イベントレポート | 建築系学生・建築好きにおすすめ『建築を次の世代に伝えるための情報サイト』LUCHTA(ルフタ)

【活動報告】水と光の祭典 利根運河シアターナイト2023『ほどく』|主催:...

11回目になる今年は10月21日(土)に運河水辺公園で開催しました。今年度は『ほどく』をテーマに利根運河の地形的であったり心理的であったりなどの様々な境界に目を向けて、『ほどく』ことで運河を再定義することを目指しました。コロナによる制限がない中での開催となった今年は出店者や大学と地域のライブ出演者の協力のおかげで、地域の方を含めて7000名の方にご来場頂き、運河の至る所で賑わいと交流を見ることができました。その結果、利根運河での連続的な風景の創出という私たちの目指していたものが実現できたのではないかと思います。

【レポート】 LIXIL「Z世代向け コンセプト住宅づくりワークショップ」―...

LIXILでは、3つのキーワード「インテリアデザイン」「住宅性能」「パッシブデザイン」にフォーカスし、お客様の住宅づくりのお手伝いを行っている。本ワークショップは、その3つに加え、これからの購買層であるZ世代の考え方を踏襲したオリジナルな住宅商品の開発を、Z世代である学生との意見交換を通じて取り組もうという企画である。設計ワークショップに先立ち、3つのキーワードを学ぶセミナーがそれぞれ開催された。

【活動報告】4/23(土)現地説明会|とよはし公共建築学生チャレンジコン...

4月23日(土)とよはし公共建築学生チャレンジコンペティションの現地説明会が実施されました。当日は、60名を超える参加希望者があり、愛知県内の学生を中心に東京・大阪・宇都宮など遠方からも積極的な多くの学生たちが当日の現地説明会に参加していました。コンペテーマ『地域の風土とともに育つ保育園』を計画する敷地は、豊橋市佐藤5丁目にある「佐藤公園」に隣接しており、毎年春先になると、つつじが咲き誇る歩行者専用道路に囲まれ、豊橋市立つつじが丘小学校にも隣接する子供たちの元気な声が響き渡る住宅街に囲まれた一角となります。

「これからの建築経営合宿 in いすみ」参加レポート|植松千明(植松千明...

創造系不動産の高橋寿太郎さんが講師をする『これからの建築経営合宿』に参加しました。 高橋寿太郎さんは、アトリエ系設計事務所で長年働き、ご自身も経営者であることからお話にとても説得力があり、何よりも「建築と経営のあいだ」の本を読み参加を決めました。 参加者の幅は広く、アトリエ事務所・組織設計事務所・不動産会社に勤務している人、アーティスト、出版社を立ち上げようとしている人までがいてたくさんの大きな出会いがありました。

【大会レポート】トウキョウ建築コレクション2021

「トウキョウ建築コレクション2021」(以下、トウコレ)は全国から集めた建築系修士設計・論文の公募展。講評会、講演会と合わせた一大イベントだ。コロナ禍で2度目を迎え、今年で通算15回目を無事に終えた。学生有志からなる実行委員が運営を行い、建築の各分野で活躍する研究者や建築家を審査員として招聘。全国から公募した作品を非公開の一次審査を経て選抜し、展示と講評を行う。今年の会期は3月2日(火)から3月7日(日)、感染拡大防止策を講じつつ、例年通り槇文彦氏設計の代官山ヒルサイドテラスで開催された。

庭師のクリエイティビティが宿る 冬の風物詩・しめ飾りづくりに込めた想い...

