2024/02/23
鮒ずし
高島の勝野に鮒ずしを買いに行ってきた。
鮒ずしと言えば子持ちのニゴロブナを食材とし発酵させる滋賀県を代表する郷土料理。
春に、大きな桶にご飯とウロコや内臓を取り除いたニゴロブナに塩を詰めを交互に並べては重ねていき、上に重石をのせてそのまま保管。
夏に一度取り出し、水洗いし塩抜きし、今度はご飯を腹に詰め込み、再び桶にご飯とともに並べる。
そして再度重石をのせ、乳酸発酵させる。
早ければ、その年の秋にも食べられるが、さらに熟成させるために2~3年漬けることもある。
鮒ずしは醗酵したフナが発する独特の強烈な臭いがする。
その匂いは、好きな人には気にならないむしろ美味しい香りだが、苦手な人には吐き気をもよおすような強烈な腐臭に感じられる。
私はゴルゴンゾーラなどのブルーチーズも鮒ずしも大好きだが、妻は苦手。
おかげで、美味しい貴重なチーズや鮒ずしも心置きなく独り占めできる(笑)
高島市勝野にあるこの鮒ずしの店は、昔からの町割り水路に面していて創業400年とかで、この日は18代の女性店主がお相手してくれた。
この店が巻頭に紹介されている、こんな本があった。
買ってきた鮒ずし
独特の香りがあたりに漂う。
これか食べ始める。
白ワインより日本酒のほうがあいそうな気もするが、既に栓を抜てしまったのでとりあえず白ワインで。