漫画家の五箇野人さんがTwitterに投稿して話題になっている、海外旅行エピソードはご存知でしょうか? 「ガラの悪いお兄さんに声をかけられ連れて行かれたところは……」「バイクで横付けしてきた2人乗りのおじさんが無理やり渡してきたビニール袋の中身は……」など、怖い話かと思いきや実は心あたたまるエピソードなのです。それらを一冊にまとめたマンガ『つかれたときに読む海外旅日記』が発売されました。
まだまだ自由に海外に行けない世の中で、旅欲求を満たしてくれたり、来年以降の旅計画を立てたりにも役立つ楽しい本です。人との交流がはばかられる今、ささやかな心通わせるエピソードに思わず笑顔がこぼれます。


海外=危険のマイナスイメージを変える。人の優しさがしみる逸話の数々


五箇野人さんは、甚平&忍ハチマキで海外旅行をする漫画家です。アジアやヨーロッパ、中南米、アフリカなど世界各国を旅してきた日記を、劇画タッチをミックスさせた愛嬌たっぷりの絵でまとめています。

旅のプロローグはヒヤリ&ドキドキ体験から始まります。「飲屋街にいる怖めのお姉さん2人組」「半裸のガタイのいい漁師さんたち」「腕にタトゥーびっしりのいかつい清掃青年」など、登場人物は少し怖めの方が多いです。ヒヤっと警戒しつつも、最後には思わずにっこりしてしまうようなエピソードで締めくくられる癒し系マンガです。
中には、「5歳の女の子2人組」「ブロンド美女」「かわいい売り子さん」など、オープニングからほのぼのしてしまう話もありますが、予想外のラストが待っている場合も多いので油断できません。
五箇野人さんが旅日記を始めたきっかけは、海外旅行に行こうとネットで検索をしても、「危険」「詐欺」「強盗」などのマイナスな言葉ばかりが出てきたからだと言います。しかし実際に旅をしてみると、観光地の美しい景色や名物料理だけではない「人との交流」があることを知ったんだとか。

「危険」「犯罪」などネガティブな話はいくらでもあるけれど、プラスの発信は少ないため「僕が発信していこう!」と思ったのがきっかけだそうです。また、親切にしてくれた海外の人の魅力を「自分の中にだけ留めてはいけない」と思い、読者と海外の方をつなげることに喜びを感じているとも言います。

人との接点を極力減らそうとする今、そんなささやかなつながりにこそ元気がもらえます。本書の最後には、マンガに登場した外国人の写真も2ページ掲載されているので、マンガと照らし合わせて読んでも面白そうです。五箇野人さんのブログ『五箇野人の海外旅日記』と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。


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