門松、しめ飾りなど。日本には年の瀬に氏神様を祀り、新年を迎えるため、家や店舗などの門や玄関先に独自のしつらえを飾る風習がある。地域によって違いはあるが、昔からこうした正月飾りの制作は庭師の冬仕事の一環であった。 門松やしめ飾りに使用する松竹梅や藁は庭師が普段から扱う庭木や庭づくりの材料であり、扱いが慣れていることも彼らが正月飾りづくりを担っている理由のひとつだろう。 現代の住宅事情により、門松を飾る家は少なくなったが、いまのライフスタイルや気分に沿ったしめ飾りが登場し、SNSやEC販売の普及によって地域という枠を超えて、今また注目を集めている。専門誌「庭NIWA」の次号No.242では庭師の感性から生み出された正月飾りを特集する。 今回は発売に先駆けて、特集にも登場する桜花園大阪の「素朴なしめ飾り」を紹介する。

『建築設計2.0 ―New Normal な社会に向けて―』[芝浦工業大学 建築研究会]

―仮想空間― それはネットワーク上に構築された空間のことである。世間では COVID-19 により生活・活動が制約されたことで、リモートワークやオンライン飲み会のように人々の行動が仮想空間へ移動するなど、「 New Normal 」ともいえる新たな社会変化が起きている。建築設計者の社会的役割は、個々人の生活や社会活動をより最適化するための「場」を構想・構築することにある。仮想空間でも社会活動が行われるようになった今、建築設計者は、現実空間 と仮想空間が双方向的に関わり合い「 New Normal 」を見出しうる創発的な「場」を構築することができるのではないか。

【レポート】生誕100年 石元泰博写真展――伝統と近代

2021年は、石元泰博(1921-2012年)が生まれてからちょうど100年を迎える記念の年である。それに合わせて、過去最大規模の写真展が東京都写真美術館(以下、TOP)、東京オペラシティ アートギャラリー(以下、アートギャラリー)、高知県立美術館(以下、県美)の3会場で共同開催されることとなった。これは石元から寄贈された作品35,000点を収蔵する県美があってこそ実現した連動企画だ。

【レポート】令和の二つの「なおす」:『青野文昭 ものの, ねむり, 越路...

「なおす」という言葉には、たいてい「直す(訂正する、まっすぐにする)」「治す(修理する、治療する)」という漢字が当てられます。いずれも社会の中で、また、人々にとって大切な行為です。 2020年10月現在、報道にあるように感染症が収束する見通しは立たず、世界は新型コロナウイルスの感染を「治す」ことが困難な状況にあります。世界にとって重要な「治す」は不明瞭なままです。 ところで、コロナ禍以前に見た2つのイベントの二つの「なおす」が、筆者にとってのこの言葉のもつ意味を広げてくれました。コロナ禍の現在、「なおす」はことさら重要な行為に感じます。

『イケてる「庭師」のたたずまい ~伝統とトレンドのつなぎ方~』[国際ガ...

国際ガーデンEXPOとは、世界中から園芸・造園に関するあらゆる商材が一堂に出展される国際商談展で、今年で14回目の開催となる。セミナー『イケてる「庭師」のたたずまい ~伝統とトレンドのつなぎ方~』が行われた。その会場をレポートする。対談形式で行われたこのセミナーは、GREEN SPACEの代表であり、庭プロデューサーの兄・辰己耕造氏、庭師の弟・辰己二朗氏と季刊『庭』編集長の澤田忍、それぞれの紹介から始まった。

「世界一幸せな国フィンランドと私たちのおつきあい」小林恭 + 小林マナ[...

日本でも人気のフィンランドのファブリック・ブランド、Marimekko(マリメッコ)の国内外の店舗設計などを手がけるインテリア・デザイナーである、設計事務所imaの小林恭 + 小林マナさんが登壇。マリメッコ、LAPUANKANKURIT(ラプアンカンクリ)、Lumi(ルミ)、Johanna Gullichsen(ヨハンナグリクセン)といったフィンランド・ブランドの国内外店舗や見本市会場の展示ブースをはじめ、各種店舗のインテリア・デザインを中心に、幅広いデザインを手がけ国内外で活躍中だ。

【大会レポート】トウキョウ建築コレクション2020「re; collection」

全国から建築系の修士設計と論文が集まる一大イベント「トウキョウ建築コレクション(以下、トウコレ)」は、今年14回目を迎えた。学生有志からなる実行委員が主催し研究者や建築家を審査員として招聘。全国から集まった応募作品が選抜、展示され、公開審査会で講評も行う。今年は設計展・論文展ともに各10点ずつの作品が出展された。会場は初回から変わらず槇文彦氏設計の代官山ヒルサイドテラス。