わたしたちが発信する
青山学院大学の魅力
part 2
OVERTURE
キャンパスツアーガイドボランティア(CTGV)は、青山・相模原両キャンパスを訪れる高校生や保護者の方々に、ツアー形式で青学の魅力を伝える、大学の入学広報部直属の学生ボランティア団体です。約100名のメンバーが、オープンキャンパスなどのイベントでキャンパスを案内するほか、入学試験会場での案内など、本学をめざす受験生をサポートしています。
在学生だけが知っている
「青山学院大学」の魅力を
伝えます。
キャンパスツアーの目的は参加者にキャンパスの魅力を紹介することですが、最終的には、青学を好きになってもらうことが目標です。そのためには、私たち自身が楽しみながら案内することが大切だと考え、CTGVの代表として、ツアーガイドが笑顔になれる環境づくりを心がけています。
また、CTGVの活動は大学の入学広報部との連携が欠かせません。入学広報部からの依頼をガイドに伝えたり、ガイドからの質問を入学広報部に問い合わせたり、情報交換が円滑にできるよう努めています。代表という全体をまとめる立場ではありますが、幹部やメンバーが業務を積極的にサポートしてくれるので、大変だと思ったことはありません。助けてもらうことばかりで、メンバーの皆にはいつも感謝しています。
キャンパスツアーでは、大学案内パンフレットでは伝えきれない、学生ならではの視点で「青山学院大学」を紹介したいと考えています。目指しているのは、在学生である私たちが日々感じている青学の魅力を、私たち自身の言葉で伝え、公式パンフレットとはひと味違った青学の姿を知っていただけるツアーです。そのために、新学期の始めと学期末に研修期間を設けてツアーの練習を行い、しっかりと準備や情報の更新をしています。ツアーガイド同士でグループをつくり、ガイド役と参加者役に分かれて練習するのですが、準備してあるツアーマニュアルにはない会話術、青学のちょっとしたスポットなど、その都度、新しい発見があり、学年が上がっても学ぶことばかりです。
現在のようなコロナ禍の大変な社会状況の中、受験生のみなさんの心労は計り知れないものとお察しします。しかし、誰も経験したことのないこの状況を乗り越えることができるみなさんは、きっと誰よりも素敵な人になるのだと思います。そんな素敵なみなさんと、キャンパスでお会いする日を楽しみにしています。
文学部日本文学科 3年
松浦 史歩さん
ガイドも参加者のみなさんと
一緒に楽しんでいます
私が初めて大学のキャンパスを訪れたのは、高校時代、相模原キャンパスで開かれたリケジョのイベント(理工系志望女子対象イベント)に参加した時でした。青学や理工学部の伸びやかな雰囲気が自分に合っていると感じましたし、キャンパスも素敵で、ここで学びたいと強く思うようになりました。高校時代の先輩が所属していたことでCTGVを知り、現在は相模原支部の代表を務めています。
相模原キャンパスにはさまざまな魅力がありますが、きれいで広々とした空間や、設備の快適さは、ぜひ伝えたいポイントです。たとえば万代記念図書館は、一人一人の閲覧スペースも広く、窮屈さを感じることはありません。3階まで吹き抜けの構造になっていて、窓も大きく、とても開放感があります。私もお気に入りの場所で、勉強の合間に座席から見える広いキャンパスの風景を眺めて癒やされています。
キャンパスツアーは、参加者とガイドが一緒に楽しむことができるのも魅力だと思います。私がガイドをする時はいつも、相模原キャンパスの食堂で日替わりのソフトクリームをおすすめしているのですが、参加者のみなさんと好きな味について盛り上がるのが毎回とても楽しいです。一方で、みなさんに楽しんでもらうためには、大変な面もあります。オープンキャンパスは多くの方が参加されますが、夏の暑い時期に行われるので、熱中症対策にも気をつけてツアーを企画するなど、さまざまな配慮が必要です。過去のツアーの経験を元に、毎年企画を改善し、より良いツアーになるよう心がけています。
CTGVでは、メンバー、大学の職員、ツアーの参加者など、多くの人と関わる機会があります。そのたびに、どのようにしたら相手に分かりやすく、効果的に物事を伝えられるかを考え、相手の立場に立つことの大切さを学びました。活動を通じて、周りの人に対して今まで以上に思いやりを持つことができるようになったと感じています。
理工学部物理・数理学科 3年
塩田 珠里さん
CTGVの活動は、
誰かの人生を変えうる。
ツアーガイドとして、青学で過ごす毎日が情報収集だと思っています。青山キャンパスの9号館地下のトイレの清潔さ、メインストリートの朝の木漏れ日。1号館や2号館のように戦時を乗り越えた歴史ある校舎があり、14号館や17号館のような近代的な建物もある。「いいな」と思った瞬間にメモを取り、些細な魅力も見逃さないように気をつけて、ツアーで紹介しています。
また、ツアーに臨む際は、場を盛り上げるための事前準備を欠かしません。埼玉県の高校生を案内することになった時は、「十万石まんじゅう」「コバトン」など、埼玉の話題を調べてツアーに取り入れました。予想していた以上に笑いが起き、喜んでもらえたのでうれしかったですね。今年はオープンキャンパスもオンラインで行われることになり、青学の魅力をどう伝えるか、我々の腕の見せ所です。
CTGVの活動に参加したのは、中学3年生の頃、学校紹介のツアーのボランティアを経験したことがきっかけです。「私の通っている学校はここが良いよ」「ここが面白いよ」と魅力を伝えるのですが、その言葉が通じた瞬間、受験生の顔が明るくなるのがたまらなくうれしくて、大学でも続けたいと思いました。
そして今、CTGVの活動を通じて感じているのは、少し大げさかもしれませんが、この活動は誰かの人生を変えうるということです。
「あなたのツアーに参加して、娘の第一志望が青学になったんですよ」。昨年の入学式の日、新入生の保護者の方に、そう声をかけられました。「狩野さんのツアーに参加したことがあるんです」とCTGVの後輩に言われたこともあります。とてもありがたい言葉です。CTGVに入って良かったと心から思えました。受験生には「青学に入りたい」、保護者の方には「青学って良い大学だな」と感じてもらえるきっかけをつくるCTGVの活動は、本当にやりがいのあるものだと感じています。
文学部日本文学科 3年
狩野 祐輝さん
キャンパスツアーガイドボランティア(CTGV)
キャンパスツアーガイドボランティア(CTGV)は、青学の魅力を感じてもらうため、在学生が学外の方に向けてキャンパス内の施設を巡りながら名所を紹介するキャンパスツアーを行う入学広報部直属の団体です。授業のない時間帯(空きコマ)や8月のオープンキャンパスなどでキャンパスツアーを行い、週1回、お昼休みにランチタイムミーティングを行って他学年との交流や全体の情報共有を行っています。