線路巡礼:日中線熱塩駅(機周り線健在!雪の中で車止めに会ってきました、マニアには何故か人気の路線です)
日中線熱塩駅。1984年3月4日に巡礼しました。
1日朝夕の3往復のみ、昼間は走らないのに日中線、というのがウリでした(笑)。
おまけに終点の熱塩駅は、路線名にもなった日中温泉までの、ほんの途中にすぎません。
一応、喜多方~熱塩~日中温泉~米沢、という壮大な路線の一部だったようです。
正直言って、これ以上作らなくてよかったと思います(笑)。
喜多方16:10→熱塩16:38
DDさんが牽引する客車列車でした(当時は未だ、それほど珍しいものではありませんでした)。
雪の中を、あっという間に終着駅に到着。短い路線です。
でも、ここからが面白い。
当然のように、熱塩駅には機周り線が健在。
DDさんが機周りしていきまーす(写真1,2)。
かっこいいなぁ♪
悲しいかな、この終着駅も雪の中です。
でも、機周りしてくれるおかげで、雪の中でも線路が良く分かります。
ホームから先に延びた、機周りで使用している線路のすぐ先に車止めがあります。
嬉しいことに、雪の中から顔を出していました(写真3)。
こんにちわ。
私は、これに会うために、雪をかきわけやってまいりました。
でも、あまりに雪が深くて、車止めまではたどり着けませんでした。残念。
いつものように、振り返って駅構内を撮影(写真4)。
ところで、車止めの先にはもうレールはなかったのでしょうか?
日中線も、いちおう貨物輸送はあったのです。
どうだったんだろう・・・。
ずっと気になっていましたが、最近見た雑誌、HP等で、レールはこの車止めでお終いだったことが分かりました。
日中線は、近くの赤谷線や魚沼線と比べて、やけに人気があるのです。
だから、公開されている写真も多いのです。
どうやら、SLが遅くまで走っていたからのようです。
線路巡礼者としては、SLはオマケ、車止め付き線路の写真が残っていることが有難いです。
ところで、温泉の名前が路線名になるなんて、少なくとも国鉄ではここだけの快挙ではないでしょうか?
(強いて言えば、伊東線が該当するかな?)
でも、その割には日中温泉というのは、他ではほとんど名前を聞かない温泉です。
なんでこんな名前をつけたのでしょうか?
どうして熱塩線と呼ばなかったのでしょうか?
日中線というのは、SLだけじゃなくて、名前自体がマニアックな路線だったのですね。
DDさんを客車の反対にくっつけて、喜多方行きの出発準備完了です(写真5)。
名残惜しいけど、サヨウナラ~
日中線も、この年の3月末に廃止されてしまいました。
熱塩駅は、今では有名な廃線跡として、何故か再びマニアに人気があるようです(笑)。