のうちです!」



イメージ 1

私にも旅順港が見えます!
すでにロシア艦隊は撃沈済みなので見当たらず(爆)
港の入口が異常に狭いのもよく分かります。


ヘンな塔とは別の場所に
重砲観測所の跡。

イメージ 3

ここから湾内の艦隊の位置を観測して
大砲の弾の着弾位置を誘導した記念すべき場所。

でも、港までかなり遠い。
当時の大砲が山越えしてあそこまで正確に着弾したとは(?)

要塞攻撃用に東京湾守備用の巨大砲台を運んで、山越しに砲撃したそうです。
(山頂から砲撃したわけではないので、この大砲はヤラセ?)


ちなみに
山頂にあったヘンな塔は
乃木ダメ大将が建てたとされる慰霊塔。

現地の説明版では
「日本軍の亡霊を供養するため・・・記念タワーを作り、日本の国民を騙している」

自分の無能さで無駄死にを強要させたヤツに
慰霊塔なんか作る資格があるとは笑止千万。

いつも下品でご都合主義の中国政府の解説が、この塔ばかりは的を得ているような(爆)



次は
「東鶏冠山永久堡塁」

旅順要塞は
いくつかの要塞が連なったモノ。
これは一番東側にあって、唯一見学できる場所。

しつこく
映画「二百三高地」の雰囲気で。

イメージ 12

帝政ロシアは要塞技術の粋をあつめ、
文字通り難攻不落の永久堡塁を築いた。
日本にはない新型の機関銃、手榴弾、
海軍の機雷を利用した爆弾
ここには人間を殺戮するためのあらゆる火器が集められた
さらに
カポニエールと呼ばれるロシア陸軍独特の落とし穴
この要塞の山頂まで無傷で登って来られるのは、鳥だけ、と信じられていた。
乃木の第三軍に与えられた任務は、ここに日章旗を掲げることであった・・・


ここもまずは資料館

展示物はどうでもいいのですが、
ジオラマが素晴らしい。

説明のお姉さんがポインターで叩くと

イメージ 4

日本軍の攻撃の始まり~

私の写真撮影用に、わざわざ何度も叩いてくれました(笑)

(ちなみに、このジオラマで一番右側にあるのが二百三高地。
 バカが意地を張らずに、はじめからアソコを攻めれば・・・)


モニュメントとして展示される

イメージ 5

機関銃と銃座

イメージ 6

大砲群

でも
肝心の要塞跡見学は・・・

イメージ 7

ロシア軍の司令部の跡
これだけ(汗)

イメージ 8

せめて
この中に入れると思っていたのに。がっかり。

カポニエールはどこにあるの(泣)

イメージ 9

ここからタクシーでさらに山頂に登ると
望台山砲台。

イメージ 10

要塞群のなかで一番高い場所。
周囲がよく見渡せますが・・・

樹が多すぎて何だか分からず。
戦争当時は、ロシアが燃料用に全て伐採してしまってハゲ山だったそうです。


これにて
旅順要塞攻防戦
二百三高地の世界はオシマイ。


二百三高地は良かったですよ。
昨日一昨日は濃霧で旅順港が見えなかたそうです。
あそこに行って見えなかったら悲劇ですね。

東鶏冠山永久堡塁は、
これしか見ることが出来ないのでは、わざわざ来る価値はないかなぁ(泣)


(旅行前と、この記事を書くにあたり、映画を繰り返し観てお勉強。
 録画して残しておくのも、たまには役に立ちますね。
 それでは。
 教えて、ください 海は死にますか♪山は死にますか♪ 山頂で歌えばよかったかな?殴)

旅順市街編に続きます~
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コメント

No title

私はここまで行けそうもないので、今年の年末のNHKのドラマまでも待ちますww

No title

夢之介さん。
あれは駄作ですよ~
映画を見ることをオススメしますぅ

No title

二百三高地。小学5年の時に歴史好きな父親と一緒に映画を見に行きました!詳しいストーリーは覚えてないですが、当時のロシアの最新兵器の機関銃で日本兵がバタバタと死んでいくシーンが強烈でした。。コンクリート製の要塞も当時最新だったみたいですね。さだまさしの「防人の歌」も、いまだに脳裏に残ってます。(笑)乃木さんは下関市、児玉さんは周南市(旧徳山市)出身なので、山口県人にとっては知る人ぞ知る方々です。^^ レンタル屋で二百三高地探してみようかな~??

旅順は今は平和に観光地になっているんですね~。過去の悲劇を伝えてるならいいんですが、反日思想に利用されてる?みたいで、ちょっと気になる。。ご無事で何より!?(汗)

No title

あきらっちさん。
旅順は外国人にも全面開放だそうです。
二百三高地に行って唄いましょう(笑)
山口県民は明治の有名人とお知り合いが多くて羨ましいです(?)

No title

旅順といえば203高地、もちろん映画も見ました
夏目雅子が若くて綺麗だったのが印象的
乃木将軍の無能さを教えてくれたのも貴重
いつの時代もトップがバカだと下は苦労しますね

No title

L'aquoibonisteさん。
あの映画を保存しておいて良かったです(笑)
どんな無能者でも、最後に勝って生き残ってしまえばヒーロー扱いというのが不条理を感じましたね。

No title

昨夜BSで「二百三高地」を放送していたので見ました。
長かったけれども、NHKはよくぞこの時期に放送してくれたものだと思います。
仲代達矢の乃木大将、丹波哲郎の児玉源太郎は威厳があり過ぎましたね。
秋山真之が一瞬たりとも出てきませんでしたけど(笑)。
脚本が笠原和夫だったのにも驚きました。

No title

鉄平ちゃんさん。
えっ。昨夜放送があったのですか。知らなかった(泣)
昔、地上波でベータで録画してからダビングして保存した骨董品があります(爆)
NHKドラマなんかよりはるかに面白かったでしょ?(笑)

No title

残念ですが、児玉は何もしていませんよ
個人の意見考慮なので批判はしませんが
もう少しお勉強なさってからブログアップすべきかと

No title

ご高説どうも
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