宇宙へのロマンを抱き続け、追究したことで夢をつかめた|AGU LiFE

宇宙へのロマンを
抱き続け、追究したことで夢をつかめた

掲載日 2020/11/26
No.43
理工学部
物理・数理学科4年
伊藤 彩加
愛知県立岡崎高等学校出身

OVERTURE

本学の進路・就職支援は、1・2年次の早期から3・4年次の就職活動本格時期まで、一貫したサポートを行っています。働くことの意義を理解し、自分に合ったキャリア形成に向け、具体的な準備や行動ができるようサポートしていきます。
4年間でステップアップし、有人宇宙システム株式会社への内定を決めた学生をご紹介します。

将来イメージを描くきっかけとなった考えや想いを教えてください。

これからの時代、人類が宇宙に行く機会が増えることが予想されるので、その時代の最先端にいたいと思い、内定先を志望しました。宇宙に憧れを抱いていたので、大学選びや就職活動の際も“宇宙関連”を最優先に志望し、その軸がぶれることはありませんでした。それほど強い想いをもち続けるきっかけとなったのは、幼い頃に家族で見た流星群がずっと心に残っていたからです。また、中学3年の理科で天体を学び、宇宙の壮大さにふれ、もっと知りたいという探究心にかられたことが大きく影響しています。

就職活動の中で、どのようなことを心がけ、実践しましたか?

宇宙に関わる仕事に就くために必死に就職活動をしていました。特に有人宇宙開発に興味があったので、内定はその情熱が伝わったのかもしれないです。業界がとても狭く、迷いが生じた時期もありましたが、結果的には初心を貫き、夢をあきらめなかったことが功を奏したのだと思います。

本学の進路・就職課からは、どのようなサポートを受けましたか?
また、周りからのアドバイスで支えになったことはありましたか?

学内の就職活動セミナーに積極的に参加したり、ウェブサイト『Web Ash』に掲載されている企業紹介や面接体験記を参考に面接対策を行いました。バドミントン愛好会の友人とは、悩みや不安について互いに話し、励まし合うことで、精神的に乗り越えることができたと思います。

大学生活を通じて
成長できたと思うことはなんですか?

多くの人と関わることでコミュニケーション能力が身につき、就職活動の際も初対面の人と話すことにあまり抵抗がありませんでした。

今後の夢や抱負は
なんですか?

幼い頃からの夢だった宇宙関係の仕事ができることに誇りをもち、日本の宇宙開発の発展に貢献していきたいです。

※所属学部・学年は、2019年度取材当時の表記です。

私の成長のステップ

1年次は、新しい環境に慣れることに必死でした。バドミントン愛好会に所属し、学部学科以外の仲間との出会いが、その後の学生生活を有意義にしてくれることになりました。

2年次は、英語の担当教員のアドバイザー・グループのプログラムで、ニュージーランドに約1ヵ月の短期留学を経験しました。日中は語学学校で英語を学び、夕方からは友人とオークランドの街を観光。夜はホストファミリーと一緒に夕食を楽しむことで、自然にコミュニケーション能力が高まりました。

3年次は、サークル活動の班長として夏合宿の運営に努めました。チーム対抗戦を行い、私たちのチームは準優勝でした!1~4年次生までいるチームをまとめるのには苦労しましたが、最後には家族のようになり、とても良い経験になりました。

4年次は、所属している研究室の坂本貴紀教授がNASA時代から携わり、私自身もデータを使用しているSwift衛星の打ち上げ15周年をお祝いしました。私はSwiMMというソフトウェアを使って、Swift/BATの観測データの解析をテーマに研究を行っています。

※アドバイザーとなる教員と学生が学部・学科を超えて交流する、ゼミナールとクラブ・サークルを合わせたような団体での課外活動

バックナンバー

*掲載されている人物の在籍年次や役職、活動内容等は、特記事項があるものを除き、原則取材時のものです。

学部選択

分野選択