シリアル番号のないカメラがやってきた〜GR21
2022年 03月 23日
RICOH GR21
コンパクトカメラ史上超広角21mm単焦点レンズが搭載された唯一の機種(たぶん)
2001年4月に発売された
当時の価格は、138,000円
露出制御はプログラムAEと絞り優先AE
露出補正は1/2刻みで+2から-2まで
ISO感度を手動設定でき、フードも標準装備され、フィルター装着ネジも切ってある
一眼レフの単焦点21mmを凌駕するような描写性能と謳われ
ハイアマチュアやプロの心をくすぐる仕様で出された
ただ、商売としては尖りすぎだったのか今ひとつだったと言われている
それ故、市場に出回っている数も少なく珍しい部類のカメラみたいだ
もうずいぶん前の事になる
知床峠付近で風景撮影してたら本州から観光に来たと言うオヤジさんが車を駐めて話しかけてきた
「私はね、何処に行くにもこれだけ持ってく」とRICOH GR21を見せてくれた
「写りは抜群だしさ、小型で邪魔にならない
21mmだから市街地や風景にも使えるし、室内で引くことができないところでも威力を発揮するし
旅カメラとして最強だよ」
撮らされてる感はあるけど使い勝手はすこぶる良い
それ以来、いつかはGR21と思い続けていた
発売から12年経った2013年に、メーカー修理も終了だし
長く使うなら今が最後のチャンスかもと思い真剣に探しだしていたら
ケース、ストラップ、フード付きの個体がネットショップに出ていた
価格も当時の相場に比べ付属品が揃っていたわりに高くはない
とは云っても、高値安定の人気機種だったから思い悩んだ末
これこそは一期一会と思い切って購入した
やってきた個体はまぁまぁ綺麗でモルトも動作もしっかりしていた
だけど何処をみてもシリアル番号が見当たらなかった
だからお買い得品だったのかな?
シリアル番号がシールを貼っただけで剥がれちゃったの?
もしかしたら、販売直前のテスト機だったとか?
・・・
シリアル番号で写真を撮る訳じゃないのでどうでもいい話しなんだけど
だけどやっぱり気になる(笑)
そんな曰く付きのカメラも購入してから10年
使用機会も多いGR21にはこれからも頑張ってもらいたい
ポルトガル・リスボン
by Letsgo_M
| 2022-03-23 06:35
| RICOH GR21
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