『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆) : Lotus Life
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『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆)

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書評家の三宅香帆さんの新書

「働きながら本を読める社会」をつくりたい
それを実現するには
という本だが
明治時代の読書についてから始まる。

大正
昭和の戦前・戦中
1950〜60年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代

と、
当時の社会状況と本のベストセラーを見ながら、
読書の傾向を探っていく。

🔸教養とは、本質的には、自分から離れたところにあるものに触れること

🔸他者の文脈に触れることはいくらでもある。大切なのは、他社の文脈をシャットアウトしないこと。ノイズをあえて受け入れる。

🔸全身全霊より、半身社会こそ新しい生き方

🔸疲れたら休むために、元気が出たらもう一度歩き出すために、他人のケアをできる余裕を残しておくために、仕事以外の自分自身の人生をちゃんと考えられるように、他人の言葉を読む余裕を持てるように、私たちはいつだって半身を残しておくべきではないだろうか

🔸本の中には、私たちが欲望していることを知らない知が存在している

🔸自分から遠く離れた文脈に触れること、それが読書



by lotuschar | 2024-11-10 23:09 | 読書 | Comments(0)

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