1210-日記祭・SANABAGUN日比谷野音 - 文字列

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本当にただの日記

1210-日記祭・SANABAGUN日比谷野音

日記を書くのに何が一番いいのか決めあぐねている。まずアナログかデジタルか。そして公開するかしないか。手書きには手書きの良さがあると思うけど、タイピングと違って書いたり直したりするのが面倒で内容が浅くなってしまう感じがする。デジタルだと、見直しやすいし編集がしやすい。でもキーボードならいいけどフリック入力は苦手なんだよな。書く時間が減っちゃう。あと公開するかしないかだけど、公開するとなるとやっぱり他人に見せる前提で書くから手を入れなきゃならなくて書けること書けないことの精査とか誤字脱字チェックとかめんどくさい。あとnoteのUIが苦手。はてなブログはまだいいけど、結局純正のメモアプリが一番好きということで今メモアプリに書いている。公開するとしたらこれをコピペするみたいなことになりそう。
↑これだけの内容手書きで書いたら多分もう疲れちゃってるだろうな。

さてなんで日記つけようとしてるかというと、下北沢の日記祭に行ってきたから。日記祭っていうのは、日記の文学フリマみたいなやつ。マンスーンさんと古賀及子さんがトークショーをするということで旦那と連れ立って観てきたのだ。(←人に見せる前提だとこういう補足も入れなきゃいけないよね。個人的な日記だったら「日記祭に行ってきた」だけでいいのに。)
全然準備が間に合わなくて開始30分後くらいについたけど流石に立ち見。

内容は想像以上にめちゃめちゃ面白かった。以下覚え書き。

  • 影響を受けた日記は、マンスーンさんは中原昌也「作業日誌」古賀さんはスズキナオさんのブログ。武田百合子富士日記」の話も出ていた。
  • 日記だけを扱っている「月日」はすごい。あれだけ人の生活が詰まっていたら怨念めいたものがありそう。
  • マンスーンさんのZINEの装丁について。上下を間違った。今回のツイートをまとめたものについてはあえて文字を小さくしたかった。文字がでかいとバカみたいだから、というのもあるけど、ひとの生活をこの手にするならぎゅっと詰まってる方がよいと思った、と言っていてすごくよかった。
  • 古賀さんはタレントでもない自分が出版社から日記を出版して「ざまあみろ」という気持ちがある。というのが面白かった。
  • 質問していた方々、すごく芯をくった質問していてすごい。暗い話の方が書きやすい、という方にわかるわかると頷いてしまった。古賀さんとマンスーンさんはそういう気持ちがあまりなさそうだった。
  • 日記を毎日書いているとやる気にムラはでないか?という質問。マンスーンさんは時間を決めてやっているらしい。あと2人から、とりあえずかくのがよいという話も出ていた。とりあえず書いてみて、冒頭の400字くらいは捨ててもいい。これはなかなかすごいなと思った。確かに、助走の部分があってもいいし消してもいいのか。最初から作品を作ろうとする必要はないのか。「とりあえず手を動かせ」というのはよく聞くけど、作品として意味がなくてもいいっていうのは意外と誰も言ってくれなかった気がする。

終わってそのままご飯にする。私はルーローハン、旦那はスリランカのカレー。それぞれビールも飲む。食べてる途中近くをマンスーンさんがうろついていて、実は初めて間近で見るのでソワソワした。しかも斎藤充博さんもお子さん連れで来ていて(育児漫画を読んでいるのでのんちゃんだ!と思った)横で2人で話し出したから大層緊張した。でも特に声もかけず。屋外のスペースに入ったらphaさんがいたり、インターネットで生きてきた人間にとっては「有名人だ!」という気持ちであった。

本屋B&Bにも寄る。まあ好きだよねというラインナップ。
言語学のコーナーは明らかにゆる言語学ラジオの影響を感じさせていて、ゆる言語学ラジオを中心としたひとつのカルチャーコミュニティが出来上がっていることを強く感じた。

離脱してタリーズでひと休み。インスタで見ていて行きたかったCakaに行く。店員のお兄さんにスカジャンを誉めてもらって嬉しかった。紘一さまさまである。

そして移動して霞ヶ関で下車、セブンでチケットを交換しサナバの10周年ツアーファイナルを観に日比谷野音へ。G-Freak以来かな?24年に建て替えの話が出ているので、今の野音最後かな、最後がサナバって嬉しいな、となんてことも思った。
入場してグッズを購入。フーディやニットキャップなどは無くなっていて残念だった。軍手とワッペンを購入。缶ビールを買って席に。2列目だった。野音でこんなに近いの初めて。

サナバのおかげで旦那と出会って、何度も一緒にライブ行って、2人で家や車で聴いたりもしたし、とかいろんなことを思い出しながら聴いてた。サナバのライブ観ると元気が出る。

紘一が久しぶりにちょっと調子悪そうだったんだけど、Somebodyでホーンメインのアレンジがあって大河のサックスソロがあって演り終えたあと、2人でそっと拳を合わせている姿を見た。そこから調子も取り戻していて、やっぱホーン隊はこの2人じゃないとなと思った。

あと俊樹が最後のMCで、いつでも戻ってこれるように待ってるからって言ってくれて、Jam goes onのリリックと合わせて目頭が熱くなった。俊樹の誠意あるリリックもまたサナバをサナバたらしめている。

一平、一輝、亮三、ゆうだいはいつも以上にかましていて、安定感があっていつもワクワクさせてくれる最高のプレーヤーだなと思った。亮三、ちょうど正面の席だったけど見えてたかな。覚えてくれてたらいいな。

そして遼ちゃん。平成のショウマン。あなたの存在そのものが私の中に燦然と輝いている。かっこいいなんて言葉じゃ陳腐なほどにかっこよくて、ふざけてて(開演直前にチ◯ポ!って叫ぶなよ!)、やっぱりかっこいい。

ライブ観るといつだってサナバがいてくれてよかったって思うな。ほぼ同い年のメンバーたちと一緒に歳とりながら、ずっと観ていたいよ。これからも、末長くよろしく。

新橋まで歩いて魚金で飲んで帰る。